1話.アニメ研究部
こんにちは!とある蚊です。
前作ペンを片手に最強生活〜ペンは剣よりも強し〜が消えておりますが、諸事情により削除させていただきました。
申し訳ないですm(_ _)m
今回の作品は異世界好きのとある蚊初の現実世界です!
何を書けばいいかたくさん悩んでおります!
是非感想などよろしくおねがいします!
中二病や〇〇ヲタクというものを聞いたことが一度はあるだろう。
自分をゲームのキャラクターになった気分になりカッコつけてみたり、アニメやアイドルに命を捧げる。
それが中二病であり、ヲタクである。
今や中二病、ヲタクは4人に1人の割合で存在する。
三ツ木 奏はそのうち3人の方に選ばれたごく普通の人間である。
「今日から高校生、今までとは違う生活を求めて頑張りますか!」
奏は高校生で新しい自分デビューをしようとしていた。
奏が入学した陽光高等学校は部活動が盛んであり、部活に入部していない生徒は1人もいない。
そんな高校である。
「奏!部活どこに入るか決めたのか?」
中学の頃からの友達である杉並 郁人(俺はイクと呼んでいる)は、入学する前から卓球部に入ると決めていたらしく入学式当日の内に入部届けにマークをし、卓球部に入部した。
「イクは卓球部だっけ?俺は運動はあまり得意ではないから文芸部あたりに入ろうかな」
「文芸部か……奏にぴったりだと思うぜ」
この学校の文芸部は部員数もまあまあ多く、小説を書いたりするということで奏にはとても合うと思う。
「入部届け出すなら早い方がいいぜ」
うちの学校は生徒全員が部活に所属するということもあり、早く届けを出さないとすぐに締め切りとなってしまう。
「放課後にマークしてから提出してくるよ」
「早めに出せよ!」
イクは心配性であり奏はいつもイクに助けてもらっている。
——部活か。
放課後、奏は入部届けを片手に職員室へと向かう。
「入部届け提出お願いしまーす」
職員室ではたくさんの先生が、デスクに向かっている。
誰に渡せばいいのかも分からずとりあえず1番近くにいた先生へ提出をする。
「入部届けね、たしかに受け取ったわ」
——これで俺も文芸部員か。
翌朝、学校に着くとイクがいきなり寄ってきた。
「アニメ研究部に入るってほんとか!?文芸部に入るんじゃなかったのかよ」
——え?あにめけんきゅーぶ?
「俺はたしかに文芸部をマークして提出したぞ!?」
たしかに文芸部の欄にマークし、提出した……はず。
「先生が言ってたぞ!今朝、奏がしっかり入部届け出したか聞いたらアニメ研究部に入部したわよーって言ってたよ……奏もしかしてマーク1個ずれてたんじゃないか?」
文芸部の下にはアニメ研究部のマーク欄がたしかにあった。
「俺……ミスったかも……」
奏はイクとは違い全体的に大雑把なところがあるため見落としていたのかもしれない。
「とりあえず奏は放課後にアニメ研究部に行って初日だけど退部させてもらってこいよ」
放課後になり奏はさっさと済まそうとアニメ研究部の部室へと向かう。
「ここか……」
扉から少し漏れている光を見ると退部するということを言い出しづらい。
「——よし、行くか……失礼します」
覚悟を決め扉を開けると男子生徒が2人に、女子生徒が2人の系4人が見えたが奏は1人に釘付けになっていた。
——なんで丸本さんがこんなところに!?
丸本 怜奈はとても美少女であり、奏と同じ1年生である。
入学して1週間も経つ頃には怜奈は学校1の美少女と呼ばれていた。
「新入部員の人ですか?奏くんだったよね?」
奏に話しかけてきた男子生徒は、座っている席がいかにも部長という感じがする。
きっと部長なのであろう。
「あの歓迎されているのは嬉しいのですが、俺はこの部に入部するつもりはなくて……」
学校1の美少女に見惚れてるのではなくここには退部をさせてもらいにきたのだ。
「奏くん?アニ研部はやっぱり嫌ですか?」
「いえ、入部させていただきます!」
学校1の美少女に話しかけてもらえただけでも充分だが、同じ部屋にずっといられると考えると入らないわけにはいかない。
「ほんと!?私、丸本怜奈っていいます!3年間よろしくね!」
「こちらこそよろしく!俺は三ツ木奏っていいます。アニメとかには興味はないですけどお願いします!」
美少女と3年間一緒にいられると考えると……なんて色々と妄想をしていた俺の思考を停止させる言葉が降ってきた。
「僕は佐々木 綾っていう名前だから覚えてね!水着くん!」
「水着じゃないです。三ツ木です」
綾と名乗る女子は怜奈が入学するまでは、学校1の美少女と呼ばれていた生徒だった。
——美少女ってアニメ好きなのかな?
ブクマをつけてくださるたびにとある蚊は蚊取り線香をもろに食らった気分になります……
ここ最近忙しい為、投稿間隔が空いてしまいますがご了承くださいませm(._.)m