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1.冷凍


 2121年5月、太陽の異常な膨張によって引き起こされた地球温暖化に対抗するためにある計画が行われた。

 世界コールドスリープ計画、太陽がもとに戻るまで人工的に地球をまるごとコールドスリープするというものだ。


 この計画は万が一の事故を防ぐため検証に検証を重ね、行われたはずだった。


 地球上の生命は冷凍保存され、太陽が収縮するまでの200年をまるごとスキップする……はずだった。


「……まったく寒くねぇ」


 意外や意外、氷点下100度になっても凍らない人間が実在した。そして運の悪いことにどうやら俺はそうだったらしい。


「いや、普通に過ごしてたらいいって言ってたじゃーん……」


 目の前には蝋人形みたいに表情が固定され固まっている家族の姿がある。これで生きてるって不思議だなぁ。


「いや危機的状況だし。こっから200年どうすんの俺」


 肩を落としたのと同時に一つの希望が頭の中に浮かぶ。別に俺同じ体質の人間がいるかもしれない。そう淡い期待を胸に玄関へ駆け出し、その勢いのまま扉を思い切り開けた。


 ゴオオオオオォォ!!!


「ギャアァァァ!!」


 吹雪が一気に部屋の中に侵入し、瞬く間に家の中は雪景色と化した。そのついでに俺はリビングまで一直線に吹き飛ばされた。


「……あっ、全然冷たくない」


 だからどうしたというのか。

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