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魔王と勇者の出逢い方  作者: 行方不明
31/39

ほんわかぱっぱ

*勇者家


神「勇者ー!野球しようぜい!」


勇者「…………」ミミフサギ


未来王「勇者よ。友が招集に参ったぞ」


勇者「僕は野球が下手なんだ。どうせまたからかわれて、神罰を受けるだけさ」


精霊「いるのはわかってるざますよ!くふふふ!」


未来王「君は情けないと思わないのか」


勇者「だって仕方ないことだろう!」


未来王「困難に立ち向かう勇気こそが、真に讃えられるもの。我は結果など求めぬ」


勇者「なんだい!他人事だからってえーらそうに!」


未来王「我は君の未来を案じ、提言しておるのだ」


勇者「僕だって本当は、野球がしたいさ……でも……」グスッ


未来王「仕方のない」ガサゴソ


勇者「何か出してくれるの!?」ケロッ


未来王「まったく君という奴は呆れる」


勇者「出してくれるんだろう!ほらほら!」


未来王「こほん。勇者よ、ひとつ誓え」


勇者「何を?」


未来王「これからは、前向きに直向きに努力を重ね、精進を怠らぬことだ」


勇者「ああ誓う誓う!だからはやくー」


未来王「やれやれ……」


てけとん!


未来王「理断りバット!」


勇者「理断りバット?」


未来王「君が球を打てぬという様な、悪い理を断って、良い理へと導いてくれる道具だ」


勇者「さっすが未来王!」


未来王「ただし。この道具は使えば使うほど、持ち主に厳しくなる」


勇者「へえ。ま、そうなる前に返せばいいだけの話だ」


神「うおい!いつまで待たせやがる!」


精霊「お腹が痛いざますか?くふふふ!」


バタン!


神「おせえぞ!」


勇者「すまない、待たせた!」


精霊「勇者のくせに、やけにやる気ざますね」


勇者「今に分かるさ」


*空き地


勇者「そおれ!」カキーン!


神「うおお!今度はホームランかよ!」


精霊「ひゃあー……こりゃアンゴルモア大王でも降りてくるざますね」


獣娘「勇者さん!すごいわね!」しっぽふりふり


勇者「けもちゃあん!いやあ、それほどでもあるよ!はっはっはっ!」


神「げえっ!」


勇者「どうしたんだい?」


神「お前のボールが、窓を破ったみたいだ!このまぬけ!」神罰降雷


勇者「つあああ!」カキーン!


パリーン!


精霊「またやったな!知らないざますよ!」ぴゅー


神「待てよ精霊!」ぴゅー


獣娘「勇者さん……」しっぽしゅん…


勇者「わかってる、僕が悪いんだ。正直に謝ってくるよ」


獣娘「えらいわ!頑張ってね!」みみぴこぴこ


*魔王家


勇者「ごめんく」


魔王「ばっかもーーーん!!」


勇者「ひいっ!」ビクッ!


魔王「二枚も破りおったな!」


勇者「学校で噂の、魔王の家だったのか……」ボソッ


魔王「何か言ったか?」ギロリ


勇者「いえ……へへへ」


魔王「笑い事ではなーーーい!!」


勇者「ごめんなざーい!!」うわあああん!


*勇者家


勇者「ツーカー!」プンスカ!


未来王「何?バットが守ってくれなかっただと?」


勇者「そうだよ!また不良品なんかよこして!ひどいや!」


未来王「先に申したであろう。使えば使うほど、持ち主に厳しくなると」


勇者「う……」


未来王「それは、都合の良い道具では決してない」


勇者「じゃあ返すよ、痛い痛い!何だ!?」ボコスカ


未来王「勇者よ。そういえば宿題はどうした?」


勇者「まさか!った!やめろって!」ボコスカ


未来王「そのまさかだ」


勇者「未来王!こうなることが分かってて僕に、あいたっ!」ボコスカ


未来王「ふふ、素直に努力せい」


勇者「そんなあ!うわあああん!!」ボコスカ

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