令和鬼合戦:無間へのダイブ~無限の業火~
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『大穴』の縁での休息を終えた精鋭部隊。 穴の鬼を駆除するために藤林が極大忍術を使います。
「――藤林隊長お願いします!」
モモの号令と共に、藤林兆計は大穴の鬼を駆除するための準備を始める。
壁面を埋め尽くす鬼の群れ。穴の壁を縦横無尽に駆け、侵入するものを拒む鬼たち。
「……まとめて焼き払ってくれる」
藤林が静かに印を組み、全魂脈を練り上げた。
「陽遁・『恒星天墜八代業火』!!」
天照の周囲に、八つの疑似太陽が出現した。
それは爆発ではない。絶対的な熱量による「空間の浄化」だった。
凄まじい光が放たれた瞬間、穴の壁面を覆っていた鬼たちは塵にすらならず消滅し、岩盤そのものがドロドロの溶岩へと融解した。
「あつっ!……壁面の融解を確認!これより降下を開始する!」
藤林が放った八つの疑似太陽が消え、大穴の壁面が溶岩となってドロドロと流れ落ちる。熱気が落ち着くのを待ち、土遁・ 剛土龍で作り上げた龍がゆっくりと穴の淵へ歩を進めた、その時だった。
ズゥゥゥゥン……!!
耳鳴りのような重低音と共に、目の前にあった巨大な大穴が、まるで幻影であったかのように「消失」した。
そこにあるのは、ただ平坦に凍りついた地獄の荒野だけだった。
「……穴が、消えた……!? どうなっている!」
九番隊隊長・源雲切が鋭く声を上げる。
「わかりません……」
モニターを叩くモモの手が震える。精鋭隊の間に、これまでにない動揺が走った。
静寂を破ったのは、羅夢多だった。
黄金の右目が、先程まで穴があった場所の「空気の淀み」を凝視していた。
「……いや、違う。穴が消えたんじゃない。『維持』ができなくなったんだ」
「どういうことだ、羅夢多」
藤林が問い返す。
「さっきの業火で、このエリアにいた鬼を根こそぎ消しましたよね。……おそらく、『大穴を守護し、維持する個体』が中にいたんです。それを殺してしまったから、穴が閉じたんだ」
羅夢多がそう確信した瞬間、地鳴りが轟いた。
消失した穴の中心点から、汚泥のような黒い鬼魂脈が噴き出し、一つの形を成していく。
「……来るぞ、全員構えろ!!」
砂塵を割り、姿を現したのは全長15メートルに及ぶ巨躯。
その頭上には、まるで歪んだ王冠のように、曲がりくねり、重なり合った二本の巨大な角が聳え立っていた。
顔面には、煮えくり返るような「怒り」の表情が張り付いている。
これまでの知性のない鬼たちとは違う。その怒りは明確に、自分たちの道(穴)を荒らした人間たちへ向けられた「殺意」だった。
「……新種の鬼か」
源が漆黒の太刀を引き抜く。
「前回も大穴が閉じた後、怒りの表情の新種がでましたね。とりあえず倒しましょう!」
モモが叫ぶ。
冠を戴く新種が咆哮を上げた。
「……やるしかない!」
羅夢多は剣を構え、黄金の瞳で新種の「核」を捉えた。
第四十三話をお読みいただきありがとうございました!
大穴は単なる穴ではなく、鬼の意志によって管理された「門」であることが判明しました。 15メートルの巨躯と、冠のような角を持つ怒りの鬼。 羅夢多たちは無間の王都へ辿り着く前に、この門番を討ち果たせるのか。
次回、お楽しみに!
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※AIとの共同執筆作品となります。




