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幕間のご挨拶とフェアプレイのための情報開示

 作者の冨井春義です。「インビジブル」をお読みいただき、ありがとうございます。


 さて、このお話は前作「サイキック」同様、超・本格推理小説と銘打っておりますように、普通の本格推理小説とは違い、超能力は実在するという前提になっております。これを私は「超」要素と呼んでおります。


 しかし本作では前作以上にフェアに読者の推理力に挑戦したいと考え、本格要素をより強めて「超」要素につきましても、アンフェアにならないよう、取り扱いに気を配っているつもりです。


 これから語られるのは、花城レンズ工芸株式会社における恐怖の連続殺人事件です。目に見えない殺人犯による犯罪に、警察をはじめ複数の探偵役が挑みます。物語の終盤において、その驚愕の真相は読者の眼前にさらされることになりますが、それまでに作者は、読者が推理を展開し、犯人を指摘するのに必要な情報をすべて開示することをお約束いたします。


 まずフェアプレイの証明と読者の便宜のために、ここで登場人物名を記します。


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 外部犯はあり得ません。単独犯であり、そうと知らずに利用されている場合を除き、共犯者は存在しません。これらのことは捜査陣は必ずしも除外していませんが、読者の混乱を避けるため、結末を知る作者の権限としてここに明記いたしました。また、前章で書きました「五角館の殺人」はこの事件とはまったく無関係ですので、推理を脇道に逸らさぬようご注意いたします。


 ●登場人物リスト

 ※かっこ内は年齢。


 花城幸助(はなしろこうすけ)(57):花城レンズ工芸株式会社 代表取締役社長 妻とは10年前に死別、現在独身。実父である先代社長に仕込まれた職人気質であるが、その技術は先代を凌ぐ日本最高のレンズ職人である。


 花城由紀恵(はなしろゆきえ)(30):同専務取締役 花城幸助のひとり娘 常務の井土弘明と婚約中。


 井土弘明(いづちひろあき)(37):同常務取締役 花城幸助の一番弟子で、花城に次ぐ高い技術を持つ。由紀恵と婚約中で、次期社長と目されている。


 松下真一(まつしたしんいち)(28):同社員 T大学理学部物理学科卒。社内きっての高学歴社員。


 三上信夫(みかみのぶお)(33):同社員 中学卒業と同時に見習い工として入社したため、勤務歴はもっとも古い。


 山口肇(やまぐちはじめ)(25):同社員 大人しくて非常に影が薄い人物。


 金田耕一郎(かねだこういちろう)(42):探偵 21世紀の金田一耕助を自任している。実兄が警察庁高官のため、警察に顔が効く。


 ※以下の登場人物は捜査関係者です。この中に犯人は居ないことを読者にお約束いたします。


 宮下真奈美(みやしたまなみ)(25):超科学捜査研究所(S.S.R.I)所員 他人の思考を読むサトリ能力を持つサイキック。


 田村貴仁(たむらたかひと)(56):超科学捜査研究所(S.S.R.I)所長 念動力を使う日本屈指のサイキックらしいが、その能力を見せることはほとんどない。20年前にサイキックチームを率いて、戦後最悪のテロ事件であった「オウル事件」を解決に導いた実績を持つ。


 山科一郎(やましないちろう)(47):**県警本部刑事課捜査一係警部 地道な捜査で多くの事件を解決してきたベテラン刑事。怪力乱神を語らずが信条だが、昨年のコスモエナジー救世会事件ではS.S.R.Iに捜査協力を依頼したあたり、決して石頭ではない。


 鮫島亮(さめじまりょう)(43):内閣情報調査室のエージェント。


 御影純一(みかげじゅんいち)(56):底知れぬ能力を持つ稀代のサイキック探偵。田村と同年齢だが10歳以上は若く見える。(そのせいで10歳近く年下の山科警部にも「御影君」と呼ばれています)



 ※その他の警察官も嫌疑者から除外していただいて結構です。


 ●サイキックの能力開示

 読者とのフェアプレイのために、本作の登場人物の内サイキックである者の能力を、作中では明らかになっていない部分も含めて、ここに開示いたします。また、下記以外の登場人物に隠れたサイキック能力者は存在しないことも断言いたします。


 宮下真奈美

 他人の思考が読める日本最強レベルの「サトリ」の能力者。

 対象者が現在考えている事であれば、かなり正確に読める。ビジュアルで見ることも出来る。

 対象者の名前をはじめ、基本的なプロフィールを読むことができる場合もある。

 この能力の弱点として、対象者との距離が半径2m以上離れると、サトリの能力が極端に低下し、強い感情の波を感じ取れる程度になる。対象者が真奈美の能力に気づいている場合、意図的に思考を乱したり、表面的に偽の思考を巡らせることによって、嘘の情報を読み取らされる場合がある。また訓練によりファイヤーウォールと呼ばれる心の壁を構築している人物や、この能力を先天的に備えているサイキックの思考は読むことが出来ない。

 その他の能力として、テレパシー(同じ能力者同士の交信)、透視、念動力が使えるが、それほど得意なわけではなく、体調などコンディションに大きく左右される。ファイヤーウォールにより彼女の思考を他のサイキックが読むことはできない。(例外的に御影純一には読めている可能性があるが・・)


 田村貴仁

 かなり強い念動力を持っているが、御影純一には劣る。

 精神感応力で他人の思考がうっすらとはわかるが、宮下真奈美には大きく劣る。

 ファイヤーウォールにより真奈美をはじめ他のサイキックは彼の思考を読むことが出来ない。

 いずれにせよ、作中で彼が超能力を発揮することはほとんど無い。


 御影純一

 稀代のサイキックである彼の能力は底知れないものがある。

 念動力は特に強力であり、特に金属に強く作用するため、スプーンを曲げる程度なら手を触れる必要は無い。ナイフの刃を数メートル離れた距離から瞬時に曲げたこともある。アナログな機械ならある程度操作できるので、錠前などは簡単に開けることができる。金属以外でもプラスチック製のスプーンや、木製の割りばし程度なら手を触れず曲げることができる。

 透視能力はレントゲンのように他人の内臓を見透かすことができる。その気になれば他人の心臓を透視して、念動力で心臓を止めることも可能といわれているが、真偽は不明。

 テレパシー(同じ能力者同士の交信)が使える。千里眼や予知能力もあるらしいが、これはあまり強くはないようだ。他人の感情をかなり強力に読み取ることができる。ただし宮下真奈美のように正確な情報として読めるわけではない。また自分に向けられた害意以外の感情を読むのは苦手のようである。ファイヤーウォールにより彼の思考を他のサイキックは読むことができない。


 山口肇

 他人にその存在を認識されない「インビジブル」能力の持ち主。この能力を持つ者は非常に稀である。存在感が非常に希薄なため、他人との交流が途絶えると完全に忘れ去られてしまうことが多い。彼が意識して能力を発揮した場合は透明人間のように常人の目には見えなくなる。ただし実際に透明化しているわけではないので、写真や防犯カメラには写るし、非常に勘の良い人物には見える場合がある。「インビジブル」以外の超能力はまったく持たないが、他のサイキックが彼の思考を読むことは困難である。


 では、これらの情報を踏まえた上で、以後の物語をお楽しみください。冨井

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― 新着の感想 ―
[良い点] こういうお話大好きです!この作品を紹介して下さった、 家紋様に感謝です! [一言] 家紋様の活動報告から来ました。真奈美さんですか、私と同じ名前なので親近感が…とても面白い!ゆっくり読まさ…
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