表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ - こうして私は別の世界に迷い込んだ。

私は10歳の女の子。でも年齢の割には頭がいい方だと思う。

お母さんの一人娘で、家族の中で生まれた唯一の女の子。

それ以外はみんな男の子ばっかり。女の子がほとんど生まれない家系って、かなり珍しいよね。

理由はわからない…たぶん遺伝子とかかな? 聞かれても私も答えられないよ。


私の生活はシンプルで普通だけど、同時に素晴らしいもの。

両親がいつもそばにいてくれて、私は二人を何よりも愛してる。

人生で一番大切な人たちだよ。お父さんは仕事がめっちゃ順調で、もうすぐ大金持ちになれそう。

お父さんのおかげで、生活に困らないんだ。お父さんは一日中働いて家族を支えてくれる。

家族の大黒柱として、そして人としても、私が一番尊敬する人。だから大好き!


お母さんも本当にすごい人。

家の中のこと全部やってくれて、私たちのためにいつも頑張ってる。

私もできる限りお手伝いして、力になりたいって思ってる。


私もとびきりの良い娘でいようと頑張ってた。

できることはいつも率先して手伝ってたよ。

お父さんがお母さんと二人きりで過ごしたい時とか、夫婦の時間が必要な時は、よくおじさんの家に行ってた。


今日はおじさんが街に買い物に出かけたから、おじさんの家に来てた。

その間、私は公園のブランコに座って待ってた。

きれいな青空に少し雲がかかった空を見上げてた。


— おじさん、なんでこんなに遅いんだろ…お腹すいたな — とつぶやいた。


料理ができないわけじゃないけど、おじさんは缶詰ばっかり食べる人。

なんで何でも缶詰で済ませるのかわからない。

きっと料理が面倒くさいんだろうな…そう考えると、あんなに細いのも納得。


それに今日はやけに静かだった。ちょっと寂しくなっちゃった。

いつも一緒に遊んでくれる子供たちはどこ行ったの?

もう遅い時間なのかな。そろそろ暗くなりそうだけど、おじさんまだ戻らない。


あれ…私の腕時計が壊れてた。

ずっと14時43分を指したまま動かない。

携帯を手に取って、あちこち向きを変えながらちゃんと動くか確認した。


その時、突然赤い光が私の横を通り過ぎた。


— え、今の何…?


光が来た方を見たけど、もう何もなかった。

目の前で消えちゃったみたい。何が起きたのか全然わからない。


ふと上を見ると、鳥が空中で止まってた。

落ちるでもなく、羽ばたくでもなく、ただ静止してる。

びっくりして目を大きく見開いて、周りを見回した。本当に怖かった。


突然、窓ガラスが割れるような音がした。

近くに窓なんてないのに、すぐそばで鳴ったみたいに大きくて、耳がキーンとなった。


前を見ると、何かがこっちに来てた…あれは何?

赤くて、ガラスが砕け散るみたい。

逃げようと体を動かそうとした瞬間、心臓がドキドキし始めた。

でも体が動かない。完全に固まっちゃった。


次の瞬間、泣く暇も…助けを呼ぶ暇もなかった。


最後に聞いたのは、女の人の助けを求める声。


そして、私は別の世界にたどり着いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ