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さぁ

 さて、私は異世界にトリップしました。

 いいか、目を開いたらもうそこは異世界だぞ。常識なんて通用しないんだぞ!という意気込みで目をカッッと開いた先。そこは深い深い緑の森・・・。ではなく、灰色の薄暗い壁でした。

 ・・・・・・・・・。

 「なんでだよッ!」

 ハッ、思わず突っ込んでしまった。急いで周りを確認すると、5mくらい先までずっと壁が続いていて、その先は光があふれていてよく見えない。そして壁側にはいくつもの青いポリバケツ。つまり。ここは、どこかの町の 路 地 裏 ?

 ・・・は?

 いやいやいや。なんで。普通森か山とか、そんなところに飛ばすだろう。バカなの?死ぬの?ちょっと他の小説様読んで来いよ。路地裏って何。

 はぁ・・・。

 でもまぁ目を開けたらそこは牢屋、ってならなくてよかった・・・。異世界に来てそうそう捕まるとか洒落にならん。

 あ、そういえば神様がランダムで能力くれるって言ってたけど・・。どうなんだろう。やべぇ、心配になってきた。路地裏に飛ばすような人だ、どうせ碌な能力ではないんだろう。というかまずどうやってそれを確認するんだよ。もんもんと悩んでいると、

 ウォン

 「うわっ」

 なんか現れた。目の前に。薄い、青くて透けている・・・。紙?ガラス?あれ、なんか書いてある。

 

 《 ステータス 》

  name:シュリ・キザキ

  main:変身魔術

  sub:翻訳魔術

    空間魔術 

    盗聴魔術

    読心魔術

          →

 

 え・・・。なんだこれ。ステータス?あぁ、なるほど。これで確認しろと。多分このmainってやつが基本的なのでsubがおまけか。

 ・・・ヲイ。なんでmainが「変身魔術」なんだよ。変身ってなんだ。この私にカッコイイかっこわらいポーズをしながら決め台詞を叫んで欲しいのか、そうなのか。これならまだsubの方が強そうなんだが。空間魔術っていうのは多分あれだ、自分で空間を作って色んなものを収納するってやつ。盗聴って・・・。そのままの意味だろうなぁ。読心もしかり。ってか人の話を盗み聞きして、人の心を読むって、どんだけ悪人にしたいんだよ私を。プライバシーもクソもねぇよ。あ、そういえばなんかステータスの端っこに矢印がある。これどうすんの。・・・とりあえず、矢印の方向に指を動かしてみる。おぉ!画面が変わった。


 《 アイテムボックス 》

  ・手紙


          ← 


 手紙?とりあえず、クリックしてみる。もちろん指で。


 《 拝啓 木崎朱里 様


   これを読んでいるということはもうそちらの世界に着いているということじゃな。突然じゃが、お主の「変身魔術」について少し説明をさせてもらう。変身魔術・・・略して変術は、お主が念じれば何にでも姿形を変えられるという、いたって単純なものじゃ。人間はもちろん、動物、植物、果てには命が宿らない物にだって姿を変えられる。ただし、植物と物は本来人間とはまったく別の生き方をしているので、1日ほどで効果が切れてしまうので、気をつけることじゃ。

   さて、次はこの世界のことについて、説明じゃ。この世界―――エルドランドは、主に3つの大陸に分けられ ておる。魔大陸、妖精大陸、人大陸。お主が今いるのは、人大陸の最先端の町、マリスガじゃ。マリスガから馬車で1か月半ほどのところに、人大陸最大の街、王都がある。ちなみに人大陸は5つの国に分かれておる。王都はその中でも1、2を争うほど巨大な国、ルーフスロートの中心にあたる場所じゃ。まずはそこで職を見つけるのがいいじゃろう。お主なら城で働けるかもしれんな。

      では、異世界での無事を祈る。

                                  神》


 ほぉ・・・。神様にしては、役に立ったな。ってか変身魔術―――変術ってチートだな。何にでも変身できるって、じゃあ魔王とかにも変身できんの?やべぇなww

 とりあえず、この路地裏からでないと。私はステータス画面を閉じて、壁の先の光に向かって歩き始めた。・・・が、外に出るまであと1歩というところで、止まる。外を見ないように目を閉じて。せっかく異世界に来たんだ。初めてみる町くらいは、特別にしたい。

 せえのっ

 心の中で呟いて、目を閉じたまま一歩、町へと飛んだ。バサッと、私が着ていたらしいマントが翻る音がする。そして、ゆっくりと瞼を開いた。

説明がごっちゃごちゃで意味わかんないかもしれません・・・。

すいません。

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