感情と気候
気候は曇り空
それは、私の心の曇りを表しているようだった。
私の今までは酷くつまらなく、悔みも多く残り、倦怠感など、本当に私の人生は
クソみたいなものだ。
生きてる感覚がもはやなかった。
分厚くなっている灰色の雲からは、今にも雨が降りそうだった。
今日の気候は、私の心情をよく表している気がして逆に嫌な気分になり、雨が降りそうなんて、今にも私が泣きそうだという状況に陥ってるようではないか。
私はこの曇り空が晴れれば、いい気分になれるのだろうか。
この曇り空から水滴が垂れた頃には、
私はないているのかもしれない。
気候は、その人自身の気持ちを表してくれてる気がする。
そして曇り空は、これからの自分がどう変わるのか、そんなことを表している気がする。
そんなことを思ってるうちに、空に浮かぶ分厚い雲は薄くなっていき、太陽の光が見え始めた。
また明日から、少しずつよくなっていくのかもしれないなんて。
空想なんか思い浮かべて歩いたいつもの帰り道は、どこか違っていた気がした。