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色とりどりの黙示録  作者: owen
序章
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?の章

 

 こんなはずじゃなかった。

 暗闇の中を漂う少女は、独り思う。

 幾度となく繰り返し、思う

 気が狂いそうなほど長い時間、独り思う。

 どうしてこうなったか。

 何故、彼女が死ぬ必要があったのか。

 その疑念は、いつしか憎悪に変わっていた。

 消えぬ憎悪を抱き、暗闇の中を漂う。


 時間の流れを忘れた頃のこと。

 奴の気配を感じた。

 今ではもう、家族でもなんでもない、憎悪の対象である奴の。

「…………る」

 緑色の火花が暗闇を照らし始める。

「殺してやるッ」


 いつからだろう。


 心に殺意しか抱かなくなったのは。


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