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令和鬼合戦:出雲の盟約~魂脈の盾~

興味をもっていただきありがとうございます。

羅夢多らむだ九十九つくもがそれぞれ「最強」を求めて研鑽を積む中、上忍・大ノ木 モモもまた技術者として新たな戦いに身を投じていました。

向かった先は、古の神気が漂う地・出雲。 科学と伝統、そして忍と結界師。かつての戦いが生んだ絆が、地獄の脅威を退けるための「新たな護り」を作り上げます。


 岡山基地からヘリで数時間。大ノ木 モモが降り立ったのは、神話の息吹が残る島根県・出雲の地だった。


かつてこの地で起きた「出雲の戦い」において忍と結界師は凄惨な消耗戦を強いられた。その際、互いの連携不足が多くの犠牲を生んだ反省から出雲の結界師たちは他の排他的な派閥とは異なり、忍組織との共同研究に極めて協力的な立場を取っていた。


「お待ちしておりました、大ノ木殿」


 出雲結界衆の本拠地、大鳥居の前でモモを迎えたのは二人の上級結界師だった。

一人は、枯れ木のような風貌ながら底知れぬ圧を放つ老人、岸部きしべ 宗全そうぜん

もう一人は、若くして天才の呼び声高い女性結界師、神門かんど 志乃しの


「お久しぶりです、宗全先生、志乃さん。……早速これを見ていただけますか」


 モモが差し出したケースの中には羅夢多たちが命がけで持ち帰ったS級個体の組織サンプルが収められていた。

 本殿の地下に設けられた結界術と最新科学が同居する特設ラボ。志乃がサンプルの上に手をかざすと、魂脈こんみゃくが青く発光し細胞と共鳴を始めた。


「……驚きました。この個体、魂脈を自らの肉体に取り込み、高密度の硬質エネルギーに変換する性質を持っています。まさに、生物そのものが『生きた結界』ですね」


 志乃の言葉に、宗全が深く頷く。


「我ら結界師は、己の魂脈を練り上げ空間に固定することで『壁』を作る。だが、その強度は術者の集中力と魂脈に左右される。……だが、この素材を『触媒』とすれば、話は変わる」


 モモは自身の設計図をホログラムで展開した。


「S級の組織をコアにした『小型結界発生装置』です。結界師が魂脈を練って打ち込むことで、素材の特性がそれを増幅・固定する。これを忍の腰に装着できるようにすれば前線の忍者が自らの魂脈を流し込むだけで一瞬にして防御フィールドを展開できるわ」

「他の派閥……特に京都や奈良の連中なら鬼の肉片を術式に組み込むなどと聞けば即座に不浄だと撥ねつけるでしょうな」


宗全が皮肉を込めて笑う。


「だが、我らはあの戦いで学んだ。意地や伝統で人は救えぬ。忍の刃と結界師の盾。二つが揃わねば、地獄は防げぬと」


 三人の共同作業が始まてから一週間後。

モモがデバイスの回路を組み、志乃が極微細な術式を魂脈で刻み込み、宗全が全体を安定させるための「楔」を打つ。

 結界師たちが魂脈を一点に集中させると、ラボの空気が震え、数秒後。

モモの掌の上で直径十センチほどの円盤から、淡い翡翠色の幾何学模様が浮かび上がった。


「……成功よ。試作零型、『護神円ごしんえん』」


 それは、地獄の猛火の中でも忍びたちが倒れぬための「希望の盾」。


「みんなまってなさいよ……最強の鎧を届けてあげるわ」


 出雲の夜空の下、科学と呪術の融合は、間近に迫る東京湾の決戦に向けて、着実にその産声を上げていた。


第二十三話をお読みいただきありがとうございました!

舞台を出雲に移し結界師との共同開発を描きました。宗全と志乃、二人の実力者の協力により、ついに「小型結界装置」が完成間近。 忍と結界師、かつての共闘が今の武器に繋がる熱い展開です。

次回、第二十四話。お楽しみに!

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※AIとの共同執筆作品となります。


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