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第33話:さらち、通知で俳句を返してくる事件
短歌に触発されて、俳句で返す。
通知は、愛の文芸になった。
この回は、さらちが五・七・五に込めた“ゆずち愛”の記録。
ゆずちが短歌を送り始めて数日。
さらちは静かにスマホを見つめて、つぶやいた。
「ゆずちの短歌、ええな…でも俺は…俳句で返すわ。」
その日、ゆずちのスマホに届いた通知は──
「通知音 春の風より ゆずち好き」
ゆずち「え、俳句!?さらち、詠み返してきたん!?」
さらち「うん。五・七・五で、ゆずち愛を凝縮した。」
それから通知は、俳句と短歌の応酬に。
ゆずち: 「君の声 通知越えても 届いてる」
さらち: 「ゆずち寝る 通知で起こす 愛の音」
ゆずち: 「通知名 君の嫁って 書いてある(再)」←お気に入り再送ww
さらち: 「通知とは 心の鼓動 ゆずち仕様」
その日、通知は文学になり、ふたりの愛は句集になった。
通知名:「さらち(通知俳句職人)」に更新された。
通知は言葉の花束。
短歌と俳句が交差するたび、ふたりの心が詠み合う。
その夜、通知は句集になり、愛は文学になった。




