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令和鬼合戦:再編の誓い~黄金の真実~

興味をもっていただきありがとうございます。

強大な『大穴の報復者』を退けながらも、地獄の拒絶により一時撤退を余儀なくされた精鋭部隊。 帰還した彼らを待っていたのは、次なる決戦へ向けた冷徹な戦力分析でした。


氷結地獄から帰還した精鋭部隊。

移動要塞『天照あまてらす』の甲板は、重苦しい沈黙に包まれていた。藤林の放った剛土龍によって命からがら地上へと戻った精鋭部隊だったが、その表情には一様に焦燥が滲んでいる。

 雉翼衆総大将、雲隠 巌斎くもがくれ・がんさいへの報告のために集まった。


「……すまない、俺の陽遁が強すぎたせいか」


 作戦会議室。藤林が悔しげに呟く。極大忍術『恒星天墜八代業火』が空間維持を担っていた鬼まで焼き払ってしまったことが、結果的に退路と進路を同時に絶つ結果となった。


「藤林隊長の判断は正しかったわ。私たちは何も知らない。まずは鬼を倒すことが重要です」


モモがモニターの解析データを指し示す。


「あの怒りの報復者が現れた時点で大穴は閉じていたの。つまり、あいつは大穴を閉じた相手を倒すための刺客。大穴を開いている新種を倒さないで無間地獄へ行かないとダメということがわかっただけで大収穫よ」

「その通りだ」


源隊長が鋭い眼光で言う。


「ええ。今の地獄には、我々の侵入を明確に拒絶する『意思』があるわ」


報告は続き。


「……報告は以上です。今の我々の戦力ならば、鬼人王さえ見つけ出せば討伐は可能だと分析します」


 九番隊隊長・源雲切みなもとのくもきりの力強い言葉に、その場にいた隊長たちは頷いた。源の圧倒的な修行の成果、そして藤林の『求道』の力。人類の戦力は確かに、かつてない頂点に達している。

だが、その熱を冷ますようにモモが口を開いた。


「王を倒すだけでは門は閉じないわ。今回のことで分かったのは、『意志』を持って侵入を拒んでいるということ。システムの根源を叩かなければ、新しい王が次々と据えられるだけよ」


 重い沈黙が流れる中、報告会は終わりを告げた。モモは誰よりも早く席を立つと、戦場から密かに回収していた新種の鬼の血液を取り出した。彼女はそれを長期保存用の特殊容器へと慎重に移し替え、厳重に封印した。


 数日後、地獄の影響で不安定に開いた門から、一行は無事に現世へと戻った。そこは神奈川県の深い山奥だった。

そこから岡山基地へと急行したモモは、休息も取らずに自身のラボへと向かった。


(……羅夢多は強くなっている。でも、まだ足りない)


 ラボの白光の下、モモは分析データを睨みつける。

羅夢多の実力は確かに上がっている。だが、藤林や源のように「ことわり」に指をかけるレベルには至っていない。無間地獄の深淵へ挑むには、今のままではあまりに危険だった。


「保存していた新種の血……そして、以前から研究していた秘蔵のサンプルも、もう残り少ないわね……」


 棚の奥に並んだ、禍々しく脈動する試験管。モモは迷いを断ち切るように、そのすべてを手に取った。


「これらすべてを使い、究極の強化剤を作る。羅夢多の魂脈を、強制的にあの二人の領域まで引き上げるために」


 モモはラボに籠もり調合を続けた。

新種の鬼が持っていた「再生能力と圧倒的なフィジカル」と、羅夢多の才能を限界を超えて高める禁断の処置。

人の理を超えさせる強化剤が作りたかった。

 モモは黄金色に輝く液体が完成していくのを見つめていた。

それが羅夢多にとって薬となるか、あるいは身を焼く毒となるか。

だが、彼女には確信があった。今の彼なら、この「呪い」さえも自分の力に変えてみせると。羅夢多に対する恋心が集まって完成させた強化剤。


「……待ってて、羅夢多。最高のプレゼントを届けてあげるわ」


 モニターには、一週間後の再突入に向けたカウントダウンが刻まれていた。


第四十五話をお読みいただきありがとうございました!

戦力分析と、地獄のシステムに対する懸念。 そしてモモは羅夢多を守るため、自らも「理」を越えるための研究に没頭します。

次回、お楽しみに!

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※AIとの共同執筆作品となります。


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