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縦割り演習と二年最強

アカデミーに入学して一か月ほどが経った。この一か月実力がある者が成績を残しAPを稼ぐという流れがしっかり出来上がっているが特筆すべきは下位クラス含めた元々実力の無い生徒たちの恐ろしいまでの成長速度だろう。一か月でこれなのだからアカデミー出身者は殆どがエースパイロットになるというのも頷ける。俺とリンは目立ち過ぎないがしっかりとAPを稼ぎ二人とも一年の中でも上位20人には入る成績があるはずだ。そんなところでやってきたのが一年二年合同の縦割り演習だ。これは実力が付いてきて調子に乗り始めた一年に二年との実力差を叩きつけるのがメインの目的だ。全生徒が成績を考慮されながら8チームに分かれ内二年の一人が大将を務める。大将が撃破されたら失格という簡単なルールだ。チーム割は運良くリンと一緒だった。ウチのチームの大将は2年の成績3位の赤髪の美人コージー先輩だ。彼女は入学時、Bクラスからスタートしここまで成り上がったらしい。3位なだけあって実力は確かだ。コージー先輩が招集を掛けてミーティングが始まる。

「いいか最も警戒すべきは2年の成績一位、クラウスだ。奴の前では私も一年も大して変わらない獲物でしか無い。奴に五分に持ち込めるのは2年の成績2位チャリオット。だが、私はチャリオットになら対抗出来る。つまり我々の目標はチャリオットとクラウスをぶつけさせ漁夫の利を狙う事だ。なので我々は私を餌に打って出る。そうして上手く奴ら二人をぶつけさせるのだ。アイツらはアホだから互いの姿を見れば周りに構わず雌雄をつけ始める。」

その後コージー先輩は一年にそれぞれ得意分野を確認しポジションを割り当てる。俺は機動強襲、リンは狙撃支援と申告し俺は右翼2番手、リンは右翼後方に割り当てられた。

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