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無属性魔剣士の聖戦記  作者: バナナ―ド
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それぞれの未来

いよいよ、最終回です。一応ハッピーエンドかな?

エルシードが居ない間に攻めたはずのリカーム城に送った熾天使2柱と大天使1柱を失い、いよいよセルフィエル以外の大天使を全て失ってしまった。


 さすがに、もう攻めては来れないのだ。


 天界の魔女セルフィエル曰く、「時に天の意思に反してこのような異能の戦士が現れるという事実を我々は学ぶべきであろう。」と、そして付け加える。


 「できるものなら、ゆっくりとあの魔剣士王子と話をしてみたいものだ。」


 自分よりも弱いはずの魔剣士は、幾度となく対戦し、時には仲間と助け合い、時には自分を盾にしても仲間を守り、時には仲間の力を借りて、セルフィエルに勝ち続けてきたのだ。


 今となっては、くやしさよりも興味が上回っており、現在はむしろ敵としての感情抜きに接触したい衝動に駆られているのだ。




 


 天界侵攻後の魔剣士たちは、経験を積み強くなった自分たちに自信を持っていた。


 現在は、ミリス帝国のアルカテイル自治区とドラウネス王国のアルカテイル自治区に分かれて魔剣士の育成に力を入れている。


 最後の天界侵攻で一度命を落とした、ランディアは、蘇生が間に合い元気にドラウネス王国の自治区で働いている。


 大天使1柱を倒した功績で現在の首席魔剣士として活躍しているのだ。


 ドラウネスには他に、ジルベール・アーバイン・ティルレインの4人体制である。


 ミリス帝国には、すでにタイラーが指導に当たっており、その手伝いとして娘のパルシェ・リカーム城からは、スレイン・レシールの二人が出張している。


 アルカテイル兵との約束通り、自治区同士は転移魔方陣でつながっており、自由に故郷に行き来できるようになっており、活発な交流も行われているのだ。






 ルフェリアことルフェリエル、べルガリエルの2柱は王城の生活に満足しており、エルシードの相談役としてとどまっている。町の裏手に大きな神殿を2つ作りそれぞれの宗教も順調に立ち上がっているようだ。




 


 エルセフィアは、リカーム城にの戦闘で大きな怪我を負い、出血多量で危険な状態だった。珍しい血液型であったが、なぜかエリアリーゼの血液が適合して輸血を行うことで一命をとりとめていた。


 立場的には、以前の名誉も復活していたが、本人はもう戦いたくないという意思表明をしており、魔剣士の席を辞退していた。


 すでにエルシードから受け取ったシャインエメラルドの腕輪があれば、エルシード以上の戦闘も可能な彼女だけに、惜しまれるところだ。


 現在は第二王妃として、エルシードの傍らに立っている。


 第一王妃のエリアリーゼの目が怖くてあまりデレデレしていられないのが、本人の悩みである。


 彼女も次の聖戦に備え年齢を固定されている一人であるが、これからも憧れのアルカテイル王を命を懸けて支えていくのだろう。






 エリアリーゼは、反省していた。エルシードの優しさ、優しさからくる優柔不断さを理解しながら、困らせてしまった事を反省しているのだ。


 エルシードが戻ってからは、すべての判断をエルシードに任せ、エルセフィアとの接触も自由としている。


 それでも、いつも自分を優先してくれるエルシードに感謝しているこの頃なのである。


 エリアリーゼは第一王妃に即位し、傍らで多くの新しい魔法構成を作り上げ、魔導士の後輩たちに指導している。


 こちらの成果は非常に優秀で、かなりの力のある魔法士たちを創出し、他に類を見ないほど強力な魔法士部隊を作り上げている。


 目下のところ、エルシードの第一子がお腹の中におり日々満ち足りているのだが、生まれてくる子供に翼が生えているのか、微妙に気にしている所だ。






 旅から帰るなり、天界との戦闘に巻き込まれた本人は、エルセフィアの看病に当たり、病状が落ち着くやエリアリーゼとそして支えてくれる皆と話し合った。


 周りにいる皆が全て大切なこと、失いたくない事、争いなく楽しく過ごせること、他愛のない話だが、きわめてストレートな気持に、エリアリーゼ含めて周囲の存在はエルシードの願いの全てを受け入れるしかなかった。


 問題のエルシード自身は、現在自分で作った魔法具を使って、自らの左腕を作成して装着・癒合に成功し、現在は大きな不自由なく生活している。


 もちろん剣術も双剣に戻しており、昔の力を取り戻したつもりでいる。


 現在エルシードは、他国からの許諾認識され、小さいながら現在の領地を拝領して新生アルカテイル王国を立ち上げ、一国の王として認められていた。


 自分では臨んだわけではないのだが、ルーセリア・エルシア・ドアルネス・ミリス・ジラードの許可声明を受けて、アルカテイル王国の復活となったのであった。




 メルティゼロは、嬉しそうに話す。


 こいつら優秀だったよ。


 過去に苦汁を舐めた聖戦から、こんなすっきりとした気持ちで勝利を勝ち取れたなんて、何も言うことはない。前聖戦ではどれだけ泣いたことか・・・


 アルシオンはゼロに話しかける。


 こんな気分でお前と話せるなんて過去になかったな。


 少し恨み辛みや、争いの話ではなく、こうやって微笑むことのできる会話ができていることが最も幸せなことだ。


 これから300年は平和が続いてくれるだろう。


 ゆっくりと、この優しき者たちが生きていく姿を見せてもらおうか・・・


今回は行き当たりばったりで執筆させていただいた作品でしたが、今度お会いすることがあれば、もう少し計画的な作品が出来たらよいな~と考えております。

 いままで、ご閲覧ありがとうございました。また機会がありましたら、宜しくお願い致します。

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