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『おもてなしが過ぎる! ~亡国の王女と最強執事の、ボロ屋台からはじめる接客無双~』  作者: 家守 慈絵夢
第五章 ~亡命したけど金がない! 公爵令嬢(無職)、はじめての庶民ライフ~編
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第49話 帝国の追手!? かと思いきや、激走する父

 コダマ街道の荒野に、朝日が昇る。

 停車したオモテナシ弐号機ヴェアミーリオのリビングで、ロザリア・フォン・ローゼンバーグは目を覚ました。


 慣れない硬いソファ。だが、不思議と体は軽かった。

 隣を見ると、銀髪を爆発させ、口元を緩めて二度寝しようとしているライラがいた。


(……本当に、帝国を捨ててしまったのですね、わたくし)


 ロザリアは小さく微笑み、自らの決断を噛み締めた。後悔は微塵もない。

 そこへ、冷ややかな声と共に黒い影が現れた。燕尾服の執事、オトモである。


「お目覚めですか、ロザリア様」

 オトモは銀のトレイをテーブルに置き、残酷な現実を告げた。


「まず、貴女の資産は国家反逆罪により凍結されました。さらに昨夜の宴会費と私の美学費により、当店の金庫は空です。つまり、我々は今、文無しです」


「……は?」

 ロザリアの優雅な所作が止まる。

「文無し……?では、今日のライラさんのお食事は?おやつは?最高級の和牛は?」


「ありません。あるのはこれだけです。本日の朝食。激辛即席麺レッド・ヌードルです」


「な……!」

 ロザリアは後ずさった。

「……オトモ。わたくし、帝国のあらゆる毒飾を見てきましたが、このような視覚暴力は初めてですわ。これは……兵器ですの?」


「ただのカップ麺です。お湯を入れて三分待つだけですよ」

「三分!?煮込みもせず、出汁も取らず!?そんな魔法のような……いえ、邪法ですわ!」


 ロザリアは公爵令嬢としての常識を揺さぶられながらも、悲壮な覚悟でフォークを手に取り、自分用のカップの紙蓋をめくった。


 ペラッ。

 蓋がめくれ――そして、すぐにクルリと元に戻り、カップを閉じた。


「……?」


 もう一度めくる。ペラッ、クルッ。

 蓋は頑なに、中身を見せまいと元の形状に戻る。熱気で反り返っているだけなのだが、ロザリアの悪役令嬢としてのプライドが過剰に反応した。


 カッ!


「……反逆、ですわね?」


 ロザリアは立ち上がり、扇子でカップ麺を指弾した。その声は、舞踏会場の中央で罪人を告発するが如く、朗々と響き渡る。


「第一の罪!貴様はただの紙切れでありながら、わたくしに情報を隠蔽しようとした不敬罪!」

「第二の罪!主であるライラさんの空腹を妨げようとする業務妨害罪!」

「そして第三の罪!わたくしの優雅な朝を台無しにした精神的苦痛!」


 彼女はフォークを高く掲げ、冷徹に見下ろした。


「被告、最後に言い残すことは?……沈黙。よろしい、ならば有罪ですわ。判決を言い渡します!――死刑!!」


 ドスッ!!

 フォークが蓋を貫き、物理的にねじ伏せた。


「オーッホッホ!わたくしに逆らうからこうなるのですわ!ざまぁみなさい!」


 カップ麺相手に完全勝利したロザリア。だが、肝心の中身を口にする勇気が出ない。匂いだけで鼻が曲がりそうだ。

 その時。


「んー……いい匂い……」


 隣でライラがむくりと起き上がり、自分のカップ麺を掴んだ。ズズッ、と一口啜る。


「辛っ!……でも美味い。やっぱ朝はこれだよねぇ」

「ラ、ライラちゃん!?いけません、そんな下賤なエサを!」


 ロザリアが止めようとするが、ライラは気にせず、残りの麺をフォークで巻き取った。そして、ふー、ふー、と息を吹きかける。


「ほら、ロザリアも食べなよ。……あーん」


 差し出されたフォーク。ライラの吐息がかかったジャンクフード。


(ライラさんが……わたくしに!?しかし、これはどう見ても下賤な……ええい、毒を食らわば皿までですわ!)


 ロザリアは公爵令嬢としての矜持と葛藤しながらも、震える口を開けた。


 パクリ。

 口の中に、ジャンクな旨味と、計算されていない暴力的な塩分が爆発した。


「……ッ!!美味しい……!この暴力的な塩分、そしてライラさんの慈悲深い吐息……!まるで天使と悪魔のワルツですわ!」


「でしょー?美味いっしょ?」

 ライラがニカッと笑う。


「はいっ!世界一ですわライラちゃん!」

 公爵令嬢の常識が、万事屋の非常識にあっさりと敗北した瞬間だった。



「飲み干すなよ。顔がむくむぞ」

 運転席のキッドが呆れたように言う。


 その時だった。

 ビーッ!ビーッ!

 ミルカが改造した魔導レーダーが、けたたましいアラーム音を奏でた。


「敵影接近!後方より高速熱源体、急速に距離を詰めてくるわ!」

 ミルカがモニターを睨みつける。そこには、通常の装甲車を遥かに凌駕するスピードで迫る、一つの巨大な赤い点が映っていた。


「チッ、帝国の追手か!?近衛騎士団か!?」

 キッドがハンドルを切り、アクセルを踏み込む。

 ロザリアはカップ麺を置き、バッ!と扇子を構えた。


「おのれ、しつこいハイエナどもですわね!わたくしが蹴散らしてやりますわ!」


「……でもあれ、なんか変じゃない?」


 ライラが窓の外を指差す。

 土煙を上げて迫ってきたのは、無骨な軍用車ではなかった。黄金の装飾で彩られ、車体には極彩色のLEDが輝き、後部には巨大なスピーカーを積んだ――。


「……耕運機?」


 キャタピラ付きの巨大リムジン。その屋根に、一人の男が仁王立ちしていた。厳格な髭。鋭い眼光。そしてロザリアと同じ、見事な金髪。

 帝国筆頭公爵、ゲルハルト・フォン・ローゼンバーグその人である。


「ひっ……!?」

 ロザリアの顔色が、瞬時に青ざめた。その体はガタガタと震えているのに、背筋だけは定規が入ったようにピンと伸びている。


「あ、あの方は……!まずいですわ、逃げてくださいキッド!全速力で!」

「なんだ、知り合いか?」

「実の父ですわ!いけません、あの声を聞くと……条件反射で淑女の姿勢をとってしまいますの……!幼少期の礼儀作法合宿のトラウマがぁぁぁ!」


「ロザリアァァァァッ!!」


 魔導拡声器を通したバリトンボイスが、荒野に轟く。


「パパが来たぞォォォ!貴様の罪を数えろォォォ!」


「ヒィィィッ!申し訳ありませんお父様ぁぁぁ!」

 ロザリアの体が勝手にジャンピング土下座を決める。DNAに刻まれた恐怖である。


「問答無用!逃げる娘にはこうだ!食らえェェ!父の巨砲発射ァ!」


 ドォン!

 耕運機の屋根から、何かが射出された。砲弾か?拘束ネットか?

 オトモが防御障壁を展開しようとした瞬間、それは甲板にボヨンと当たって弾けた。

 転がり出てきたのは――最高級の木箱に入った熟成ハムとマスクメロンだった。


「「「は?」」」


「受け取れェェ!お歳暮アタックだァァ!ロザリアァ!腹を空かせていないかァァ!これでも食って反省しろォォ!」


 ドカッ!バシッ!

 次々と撃ち込まれる高級食材。それは攻撃というより、過剰すぎる仕送りだった。


「いけませんわお父様!食べ物を投げるなんて、貴族の恥ですわよ!」

 ロザリアが叫ぶ。

「黙れェェ!パパを置いていった貴様の親不孝こそ万死に値する!……止まらんと、飛び移るぞォォッ!」


 公爵がリムジンの屋根でクラウチングスタートの構えをとる。時速百キロ超えの並走状態で。正気ではない。


「おやおや。あの方もまたこちらの狂人のようですね」

 オトモが苦笑し、少しだけ速度を緩めた。

「招き入れましょう。……メロンが傷むと勿体無いですし」



 数分後。

 弐号機のリビングに、重苦しい沈黙が流れていた。

 ソファには、ボロボロのドレス姿のロザリアが正座している。その向かいに、威厳たっぷりの軍服を着た公爵が座っている。ただし、その手にはライラが出したメンチカツサンドが握られている。


「……ロザリアよ」

 公爵が、震える声で娘の名を呼んだ。


「は、はい、お父様……」

 ロザリアは震えながらも顔を上げた。恐怖はある。だが、それ以上に譲れないものがある。


「申し上げますが、わたくしは帰りませんわよ!わたくしは今、愛する方と愛の逃避行中ですの!誰にも邪魔はさせませんわ!」


「……愛の、逃避行だと?」

 公爵の眉がピクリと動く。その視線が、ロザリアの背後にいるライラへと移る。


 ライラは、公爵が撃ち込んだ骨付きハムを、野生動物のように齧っていた。

 ガブッ、バキッ。骨すらも噛み砕く強靭な顎。口元を脂で汚しながらも、その瞳は純粋な食欲で輝いている。


「……む?」

 公爵が目を見開いた。

「その顔立ち。そして、骨の髄までしゃぶり尽くす、その獰猛な食べっぷり……」


 公爵がゆっくりと立ち上がり、ライラに歩み寄る。ロザリアが「ひっ、お父様!ライラさんに手を出すなら、わたくしが相手になりますわ!」と威嚇するが、公爵はそれを手で制し、ライラの顔を覗き込んだ。


「まさか……貴様、十年前の帝国主催・平和祈念パーティにいた……」


 一瞬、空気が凍りつく。ライラの眉が、わずかに動いた。

 脳裏をよぎる、炎に包まれた故郷と、帝国の旗。亡国の記憶がフラッシュバックしかけた、その時――。


 くんくん。

 ライラの鼻が動いた。目の前の公爵から漂う、極上の燻製肉の香りに。


「……骨付き肉の姫君ではないか!?」


「あ」

 ライラがハムから口を離し、ぽん、と手を打った。

「思い出した。あんた、あの時の差し入れオジサンだ!」


「「「は?」」」

 ロザリアたちの声が重なる。


 公爵は感極まったように膝をついた。

「おお、生きておられたか!あの退屈なパーティで、貴族たちがチマチマとサラダをつつく中、一人だけイノシシの丸焼きにかぶりついていた幼き猛者よ!」


「あの時はどーも。あんたがこっそり肉を追加してくれたおかげで、餓死せずに済んだわ」

「うむ!あの食べっぷりを見て、ワシは確信したのだ。この姫こそ、真の悪役の器だとな!」


 公爵は立ち上がり、熱弁を振るった。

「ワシは皇帝に直訴したのだぞ!あの国を滅ぼしてはならん!あの姫の食欲は、いつか帝国の軟弱な美学を食い尽くす劇薬になるとな!」


「却下されたけどな」

 ライラがケラケラ笑う。

「お父様……ご存知でしたの?彼女は亡国の王女ですのよ?」

 ロザリアが呆然と尋ねる。


「帝国?どうでもよい!」

 公爵は鼻で笑い飛ばした。


「美しい食べっぷりの前では、国家など前菜にすぎん!ローゼンバーグ家は代々、美しき欲望を国家より重んじる家系だ!ロザリアよ、デカしたぞ!お前が選んだ主君は、パパが唯一認めた野生の化身だ!その選択、まさにローゼンバーグ家の血筋!パパは嬉しいぞォォォ!」


 公爵は号泣しながら、娘とライラをまとめて抱きしめた。


「ロザリアよ、これぞ運命だ!遠慮はいらん、その姫と共に世界を食い荒らせ!金ならパパが出す!帝国の美学なんぞ、ハムと一緒に噛み砕いてしまえ!」


 公爵は足元に置いてあったジュラルミンケースを蹴り開けた。カパッ。

 黄金の輝きが、弐号機内を照らし出した。金貨。宝石。プラチナの延べ棒。国一つ買えそうなほどの、圧倒的な現金の山だった。


「裏金だ!追跡不可能な現ナマだ!好きなだけ使え!」


「お父様……!わたくしの選んだ道は、間違っていなかったのですわね!」

 ロザリアの目が、金貨以上にギラギラと輝く。現金。それは自由の翼。これがあれば、ライラさんに高級肉を好きなだけ食べさせてあげられる!


「ありがとうお父様!さっそく、次の街で和牛を一頭買いして――」


 ガシッ。

 ロザリアが金貨の山にダイブしようとした瞬間、横から伸びてきた手がケースの蓋を閉じた。オトモだ。


「没収します」


「なっ……!なぜですの!?これはカードと違って追跡されませんわよ!?」

 ロザリアがオトモに詰め寄る。


「ええ、追跡はされません」

 オトモはケースの上に腰掛け、重しになりながら冷然と言い放った。


「ですが、こんな大金を今の貴女に持たせればどうなります?苦労を知らず、金に飽かせてライラ様を甘やかし……結果、二人揃ってダメ人間に逆戻りです」


「ぐっ……!」


「それに、当店の赤字補填が最優先です。学園祭での賠償金、燃料費、私の美学維持費……これらは全て借金として処理させていただきます」


「ちょっと待ちなさいオトモ!わたくし、帝国から請求されていませんわよ!?逃亡中ですのよ!?なぜ借金が増えますの!?」


「ご安心を。帝国の請求は無視しました。代わりに私が店の経費として計上しておきましたので」


「悪化してますわぁぁぁ!!横暴ですわ!それはわたくしへの支援金ですのよ!?」


「黙りなさい。……貴女には、こちらを差し上げます」


 オトモはケースから金貨を一枚だけ抜き出し、ロザリアに弾いた。チャリン。


「今月のお小遣いです。……工夫して生きなさい。それが庶民というものです」


「金貨、一枚……!?ドレスの袖も買えませんわ!」


 オトモの冷酷な笑顔と、圧倒的な管理社会の前に、ロザリアは一度膝から崩れ落ちそうになった。目の前に山ほどの宝があるのに、手元には小銭一枚。これが……貧困……!

 だが、次の瞬間。


「……ふん」


 ロザリアはスッと立ち上がり、扇子を開いて不敵な笑みを浮かべた。


「いいでしょう。借金の返済は正当な権利ですわ。わたくし、借りを作ったまま生きるのは性に合いませんの」


「ほう。聞き分けが良いですね」


「ただし!わたくしは万事屋のスポンサーとしてこの船に乗ったのですわ!この金貨一枚を元手に、わたくしの商才と人脈で必ず資産を百倍に増やし、貴様のそのすまし顔を金貨で引っぱたいてやりますわ!覚悟なさい、悪徳執事!」


「おやおや。大きく出ましたね。お手並み拝見といきましょう」

 オトモが眼鏡の奥で楽しげに目を細める。

「もっとも、その大切な事業資金も……ライラ様が一つおねだりすれば、三分で溶けるのが目に見えていますがね」


「なっ……!ば、馬鹿になさらないで!わたくしは公私の区別はしっかりと――」


「あー、喉渇いた。ハム食べたらしょっぱくなっちゃった。ロザリア、次の街に着いたらなんか甘いジュース買ってきてよ」

 ライラが指を舐めながら、無造作に呟いた。


「はいっ!喜んで!この全財産で最高級の生搾りジュースを樽でお持ちしますわライラちゃん!!」

 ロザリアは即座に金貨を握りしめ、尻尾を振る勢いで即答した。


「ほら、言わんこっちゃない。秒で散財しましたよ」

 オトモが呆れ顔で肩をすくめる。


「おおっ!さすが我が娘!愛する者のためなら全財産を躊躇なく投げ打つ、その強欲なまでの献身!ローゼンバーグの血の証明なり!」

 公爵は高笑いし、立ち上がった。


「パパは満足だ!この店なら、娘と姫を任せられる!では、さらばだ!」

 公爵が踵を返した、その時。


「お待ちなさいませ、公爵閣下」

 オトモが静かに呼び止めた。その手には、湯気を立てる純白のティーカップがあった。


「当店に来店されたお客様を、手ぶらでお返しするわけにはいきません。……これが、私からのおもてなしです」


「ほう、紅茶か?」

 公爵がカップを受け取る。しかし、中に入っていたのは紅茶ではなかった。ドロリとした、茶色い液体。そして、鼻をつく芳醇なオイルのような臭い。


「……なんだこれは?エンジンオイルか?」


「いいえ。閣下の愛車の魂を参考に調合した、ハイオク・ブレンド・ティーでございます。飲めば、心機能が滑らかに回転し、脳が限界を軽く突破し、視界が鮮明になり、判断力が一時的に向上します。……いわば、人間用の高級添加剤です」


「なっ……!」


「どうぞ、給油ください。……閣下の爆音で、帝国の静寂を切り裂いていただきましょう」

 オトモは恭しく一礼した。


 公爵は震える手でカップを見つめ――そして、ニヤリと笑った。


「……面白い!執事、貴様もまたこちらの住人だな!」

 公爵はカップの中身を、一気に口へ注ぎ込んだ。ゴクゴクゴク……。

 そして、空になったカップを背後へ放り投げる。ヒュッ。


 オトモはそれを片手で音もなくキャッチし、銀のトレイに滑らせた。カチャリ。

 完璧な所作。二人の間に、狂人同士の奇妙な信頼が生まれた瞬間だった。


「ブオオオオオン!!!」


 公爵が、怪獣のような咆哮を上げた。マフラーから青い炎が噴き出し、全身が震える。


「素晴らしい!身体の芯まで響く爆音だ!これぞ男のロマン!感謝するぞ執事ィィィ!」


 ドガァァァン!

 公爵は、黄金の耕運機のLEDを激しく点滅させながら、猛スピードで爆走していった。その後ろ姿は、もはや災害だった。

 残されたのは、ハムの山と、呆然とする一行。

 そして――。



「……すごい」


 窓に張り付き、去りゆく耕運機を見つめるミルカの眼鏡が、怪しく光った。


「あの無駄なLEDの輝き……そして鼓膜を揺らすだけの大音量……。機能性はゼロ。効率は最悪。……でも、美しい」


 技術者の魂に、誤った火がついた。彼女の視線が、ロザリアの手元にある金貨一枚へと向けられる。


「無駄こそ、技術のロマン……!その予算があれば……うちのキッチンも最適化できる……!」


 父が残したのは、ハムと小遣いだけではなかった。技術者への最悪のインスピレーションもまた、置き土産として残されたのである。


■ 現在のG-Log掲載情報(自動更新)

【店舗名】 万事屋オモテナシ・移動店舗弐号機(逃亡編モード)


【新規重要人物】

『ゲルハルト公爵』

関係:ロザリアの父兼ライラの隠れファン(古参)。

満足度:★5.0。爆音と執事の腕に満足。


【財政状況】

・収入:金貨山盛り(公爵より)。

・支出:全額没収(オトモにより強制借金返済へ)。

・現在の手持ち:金貨一枚(ロザリアの軍資金)。


【従業員ステータス】

店長ライラ:【通常営業】文無しになっても動じず、朝からジャンクフードと高級ハムを貪る悪徳店長。

執事オトモ:【悪徳金融】莫大な裏金を正当な理由で没収し、当店の資金繰りを安定させる悪徳執事。

・ロザリア:【商魂覚醒】理不尽な没収に対し、矜持と商才で這い上がろうとするが、ライラのジュース要求で秒で散財するポンコツスポンサー。

・ミルカ:【技術的迷走】公爵の黄金の耕運機に影響を受け、無駄のロマンに目覚めてロザリアの金貨一枚を狙い始める。


【次回予告】

「ふざけんな! 俺は料理がしてぇんだよ!」

公爵のデコトラに感化されたミルカが、ロザリアの小遣いを狙う!

キッドの聖域である厨房が、ピカピカ光るハイテク要塞に改造された!?

パンを焼くだけでロックオン? 包丁が振動剣?

次回、第50話『灼熱の厨房と、改造されたパン焼き機』。

技術者の暴走は、誰にも止められない。

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