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第25話:さらち、ゆずちに“誓いの言葉”を送る日
結婚式まであと少し。
準備に追われる日々の中で、ゆずちは静かに“言葉”と向き合っていた。
これは、通知に乗せて届いた、ふたりだけの誓いの物語。
結婚式まであと少し。 ゆずちは準備でバタバタ。 さらちは、静かにスマホと向き合ってた。
「誓いの言葉、どうしよ…」 何度も書いては消して、通知の下書きが100件を超えた。
そして迎えた前夜。 ゆずちのスマホに、1通の通知が届く。
「ゆずへ。これは、俺の誓いの言葉や。」
ゆずへ。
君の通知で始まる朝が、俺の一番の幸せ。 君の“おやすみ”で終わる夜が、俺の安心。
これからも、笑って、泣いて、喧嘩して、 でも絶対、通知は切らへん。
ゆず、俺とずっと一緒にいてください。
ゆずちは、読みながら泣いた。 返信は、たった一言。
「YES。通知、永遠にONやで。」
その夜、通知名:「さらち(ゆずちの永遠)」に更新された。
100件の下書きの先にあった、たったひとつの本音。
ゆずちは涙で画面をにじませながら、永遠の「YES」を返した。
その夜、通知は誓いになり、ふたりの未来をそっと照らした。




