第1話初デートは公園でボール遊び(?)
登場人物1話
ゆず(ゆずちと呼ばれている)通知依存症(?)
さらね(さらちと呼ばれてる)返信爆速マン
日曜日の午後。
ゆずちは、朝からちょっとだけそわそわしていた。
「今日はカフェでまったりデートかな〜」
そんなふうに想像しながら、少しおしゃれもしてきた。
待ち合わせ場所に現れたさらちは、
いつも通りの笑顔で、でも手にはなぜか──ボール。
ゆずち「え、どこ行くん?」
さらち「ついてきて〜!」
ゆずちは少し戸惑いながらも、その後ろをついていった。
たどり着いたのは、公園。
しかも、広場のど真ん中。
ゆずち「え、これって…デート?」
さらち「うん!さらちと一緒に遊びたかったから!」
ゆずち「(遊び…?恋人って…遊ぶんやっけ…?)」
心の中でちょっとだけ混乱しながらも、
さらちがボールを投げる姿を見て、ふと立ち止まる。
その笑顔が、あまりにも楽しそうで、まぶしくて。
ゆずちは気づいた。
“好きな人と一緒にいる時間”が、デートなんやって。
場所も、服も、予定も関係ない。
ただ、さらちと一緒に笑ってる今が、何より特別だった。
ふたりは汗だくになって、何度も笑い合った。
スマホばかり見ていた日々なんて、もうどこにもなかった。
その日の通知は、画面の中じゃなくて──
心の中で鳴ってた。
「通知で始まったふたりの物語。 第2章、いつかまた通知が鳴ったら──続くかも。」




