入学4
話の進み具合が遅くてごめんなさい!!
少しずつでも頑張ります!!
「さて、次はこの私立札幌帝国高校について話そうか…………」と横沢は言ったがすぐにチャイムが鳴る。
「これは残念だ。今日はこれでおしまい。」横沢の表情は元戻っていた。
その後保護者が先に退室し、生徒は下校となった。
「副島。悪いが帰りの挨拶を頼む。」
「わかりました。起立。さよなら。」
「さよなら…」数名が続いた。
横沢はさよならと言ったあとは何も言わずに教室を出た。
康介は横沢が教室を出たのを確認すると、すぐに後ろを向いた。石嶺は予想していなかったような表情をしているが、康介は気にせず話しかける。
「えっと。藤井康介。康介って呼んで。」
「あっうん。石嶺涼太です。物理、化学が得意かな。」
「そっ……」康介は会話を続けようとしていたが、周りにはクラスメイトが集まってきていた。皆、涼太と話したい様子であり、康介は席を退いた。
「帰るか?」光輝が康介の後ろから言う。康介はただ頷くだけだった。
康介と光輝は学校玄関を出ようとしていたが、靴箱に辿り着くまえに、2、3、4組の生徒の塊があったため進めないでいる。
「朝の天使みたいな子可愛いすぎたよなぁ。」
「それって2組の綾瀬?」
「えっ。お前のクラスだったの?」
「綾瀬さんもいるけど、隣の子もやば可愛いでしょ。」
「それは若松さんでしょ。」
「まさかの2組か?」
「そや。女子ガチャ成功したよなぁ。」
「どっちが綾瀬さん?」
「背が大きい方だよ。俺は若松さん派だけどな。」
塊の中から二人の女子生徒についての話が聞こえてくる。
康介と光輝は綾瀬と若松いう名を聞いて驚いていた。二人は朝の出来事を思い出していた。
校門前で康介が光輝の足止めをしていたときだった。二人の女子生徒が康介と光輝の横を通った。康介は視線を感じていた理由がすぐに分かった。彼女たちだ。
「次元が違いすぎる。」康介は思わず呟いていた。
「えっ。なに?」聞き取れなかった光輝が聞いてくる。
「彼女たち。レベチすぎる。」康介の目は釘付けになっている。
「お前。惚れたのか?」光輝がチャチャを入れながら笑っている。
「そんなわけない。俺は高校卒業までそういうことから一歩引いている。」康介は急に声のトーンを下げ真面目な表情になっていた。
「そっかー。そりゃ残念。残念。俺は康介がその言葉をいつか撤回することに一票いれとく。」と光輝は言いながらも彼女たちに釘付けになっていた。
二人の女子生徒が康介と光輝には目もくれず、学校玄関に向かっていく。ほとんどの男子生徒が目を奪われ、既にわかりやすく心をも奪われている生徒もいた。それは男子生徒に限らず女子生徒も釘付けになっていた。道を塞いでいた集団も二人を見ると道を自然に開けていた。
二人の女子生徒は足を止めることなく進んでいたが、二人の勇気を出した男子生徒がスマホ片手に近づいていった。男子生徒は連絡先の交換を申し込んだようだったが、背の小さい方の女子生徒は教えていたようだが、背の高い方の女子生徒は携帯を取り出したが交換している様子はなかった。
次話投稿頑張ります!!
吉田しか勝たんってとこですかね(何事………とくに内容に関係ないです…………)