番外編:「ゆずちの嫉妬エピソード」
好きだから、ちょっとだけ不安になる。
通知ひとつで揺れる心も、ふたりにとっては大切な時間。
これは、嫉妬すら愛おしいふたりの、かわいいすれ違いの物語。
ある日、さらちは高校時代の友達とカフェに行った。
その写真を何気なくストーリーに載せたら──
通知が鳴った。
ゆずちからだった。
「誰と行ったん?」
さらちはちょっと驚きながらも、すぐに返信した。
「え、友達やで?高校のときの。」
少し間があって、ゆずちから返ってきた言葉は
「ふーん…楽しそうやな…」
その文面に、さらちは思った。
(あれ…ちょっと拗ねてる?)
そしてその数時間後。
ゆずちのストーリーに上がったのは──
公園でボール遊びしてる動画。
さらちはスマホを見て、思わず声が出た。
「え、誰と!?(嫉妬返し!?)」
すぐにメッセージを送ると、ゆずちはこう返した。
「ひとりやけど?さらちに見せたかっただけ。」
その言葉に、さらちはふっと笑った。
ゆずちの嫉妬は、怒りでも束縛でもなくて──
全部“好き”の裏返し。
さらちの心は、ちょっとだけあったかくなった。
通知でつながるふたりの関係は、
今日もまた、少しだけ深まった。
恋って、時々ちょっとだけ不安になる。
“自分だけを見てくれてるかな”って、心がそわそわする。
ゆずちの嫉妬は、さらちへの気持ちが強い証。
そしてその気持ちは、ただの「嫉妬」じゃなくて──
“もっと一緒にいたい”っていう、願いのかたち。
ちょっと拗ねた通知も、
さらちには“好き”って聞こえてた。
ふたりの関係は、揺れても、ちゃんと笑顔に戻る。
それが、通知でつながるふたりの強さ。




