ROCK'N'ROLL STORM
「ROCK'N'ROLL ○○」で、描けるもんなら、なんでも描きたい(笑)
鐘のないチャペルで聞こえない讃美歌に
託した祈りは行方も知れずだろう
口にするのを憚るな 欲にまみれた想いでも
五色の短冊に文字を刻め 強く願うのだから
翼の折れた未来を南の島へと運ぶ
三つの目をもつ嵐になりたいよ
やがて 切れ間から光がさそうとするんだろ
ことがすんだあと引き裂いてくれてかまわない
穏やかなうたた寝とひきかえなら
それなりの騒々しさをよこしやがれと
ひらいた掌を遠慮せずに突き出せば
応えて吹き荒れるのか ROCK'N'ROLL STORM
舵のない舳先を尖らす駆逐艦
見捨てた女神の居処つかめないが
瞳を閉ざして忘れるな 愛に満ちてたあの笑顔
五対の砲門に意志をこめて 喚ぼう 此処に還れと
羽を失ったプロペラ 東の海へと沈め
得意顔する嵐が成れの果て
やがて 息 絶えて 雲まで散ろうとするけれど
ことがすむまでは悪いけど しばし のさばるぜ
晴れやかな青空をお望みなら
今しがた 鳴る稲妻を貰いうけよう
結んだ掌に躊躇は要らぬ こじあけろ
問われた略奪者の名は ROCK'N'ROLL STORM