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プロローグ!
僕のお姉ちゃんは小学六年生のとき病気で死んだ。
小学四年生の僕が初めて「死」を間近でみた瞬間だった。
お姉ちゃんが死んだことを実感したのは、ふとしたとき……
朝ごはんを作っているお母さんのお手伝いをしている光景、一緒にテレビを見て笑っている光景
今もあったはずの一つ一つの光景が今はもうない
死んだ瞬間には実感出来なかったのに、一週間経った頃からは、常に泣いていた。
死んでしまったあとは、どうなるんだろう。
半年後、僕にも病気が見つかって……更に半年後に
ーーーー僕も死んだーーーー