魔女レプレと神託の女王クロエ

中原の宝石とも謳われるロータス王国の女王クロエ。彼女は神託によって中原各国の安寧に寄与していた。

だが、魔女ベルトラが女王クロエに叛旗をひるがえした。

平和のために暗殺もいとわない女王クロエの鉄の意志にまっこうから反対したのだ。

噛み合わない二人の考え方は、中原全土を巻き込む戦争へと進んでゆく。


魔女ベルトラの孫のレプレは、ばあちゃんの命令で女王クロエを滅ぼすことを命じられた。

しかし、レプレはクロエが好きだ。

女王クロエは小さかったレプレを可愛がってくれた。傷ついた心を癒してくれた。レプレはクロエが好きで好きでたまらない。

だけど、ばあちゃんには逆らえない。

魔女レプレ15歳。

愛する人を殺す覚悟を決めた。