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過去
前いったとおり過去です
「みやび!いい加減その長い髪やめなさい!」
「みやび様・・・そのほうが・・・」
「何よぅ、あたし結構、魔王で女王っていう位置、気にいってんのよぅ?・・・ふっ、まりあ、ちょっと来なさい?」
「・・・はい」
「まりあちゃん!だめ!」
ギンッと、みやびは母・かりあを睨みつけた。
「っ・・・」
「まりあ、あなたは本っ当に・・・」
みやびとまりあは、口づけをする。昔から魔王は、家来の力を奪うことができる。その形は様々だが、今回は口づけのようだ。
「さよう・・な・ら、み・・や・・び・・さ・・・・・・ま」
「ジャマだったわ~。消えたわねぇ、よかったぁ」
「みやび!あんた・・・っ」
グサっ・・・。みやびの体から血が吹き出る。
「みやび様、あの世で、いろんなことを悔やんで下さい!」
その人物は、無口で有名だった、沙羅・クリアという、家来であった。
(みやび・ルリア・リリアは、ただいま意識不明の入院中であるー・・・。)
最期じゃないのです