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高校逆転人生  作者: 烏谷環
入学編
1/6

入学1

趣味で作りました!

短いけど続けていきたいです!

1話約3分程度で日暇つぶしに読んでみてください!

2019年 4月8日 まだ雪が残る春。私立札幌帝国高等学校。入学式。新1年生が目を輝かせながら、玄関前に群がっていた。同じ中学校グループやいかにも野球部と思われる集団が、校門から校舎へとつながる道を埋め尽くしている。


 そんな中、前髪が目にかかっているほど長く、暗い雰囲気を纏わせている藤井康介と、ハッキリとした顔立ちの周りを引きつけるかのような副島光輝が校門に立っていた。


 「光輝、、、待って。俺、まだ心の準備が、、、」康介が校舎に向かうのを躊躇っている。

「行くぞーーー。俺は先に行くぞーーー。」光輝は康介など無視して校舎に向かっていこうとするが、腕が引っ張られる。

「そうやってグジグジしたって何も変わらないぞ。」光輝は投げ捨てるように言った。

康介は何かと気持ちの整理が必要なのである。

「中学の入学式でもそうやってただろ。意味ないって経験済みだろ。さっさと行くぞ。」

光輝の声は高校への期待か、弾んでいた。

「なぁ。光輝。何かと視線を感じるのは俺だけか?男女共にチラチラしているのだが、、」

光輝は中学の頃から人当たりがよく、男女問わず人気があった。康介はきっと高校でも始まってすぐ人が集まり始めるのだ。と思っていた。

 すると光輝は周りを見始めた。2回くらい首を横に振ると何かを確信したような顔をした。

「今に分かるよ。」

「はい?」返答になってないと問い詰めようとしたとき右から何かを感じ、問い詰めることをやめた。


 入学式を終え、教室に戻ろうとしていた。入学式のあった体育館から出た瞬間どのクラスの生徒も話し始めていた。初めましての挨拶を済ませているのか、障壁なく話している。

 

 康介は顔を上げないようにしながら前を向いていると、二人前にいたはずの光輝が来ていた。

「前見て歩けぃ」軽く胸を叩かれた。

「前は向いてる。」言い返してやった。

「そういうことじゃねぇーよ。いつまでも下向くなってことよ」

「気にしてねぇよ」食い気味になってしまった。


 教室に戻り、黒板に書かれている席に座った。チラホラ会話をしている生徒はいるものの、基本的に静かである。原因としては担任の教師がなんとも言えない顔で教壇の前に立っているからだろう。


 康介はボゥーとしていた。窓側の前から3番目。外を見ていたのだが、急に違和感を覚えた。

 あれ。なんで康介は右端の1番前なんだろう。副島(そえじま)だからサ行のはず。このクラスにはア行とカ行から始まる生徒はいないのか。珍しい。中学の頃の出席番号は俺が16で康介が8とかだった気がする。


 少し経つと入学式の行われた体育館から保護者が教室に入ってきた。

頑張って次も投稿したいです

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