アドル=ブレイブ‐Loser‐
修正しました
関手が終わった弓は、アドルも今まで見たことない能力値たった。武器が絶対的な力を発揮するゲームではないが、使用方法によってはいろんなボスの人工知能をバカにすることができるかもしれない。
しかしアドル、ユラン、ケチン3人に弓を使う人はいない。最終的に売ることに決心したアドルは、次の割当量のために店を出た。
姿を完全に露出された二つの月。都市は街灯のように設置されたトーチに依存するから暗い方だが、人々の活気は消えなかった。
商品を売買する、狩り場に一緒にする人を募集する。腕組みした恋人や対戦に熱上げる人も見られる。
ここはすでに人が生きていく一つの世界かもしれない。アドルはふとそんなことを考えた。
らしくない感性に濡れていたアドルだったが、頭の中に響く声が彼を現実に戻させた。
[こんにちは、アドルさん!]
DM(Direct Message)。知らない相手からだった。
アドルは設定で自分の名前を他人に見せないようにしている。それなのにDMを送るなんて…シーフアビリティをつけているプレイヤーと思ったアドルは、メッセンジャーウィンドウを開いて自分にDMを送信者の名前を見た。
『泥棒オイラめちゃくちゃ』
(正気に作成された名前?)
[あの、アドルさん。な聞こえていますか?聞こえないふりをするつもりですか?]
[何の用事だ。]
[ああ、聞こえるんですね。こんにちは、アドルさん。アドル=ブレイブさん。]
まだあどけない少女の声だ。シーフ系アビリティの育成を手伝ってとか、アイテムを頼む類のプレイヤーだろ。
どのように追い払うのか悩んでいたアドルが。
[オレンジユニーク弓はどうです?やはりすごくいいですか?]
ゆらんとケチンを除いて誰も知らなければならない情報を、彼女が口にした、
[お前はだれだ。]
[名前なら見えるんでしょう?それ、けっこ気にしてつけた名前ですよ?]
突っ込みたかったアドルだが、平常心を維持しながら話を続けた。
[名前ではなく、所属を呼んで。どこのギルドか?それともグループか?]
[どちらもないです〜。アドルさんのようなソロ?]
シーフ系は戦闘に使用するだけのアビリティがほとんどない。さらに習う瞬間、悪属性になるので、面倒くさいペナルティも多くなってギルドに所属して助けを受けるのが普通た。
システムの盲点を利用してアビリティマスターまで上がったプレイヤーもあったが、彼は4ヶ月前に種を消したはず。
[あたしは、ほんとにソロですよ?証拠でも見せれば信じてくれますよね!]
ソロプレイヤーであることを証明する証拠なんかあるわけない、そんなアドルの考えをあざ笑うように、彼女は画期的な方法を提示してきた。
- 『泥棒オイラめちゃくちゃ』様が『アドルブレイブ』様に対戦を申し込みました。モードは、<デスマッチ>です。承諾しますか? [Yes / No]
デスマッチ。死を前提とした対戦モード。かかっているソースは100万。アドルのレベルも二段階ダウンさせるほどのすごい量だった。
死んだらすべてのソースを失い、それを取り戻すためにはリゼン(リジェネレーションの略:モンスターが生き返ること)した化物たちまたそ殺し、死んだ場所までいかなきゃいけないこのゲームで100万は怖いほどの量だ。再び集めるのに3日をすべて使っても不足するかもしれない。
自分にこれほどのペナルティをかけても、あなたを倒す自信があります。
アドルには彼女がそう言ってるみたいに見えた。
[認めよ、あなたがソロということを。]
認めても損害はない。アドルはNOを押した。
[クールですね。しかし、失望!あたしの実力がどこまで届くか試したかったのに。]
(同感だ。)
シーフ系アビリティを一定水準まで引き上げたソロプレイヤーとの戦い。どのような戦略と戦術を開くか気になった。
しかし、今のアドルはあんな巨大なペナルティを背負って戦うだけ猪突的ではなかった。
[用件は何だ。]
[あ、忘れてました。]
(何だ、こいつ。)
[そんな顔しないでください。うっかりすることもあるでしょ!人だから!]
アドルはサーチ系アビリティを使って周辺を確認したが特に反応はなかった。
(俺のサーチより潜伏アビリティ熟練度が高いか?それともシーフ系の…)
[オレンジ弓の譲渡をお願いするために話をかけた。ヘヘっ]
その瞬間、ブロックしたかった。
現金で千万単位を超えるオレンジアイテムを単に譲渡?さらに物件が少ない弓、実際の値段はオークションで貼り付けるまでわからないレベルでだった。
[やはり無理なんでしょう〜]
[……意図が何だ。]
100万のソースをかけるほどの人が何も考えず、このような話をするとは思えない。
[お願いするのに理由が必要です?ただの物もらいですよ。]
[本気、なのか?]
[はい。本気。真実。 Real。 True]
ブロックした。
[あ、まって―]
彼女が何か言ったがアドルは無視した。時間を無駄にする理由がなかった。
彼はため息をついてワープゲートに足を運んだ。