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令和鬼合戦:憤怒の咆哮~消失する深淵~

興味をもっていただきありがとうございます。

藤林ふじばやし隊長が放った九つの太陽――究極忍術『恒星連鎖・九獄葬』。暗黒の縦穴を焼き尽くしたその光を追うように、最後の一機のドローンが深淵へと投じられました。


 「行け! 真眼・極、二号機!」


 モモが叫び、手動操作のドローンを射出した。藤林の放った九つの火球が穴の奥底で爆発し、吹き上がる熱風を切り裂きながら、漆黒の機体は深淵へと突き進む。  モニターには、藤林の忍術によってガラス状に融解した壁面が高速で流れていく。

 だが、その瞬間に異変は起きた。


「……えっ!? 嘘、消えた……!?」


 モモの悲鳴と同時に、誰もが信じられない光景を目にした。ドローンの正面、そして『天照』の直下にあったはずの広大な暗黒の大穴が、音もなく、一瞬にして消失したのだ。

眼下に広がっていたのは、先程までいたはずの『灼熱地獄』の赤黒い大地。まるでビデオのテープを巻き戻したかのように、景色が歪み、元に戻った。


「大穴が消えた!? 結界術……いいえ、これはもっと根源的な……」


 モモが戦慄する中、一号機を破壊したあの禍々しい気配が、さらに密度を増して大地から立ち昇った。


 熱波の霧を割り、その「個体」が姿を現した。

鬼脈でも魂脈でもないエネルギー、鬼魂脈とモモはとっさに名付けた。

全長五メートルほど。以前の新種よりも小ぶりだが、放つ威圧感は比較にならない。

雪のように白い肌に、隆起した筋肉。頭部には天を突く王冠の如き五本の角が突き出ている。

最大の特徴は、その「顔」だった。これまでの鬼のような無機質な表情ではなく、そこにははっきりと「人間のような表情」があり、そこには煮えくり返るような激しい怒りがみなぎっていた。


「……ア……アアァ……アガァァァァァッ!!」


 白鬼が大きく吠えた。

それは単なる叫び声ではない。魂脈こんみゃくそのものを震わせ、存在の根源を揺さぶる『憤怒の咆哮』。

その叫びに触れた隊員たちは、身体の奥底から込み上げる正体不明の「恐怖」に縛り付けられ身動きを封じられた。

 白鬼は両手に二本の巨大な金棒かなぼうを握り、怒りで周囲の大気を激しく震動させている。その五本の角からは、空間さえも焦がすような黄金の鬼魂脈が溢れ出していた。


「……ちっ、流石に魂脈を使いすぎたか」


 藤林が苦々しく毒づきながら、膝を突きかけた。九つの恒星を維持した反動は大きく、彼の魂脈は一時的に枯渇状態に陥っている。


「無理をするな、藤林。後はまかせろ」


 静かに、だが天照の震動さえもねじ伏せるような重厚な声が響いた。

九番隊隊長、源 雲切みなもとのくもきり

最強の忍者が一歩前へ出ると、白鬼の叫びによって支配されていた恐怖の空気が、一瞬で「静謐」へと書き換えられた。


「『忍術』の恐ろしさを、あの怪物に刻み込んでやる」

「……了解。親父の修行の成果、ここで全部出し切ってやる!」


 天照の甲板から、三つの影が同時に飛び出した。

「最強」の源、蒼き火を纏う羅夢多、そして黒き重力を操る九十九。

憤怒に狂う五本角の白鬼と、人類最高の武力が、灼熱の焦土で激突する。


第三十五話をお読みいただきありがとうございました!

藤林隊長の攻撃の直後、大穴が消え、景色が元に戻るという絶望的な空間転移。 現れたのは、人間のような顔に怒りを宿した五本角の白き変異種でした。 最強の忍・源と、修行を経た羅夢多・九十九のトリオが、この窮地をどう切り抜けるのか。

次回、第三十六話。「最強」の戦い方が明らかになります。

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※AIとの共同執筆作品となります。


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