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3-4

「どうしようかなあ?」


 困っちゃったよ。突然、比良ちゃんのお祖父ちゃんが現れるなり比良ちゃんを連れ去っていってしまった。比良ちゃんは気絶させられて連れてかれたから、きっと目覚めるなりパニックだろうけど、比良ちゃんのお祖父ちゃんなら問題ないよね。うん。


「どこかで遊んでから帰ろうーっと」


 久々に都心の方まで来たものの、特にする事なんかないよ~……うん?


【キミだけの分身アバター頂点トップを目指せ!】


「うっひっひぃぃぃ」


 可愛い女の子が喋ってる! このゲームのキャラクターかな。……わたしが可愛い女の子に!?


【待ってるよ!】


「いくいく!」


 こんな可愛い女の子で遊べるゲームがあったなんて!

 バーチャルの世界に飛び込もう、か! 待ってて。

このポッドっていうのに入って、お金を入れてスタート。うわー! 綺麗な景色だなあ……それに、ゲームの中のわたしも可愛いよお。外見はわたしの好みだから当然だよね。


【プレイヤー、来ました】


「来た!? どこどこ!」


 どこから来るの? 分かんないよお。


「ん? もしかして初心者」


 いつの間に!?


「はい。えと……」


「キリフダー、だ。ゲームの中だと侮っていたか?」


 黒いアバターだあ。ヒーローみたいで格好いいなあ。リアルの男性は駄目だけど、ゲームの中なら大丈夫……かな。


「正直、キャラの女の子が可愛くて……。ゲームのことは解らないんです」


「ふぅん。よし、これも何かの縁。そっちさえ良ければ、このゲームのイロハを教えよう」


「えっ……。え、えと、男性と一緒にですか……」


 教えてくれるのは有り難いけど、不安だよお。


「このゲームでの迷惑行為は禁じられている。心配は無用だ」


「は、はい。じゃあよろしくです」


 ゲームだもんね。それにこの人は大丈夫……多分。ちょっぴり不安だけど、うん! 信じてみよう。

 比良ちゃん。比良ちゃんも頑張ってね!

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