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エピローグ

 世界を救った三女神はめっちゃモテた。モテにモテた。これでえるしぃちゃんはニッコリ……にはならなかった。


 あのアラメスを殲滅する際に発生した超重力場。


 世界規模で自然環境を変動させ国連組織から請求書と言う名の資産差し押さえが発生したのだ。


 世界を救ったね! えらいえらいだよ! でも、それとこれとは別だよね?(ニッコリ)


 なんとか脅して請求を引っ込めさせたが、えるしぃちゃんの個人資金は全部エル・アラメス・プロダクション改め、エル・メシア・プロダクションに吸収されてしまう。


 アラメスと言う名は縁起が悪かったので改名されたのだ。


 真の女神となったえるしぃちゃんは異常気象や災害を抑えるために西へ東へ東奔西走。たまに慈愛と闘神を出してお菓子を食べながら食っちゃ寝はしている。


 プロダクションの活動内容も大規模災害の対応や、たまに食品の案件なども行っている。日本政府公認の外部協力組織となったのだ。


「う~ん、忙しいよ~蓮ちゃ~ん」


「また、だらけとるんかい。――まぁ、先日も砂漠を緑化したしな。プロダクションにめっちゃ金振り込まれてたから寄付金に回しとるわ。しばらくはイメージアップの為に活動するんはしゃあなしやろ――税金も掛けられとらんしな」


 一応日本政府も協力の姿勢を見せている。救世主を三人も国内に擁しているので優遇しない事により海外に移住でもされたら大変だからだ。


 えるしぃちゃんの側に鈴ちゃんが近寄ると抱き締めて甘やかし始めた。


「えるしぃちゃんは一杯頑張ったのでわたしで癒されて下さいね」


「なんや、エセ言葉辞めたんかいな? ――って癒すのはウチやで? ほ~ら、ハリのあるおっぱいさんやで?」


「またみんなで喧嘩しない! ――取り合いになるくらいなら、えるしぃちゃんに慈愛さんと闘神ちゃんを出してもらえばいいでしょ?」


「だって、闘神ちゃんも慈愛さんもガードが堅いんよ~! やっぱりガードの緩いえるしぃちゃんしかおらへんわ!!」


「慈愛さんはわたしには優しいですよ? 愛してくれていますしね」


 いつも通りのえるしぃ争奪戦がエル・メシア・プロダクションの事務所内で行われる。


 この様子を見る社員達は――今日も平和だな~と思っている。


 あの事件以来、社員は増員され数百名程増えている。各部署のトップには雷蔵や、カメ子、ウィザー丼などが付いている。


 ちなみにボロアパートが改築されて社員寮として現在利用されている。オーナーの婆さんは管理人として悠々自適な暮らしをしている。


 蜉蝣、退魔機関の聖人たちや、信仰者達《魔神教》は相変わらずの狂信者ぶりだが、慈愛の女神が何とか説得し共にエル・メシア・プロダクションの社員として働いている。




「お色気ムンムンで、えちちなバインバインのメス属性にモテてるし、第一目標は達成されたのかなぁ~? あとは――――」




 承認欲求高めなハイエルフの目標は限りを知らない。


 また、世間を騒がせ、ちやほやされにいくのだ。




 お わ り




 ――おや? 私の端末がひとつ消失したようですね。取るに足らない欠片でしたが……。何れ調査に向かいましょう。

※あとがき


最後まで読んで頂きありがとうございます。


ノンプロットで見切り発車だったため途中設定がブレていたのは作者の実力不足です。


次回作も楽しんで頂ける作品を作っていきますので、機会がありましたらご一読の程をよろしくお願いします。


作品の評価をして下さった方々も本当にありがとうございました。


追伸・予想以上に本作が読まれています。承認欲求高めなTS転生配信者エルフちゃんNEXTという名で続編を執筆しております。機会がありましたら楽しんで行って下さい。


 世も末

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― 新着の感想 ―
[良い点] めっちゃ面白かった。この話とは別に誰かが暗躍することなく平和な配信話しを1000話くらい読みたいわ
[一言] 多重人格や闘神とか、そういうのが出てくるまでは楽しめてました 中盤からひたすらキツかったですね 余計な要素で台無しになった感じ
[良い点] やさしいせかい [気になる点] 神聖エルシィ帝国の皆様の今後 [一言] 読了。 面白かったです。他作品も一気に読んでいくぞぉ… えるしぃちゃんこっちの地球にも来てくんないかなぁ(遠い目
感想一覧
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