第二十七話 お祭り編 前編
お祭り編です。
前編には出てきませんが後編には菜川と愁が出ます。
※明日から忙しくなるので一日更新は今日までとします。
でも出来るだけ頑張りますので是非是非ご覧下さいッ♪
私はいつの間にか眠っていた。
ここは…どこだろう…
「ん……」
「ん?」
何か声がしたから横を見てみると真横に綺麗な寝顔が。
――――うっきょぉおお?!
「誰デスカ――――?!」
「さーちゃん声大き…」
あ、静さん?!
そっか…そうでした。
私…昨日静さんの家にびしょ濡れで来てそのまま寝ちゃったんですね。でも何でベッドに…?
首を傾げて考えていると静さんに腕をグイッと引っ張られた
「わわっ?!」
思いっきり静さんの胸に潜ってしまいハッと離れた。
びびびっくりしましたぁ―
だって静さん急に引っ張るし…
私は顔を真っ赤にしていた。
「ねえ」
ビクッ
静さんに話しかけられて緊張していたのがバレバレだ。
「昨日の…本当?」
昨日の…?
少し考えてみた。
巻き戻し <<
『さーちゃん、俺と…
……付き合ってくれないか』
私は、小さく、頷いた…………
ん?頷いた?
頷いたぁぁぁぁっ?!
え?!何ですか?!
私頷いたんですか?!
全く記憶が無いのですが…(汗
って事は.......
「え゛ぇぇぇぇぇぇぇ?!」
「やっぱりね」
静さんは爆笑していた。
え―っとぉ…えっと…
何か分かりませんがなんとなく………………
「ごめんなさいッッ」
謝りました。
だって付き合うなんて…。
私まだ愁さんが...
あ………そっか。
もう別れたんでした…
はぁ...。
「何百面相してるのよ…クス」
「笑わないで下さいッ」
静さんの意地悪。
………ごめんなさい。
「ま、それは良いとして、今日はお祭りがあるから行きましょ」
「あ!そうでした!でも昨日と同じ服…でした…」
びしょ濡れの(笑)
乾いてますが着るのはちょっと…………。
「なら、お風呂入る?」
「へ?お風呂ですか?」
「うん。で、妹の下着貸してもらうから服は気にしないで」
「はいッ…って静さん妹さんいたんですかッ?!」
そこ!本当にびっくりです!
静さんはふふふと笑い頷いた。
「いるわよ〜。ちゃんと女の子の妹がいるわよ。お風呂から上がったら紹介するわ」
「分かりましたッ」
私は案内されてお風呂に行った
ガラッ
「うわぁ…広ーい…」
本当に広かったです。
綺麗な大理石に広いお風呂。
も―幸せですッ!
「さーちゃん?下着ここね―」
静さんの声がした。
「ありがとうございます―」
「じゃあごゆっくり♪」
はふ―....。
気持ちがいいですねぇ―
お風呂〜///
〜二十分後〜
「あ、コレですね」
タオルと下着があった。
それを着てお風呂場を後にした私は火照っていた。
ふぅ…。
「さーきちゃぁぁん♪♪」
ムギュッ
「うひょあぁッ?!」
また変な声がッ?!
といいますか…どなたですか?
「沙紀ちゃんッ」
「えぇと…はい?」
「やっぱり!可愛い〜♪」
「か、かわ…///」
この可愛い女の子は…?
「由依!由依ったら…もう」
「兄貴!沙紀ちゃん可愛いね」
由依?
も、もしかしてッ?!
この方がッ
「そう。妹」
「静の妹の路乃由依です♪」
可愛い――――♪♪♪
由依ちゃんですねッ。
「水野沙紀といいます」
「沙紀ちゃん♪」
「あ、そうださーちゃん。ちょうどね浴衣があるから着ない?」
「ゆ、浴衣ですか?」
「わ―♪兄貴ナイスタイミング♪ねぇ沙紀ちゃん着なよぉ」
浴衣ですか....。
お祭りですもんね。
じゃあお言葉に甘えて…
「お願いしますッ」
「は―い」
「じゃあ浴衣は由依に任せて♪兄貴は化粧とか宜しくね」
「任せてよ♪」
と言って私は由依ちゃんに連れて行かれました。
そこは由依ちゃんの部屋。
綺麗に片づいてました。
ふぉあ…女の子の部屋です―
「はい、ボーっとしないッ」
「すみませんッ」
「あはは。沙紀ちゃん可愛い」
「可愛いくないですよ...」
可愛い可愛い言い過ぎですよ。
私可愛くないです。
「嘘。超可愛いよ。だって兄貴が惚れるぐらいだもん」
「それは…」
「じゃあ時間無いから急ぐね」
と言って由依ちゃんはパパパパッと浴衣を着せ始めた。
うわぁ…早―い...。
あっという間に着てました(笑)
「兄貴―!OKだよ―!」
「はぁい♪」
今度は静さんが化粧品を持ってやって来ました。
な、何を………?
「パパッと済ますからね」
静さんはパパッと本当に早く済ましてしまいました。
びっくりです。この姉妹←?
「さ、行きましょ」
「はい」
今は五時です。
昨日とは違って良い天気です。
「晴れたわね〜」
「そうですね」
「さーちゃん綺麗よ」
「へ?!」
急に言わないで下さいよッ///
も―慣れてないんですから///
―お祭り場―
「沢山人いますねえ…」
「あら、夏樹?」
「あ、静?」
夏樹くん、私に気付いてない…
悲しい…
「あれ?えっと…沙紀?」
「真子さぁぁんッ(泣)」
「沙紀だ………」
沙紀ですよぉぉぉぉ(泣)
そんな変ですか?!
「超可愛いんだけど!!」
「へ…?」
「夏樹!これ沙紀だよ!」
「へ?マジで?!沙紀ちゃん可愛いんだけど!!」
と言って抱きついてきた。
夏樹くん……。
いつの間にか大きい…
「ぉい夏樹ぃ?あたしの前でよく堂々と女の子抱きしめてるわねぇ………?」
『ひぃっ?!』
真子さんはブラック…
怖いです!!!
「はいはい。落ち着きましょ」
静さんの一言で止まった。
ところであの二人は?
「あ―…知らね」
「え?」
「喧嘩でもしたんでしょ」
「………」
そうなんですか?!
それは…どうしてですか?!
「沙紀ちゃんを振ったからだ」
「わ、私が原因?!」
なんか…………
ごめんなさいッッ!!!
お祭り編 後編に続く
静って妹いました♪
路乃由依-ミチノユイ-
性別 女
年齢 14歳
性格 可愛い物大好き
静にそっくり。




