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夢
ただいま修業中の身です
下手な文章ですが、読んでいただければ幸いです
改めて書き直しましたが、文の最初を空白にする方法が分からず放置してしまっています
今後ともよろしくお願いします
血だ。
無数の死体が漂う血の海に、立ち尽くしていた。
『殺したな』
男の声が聞こえる。
『また殺したな』
辺りを見ても、生きている者はいない。死体が声を発しているのかと思う。
だが、声は、
『あとどれだけ殺せば、お前の中にある憎悪は満足するんだ』
すぐ側から聞こえてきた。
両手を見下ろした。
血で、赤黒く染められた両手。
大勢を殺してきた、穢れた手。
その手を、誰かが握ってくれた。
暖かい手だ。
顔は上げなかった。相手の顔を、直視したくなかった。
『所詮、お前は感情が無い血に飢えた獣さ』
それでも……………………