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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

更地の月

作者:二条理
最新エピソード掲載日:2026/03/26
九条雅紀は、残ることが怖い。
父は生まれてすぐに死に、母も高校二年の冬に急死した。ひとりになった九条は、家を失い、卒業と同時に実家を売って東京へ出た。今、あの場所は更地になっている。
それ以来、写真に残るのが苦手になった。人に贈り物をするなら、紅茶や菓子のような消えものばかりを選ぶ。形に残るものは、いつか捨てられる未来を想像してしまうから。人の好意も、自分の痕跡も、うまく受け取れない。自分の存在価値を満たせるのは、仕事をしている時だけ。だから九条は、危ういほど自分を大事にしない。

そんな九条を見ていられない男が、三人いる。
昔から彼の“家があった頃”を知る幼馴染・真壁。
「いていい」と日常を差し出そうとする堀島。
そして、九条の壊れ方まで読み切り、「どこにも残れないなら俺が覚えてやる」と告げる二階堂。

けれど九条は、誰のものにもなれない。
残りたくないわけじゃない。
ただ、残ったあと、捨てられるのが怖いだけだ。

帰る場所をなくした男をめぐって、救済と執着と過去がぶつかり合う。
韓国ドラマのように劇的で、退廃的で、毎話心をえぐる山場が訪れる――
“残れない男”と、彼を愛してしまった男たちの、偏愛トライアングルBL。
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