3話.中二病になんてなりません!
ごめんなさい!
今回はそれしか言うことがないです…
色々と忙しく、投稿がとても遅れてしまいました…
本当に申し訳ないですm(_ _)m
「右からダーククリムゾン来ますっス!」
ゾンビの集団と戦っている奏は右から来るダーククリムゾンに反応することができない状況だった。
「奏くん!……仇は取るっス」
こうして奏はダーククリムゾンに殺され死んだ……。
——俺……なにしてるんだろう?
入部して2週間ほど経って奏は先輩の大斗にかなり気に入られ、今週末に遊びに行く約束をしていた。
「今週末に自分と邪王ダーククリムゾンを倒しに行くっスよ奏!」
中二病発言に理解することができなかったが、先輩からのお誘いだったため断ることはできなかった。
——ダーククリムゾンってなんだろう……
「くん……奏くん!」
美声が聴こえて奏はハッとする。
「あ、すみません……ぼーっとしてました」
入部してから2週間が経ったが、今日もいつもどおりに放課後になると部室へと足を運ばせ自分の席に座りパソコンを開く。
しかしここ最近は睡眠時間も短くなり、疲労が溜まっていた。
「怜奈さんですか……なんですか?」
「うんとね、奏くんが疲れてそうだったから平気かなと思って声をかけてみたの」
——さすが女神さまは違うな……
今までは美少女だと思っていたのだがここ最近は奏に優しい口調で挨拶をするように話しかけてくれてその優しさは美少女どころか女神であった。
「奏くん……敬語やめてくれない?私そういうのは苦手で……」
あまり親しいわけでもなかったから敬語を使っていたが、2週間毎日話し過ごしているような関係ならタメ口でも良いのではないのだろうか。
「えと……わかりまし、わかった」
「うん!ありがと」
こんな些細な会話さえも一般生徒にとっては奇跡でしかないのだ。
だから奏は女神に微笑んでもらえた数少ない存在である。
「ところで奏くんはアニ研に慣れてきた?好きなアニメはできた?」
入部して2週間が経ちほぼ毎日のように部員たちから色々なアニメを紹介され続け少しは詳しくなったであろうが、やはりヲタクになんてなれなかった。
「色々紹介してもらって嬉しいですけ……嬉しいけど、まだこれといって良いのはないかな」
「そっか……けど、そのうちいい作品に出会えるよ!」
——今日はなんていい日なのだろうか!
2日が経ち、大斗先輩と約束をしていた週末となった。
「駅前でいいんだよな?……」
集合時間からかれこれ1時間が経とうとしていた。先程から駅前の交番の警察官に変な目で見られている気もしている。
——先輩……早くきてくれ……
「悪りぃなぁ!待たせたっス!」