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令和鬼合戦:灼熱の連鎖~進化への抗い~

興味をもっていただきありがとうございます。

氷結地獄の門を閉じ、命からがら天凧あまだこへと辿り着いた八人の精鋭。 しかし、彼らに休息のいとまはありません。

門がすべて閉じられた今、再び地上への道が開くまでの時間は、さらなる地獄への「備え」となります。


 氷結地獄の極寒から一転、天凧が漂うのは溶岩が川を成す『灼熱地獄しゃくねつじごく』の上空。

地上へ戻るための門が開くまでの待機期間、総大将・白梅は全員に「実戦特訓」を課した。この地を拠点とし周囲に蠢く原生の鬼を狩り尽くすことで、あの十本角の黒鬼に抗えるだけの牙を研ぎ澄ますためだ。


「……はぁ、はぁ……ッ! かかってこい!」


 赤黒い煙が立ち込める溶岩地帯に羅夢多の咆哮が響く。

現在、羅夢多は三人の隊長格――源 雲切、藤林 兆計、響 弦――の監視下で、灼熱地獄特有の『炎魔鬼えんまき』の群れを相手にしていた。

 全身を蒼白い『鬼火装おにびそう』で包んだ羅夢多が、溶岩の中から這い出てくる炎魔鬼の首を『真金』を乗せた拳で粉砕する。だが、その背後から源隊長の剛剣が容赦なく打ち込まれた。


「鬼を殺して満足するな! 常に殺気を感じろ!」

「――っ!!」


 羅夢多は寸前で回避し、空中で藤林が放った火遁の矢を叩き落とす。

これは単なる組手ではない。原生する強力な鬼を狩りながら同時に最強クラスの忍たちからの奇襲を凌ぐという狂気じみた多重修練。


「鬼を狩りながら私の術を捌く。……羅夢多君、魂脈こんみゃくが乱れていますよ」

藤林が優雅に指を振る。


「……わかってます! 乱れる前に全部倒せばいいんだ!」


 羅夢多は灼熱の熱気を逆手に取り、さらに加速する。その動きはもはや人を超えた荒々しさを帯び始めていた。

 羅夢多が隊長格に揉まれる一方で、九番隊の面々もまた、天凧周辺の安全確保を兼ねた「鬼狩り」に奔走していた。


「……右、三体。鬼脈きみゃくに迷いはない。……謙心さんそのまま突き抜けて!」


 北条 結衣が、さらに研ぎ澄まされた感知で敵の位置を特定する。


「よっしゃ! 氷結地獄に比べりゃ、ここの鬼は動きが見えすぎて欠伸が出るぜ!」


相田 謙心が、魂脈を瞬間的に爆発させ一撃で三体の鬼を消滅させる。

 戌亥 遼は、灼熱の熱気で外骨格が焼き付かないようリアルタイムで水遁を使いながら、影遁と専用ライフルで鬼を次々と倒していた。

 彼らにとって、この灼熱地獄はトレーニングジムのようなものだった。氷結地獄での「死の淵」を経験した彼らにとって、ただ熱いだけのこの場所は力を試すための絶好の狩場となっていた。

 数時間の激戦を終え、一行は結界の中で短い休息を取る。地獄の熱気はかつての彼らなら絶望したはずの環境だが、今の精鋭たちにとっては、あの極寒の沈黙に比べれば遥かにマシだった。


「羅夢多。今のあんたじゃ雷電にも勝てない。奴のように強くなっておくれ」


杉山 白梅が、データを確認しながら頷いた。


「……源隊長。あいつは、人間もこっちにいると言いました」


羅夢多が源に問いかける。


「……ああ。我々のやるべきことは一つだ」


 源が刀の柄を叩く。その冷徹な音は、地獄の熱気さえも一瞬で凍らせるようだった。


「――すべてを斬り伏せるのみだ」

「……はい」


 羅夢多は、自分の掌を見つめた。

腕を流れる魂脈が外気よりも熱く脈動している。

地上へと戻る門が開くその時、自分は「何」になって戻るのか。

その答えを探すように羅夢多は再び燃え盛る戦場へと身を投じた。


第十四話をお読みいただきありがとうございました!

氷結地獄での絶望を糧に、灼熱地獄で自らを叩き直す羅夢多たち。 隊長クラス三人を相手にするという無謀とも言える特訓が彼らの「器」を急成長させていきます。

次回、第十五話。 お楽しみに!

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※AIとの共同執筆作品となります。


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