第三十二話 伝わる思い
おはようございます!
皆さんは通学中でしょうか?私は今電車に揺られながら打ってます(笑)
今回を入れてあと三話…。
ラストスパートです。
感想を書いて下さった方々!
ありがとうございます!
婚約者事件から約一週間。
菜川光一は井上佳代さんと幸せな毎日を過ごしてました。
「……最近、ティータイムに来る人増えたわね〜...」
「てか、なんでこいつらがここに普通にいるわけ?」
愁さんが指差した方にはにっこりと微笑む菜川光一と井上佳代さんがいたのだ。
うん。同感です。
しかも広尾さんまで…
「邪魔?」
『あんたは邪魔』
全員口を揃えて言った。
菜川光一はシュン…っとなって佳代さんに抱きついていた。
佳代さんはすみませんすみませんとペコペコ頭を下げていた。
コントにしか見えませんね(笑)
「まぁ良いんじゃないのか」
「鏡?」
珍しく鏡さんが笑いながらそう答えていた。
鏡さんが言うのなら…。
全員がそう思っただろう。
しかし、
「俺も本当は茶衣連れてきぶほぉっ」
全部言い終わる前に夏樹くんの足蹴りが鏡さんの鳩尾にヒット
「ただの自慢かよ」
「きょんウザす」
「死ね」
「ちょ…自慢じゃなくて…あ、自慢かへぶっ」
私と佳代さんと静さんはゆっくりとお茶を飲んでいた。
……久しぶりですね。
こうやって笑っていたのは。
私幸せです。
「あ、アスカぁぁっ」
「ふぅ…」
どこからか小鳥のさえずりが聞こえますねえ…。
私はアスカじゃありませんし…一体誰のさえずりでしょう…。
(↑ダーク)
「こ、これでどうだっ」
鏡さんはメガネを外した。
すると皆さんはうろうろとし始めて混乱していた。
………?
「……いいんだけどさ…。うん…。なんでみんな俺がメガネ取ると気付かないの」
「さぁ…?あんたイメージ違いすぎるからじゃない?」
静さんがお茶をすすりながら鏡さんに言った。
うんうん。そうですよね。
でも相変わらず…ですね。
「鏡さんはどうしてダテメガネをしているんですか?」
「ああ。沙紀には言ってなかったっけ。俺昔メガネ無しで学校行ってたら女子に凄まじくストーカー行為されてなぁ…」
な…なるほど…。
それは…怖いですね…。
私は自然と顔がひきつっていた
「ねえ、鏡ったらいつの間にさーちゃんの事沙紀って呼ぶようになったの?」
「え?結構前だよ」
「はい。確か鏡さんの家に菜川光一撲滅大作戦会議をしていた時ですかねえ…」
普通に呼ばれましたし。
沙紀。って。まぁ呼びやすいんですよね。
「ふぅん…」
「あ、そうでした!今日クッキーを作ってきたんですが…」
『クッキー?!』
うわぁぁっ?!
み、皆さんすごい反応しましたね?!
一応…作ってきたんですが…。
まずいと思いますが…。
ハイ。
「いっただっきまーす!」
皆さん喜んでます。
嬉しいです///
あ、愁さん…。
「愁さん愁さん!」
「あ?」
手のひらで呼んだ。
愁さんは?と言いながらこっちに歩いてきた。
愁さんは甘いもの苦手なんですよね?確か…?
「はい!どうぞ!」
「え?」
「愁さんは甘いもの苦手なので甘さ控えめジンジャークッキーです!」
手のひらには別に包まれているクッキーが乗っていた。
愁さんは少し照れながら
「さんきゅ…」ともらってくれた。
「沙紀?」
「はい?」
「あの…お前に言わなきゃいけない事が…」
愁さんは私の腕を掴んだ。
真剣な目…。
また何かあるのかな…。
「俺な…あし」
「愁!鏡の奴捕まえて!」
真子さんの声が響いた。
愁さんは言いかけた言葉を飲み込んで
「…ああ」と戻ってしまった。
あし…?
あしって…なんでしょう?
私はずっと悩んでいた。
愁さんが真剣な目をするのは本当に大事な事がある時だけだったから。
…………不安。
なんでだか不安がよぎる。
何故か分からないけどこの時私は…まだ気付いてなかった。
ラストステージが始まる事を。
そして、、、
「アスカッ?助けて!!」
「………」
「アスカが無視したァ!!」
そして、、、
「…うるさい鏡くん」
「ひぎゃあッ!」
「あははッあははッ」
………そして、、、
「全く…お茶の邪魔だわ」
「あ、クッキー美味しいです」
………もう良いです。
集中が出来ません。
そして、、、の続きが言えない。
ハァ………。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
あっっっっという間に放課後!
沙紀と愁は委員会の仕事で残っていた。
そうです!彼らは委員会に入っていたのですよ?!
作者も書き忘れて…(←バカ)
「終わりました―!」
「結構かかったな…」
愁さんは時計を見て呟いた。
私たちが始めたのが16時、今の時刻が20時。約四時間はやっていたんですねえ。
ホッチキス留めも辛いです。
「あ、愁さん!今日お昼の時何か言いかけませんでした?」
「ああ…ゥン…そうだな」
また暗くなった。
愁さん…何なんですか?
物凄い…嫌な…予感が…
「俺、明日から…………だ」
「え?」
………?
今、何て言いました…?
俺、明日…
―――『留学するんだ』
「ちょ…ちょっと待って下さい!!留学するって…」
「言わなくて…ごめんな」
「そんな事…
どうして言ってくれなかったんですか?!」
つい声が大きくなる。
真っ暗な廊下に響く声。それが余計に寂しさを増させた。
ぎゅっと握りしめた手は震え、そして目の前にいる愁を沙紀はずっと見つめていた。
急な別れ。
そんな現実が嫌だった。
「沙紀………本当にごめんな」
愁さんは優しく私の頭を撫でた
サヨナラを意味するように。
こんな私でも幸せだったんですよ…。愁さんや静さん…鏡さんや夏樹くんと…笑い合ってふざけ合って…。
他愛のない話で笑って。
泣きたいときには泣いて。
このままじゃダメなんですか?
このまま…幸せでいたいのに…
愁さんは離れていく…
それがどんなに悲しいか…
「…分かりますか?」
「………」
「……何処なんですか?」
「フランス…」
フランス………。
滅多に会えないんですね…。
私は…笑った。
笑って送りますよ?
そうしなきゃ…ずっと泣いてる
愁さんの事…大好きだから…
だからこそ
だからこそ笑うんです
「っ…クッ…ひっ…」
でも、泣いちゃうもんです。
泣かないつもりだったのに目からは大粒の泪が零れ落ちて止まらなかった。
愁さんはそんな私を優しく抱きしめてくれた。
暖かくて
また泣いてしまった。
弱虫。
愁さんは私が泣き止むまでずっとずっと抱きしめてくれた。
愁さん…
大好き…
だから…………
行ってらっしゃい…………
愁が留学って………。
フランスと日本ってどの位離れているんですかねえ?
行ってきますo(^▽^)o




