13.新しい装備
店を出た三人は元々予定していた武器屋へと来ていた
セブリのクエストは空いた時間で構わないと言っていたこともあり、先に自分達の装備を新調することにした
「おお!剣だけでもいろんな形があるな!」
「防具も色んな種類が置いてあるわよ、早速見ていきましょ」
代表的な剣であるブロードソードや刀身が細いレイピア、少し変わり種としてショーテルや鉈なども置かれていた
防具は全身セットとなっているものがおいているようで、三人は気になるところから見ていくのだった
「俺は剣から見ていこうかな」
ツバメは剣が並べられている場所に向かい、メグは杖の場所に、アーネは防具の場所に移動した
剣をよく見ていると特別な効果がついている物もある、しかし値段が大幅に上がっているため今のツバメには手が出せなさそうだ
「一通り触ってみたいが、すまん!ここの剣は持ってみても大丈夫か?」
「雑に扱はねーんなら問題ない、好きにしな」
カウンターで本を読んでいるおっちゃんに向かい尋ねると、おっちゃんはこちらを見ずにそう答える
ツバメは礼を言い、剣の方へ顔を向ける
始めにショーテルや鉈、ファルクスといった少し特殊な刀身の剣を触り、縦や横に剣をふるい感覚を確かめる
「使えなくはないが、しっくりは来ないか?」
軽く回してみたりもするが、少し違和感を感じるようだ
次にツバメはブロードソードやレイピア、ロングソードなどの刀身が真っ直に伸びた剣を持つ、レイピアはスタイルが大幅にに変わってしまうため悩みどころだが、代表的な形をしたブロードソードなどの剣はやはり使いやすく感じるようだ
「ロングソードか、この長さは結構しっくりくるな」
刀身が長くなっているこの剣、しかし重心は手前にあるため振りずらさは感じられない
ツバメは決まった流れの型で剣を振るい再度感覚を確かめる
「これで決まりだな、あとは防具を見に行くか」
無事武器が決まったツバメは防具の置いてある場所へと向かう
そこにはアーネと武器を選び終えたメグがいた
「これとか可愛いよね!」
「あら、こっちも似合いそうよ?」
どうやらどの装備がいいのかを話し合っているようで、その手に持つフリフリの多い服などを見てツバメは声を掛けるのを躊躇ってしまう
「あ!やっと来た!」
「ほら、早くこっちに来なさいよ」
以前ツバメは二人の買い物に付き合った際、着せ替え人形にされてしまった経験があり少し顔を歪ませる
その魔の手からは逃れることはできないようで暫くの間なすがままにされるのだった
しばらくしてツバメは解放され、着せ替え中にあった露出の少ないものを選び会計を済ませ外にでる、メグもアーネも自分の分を購入し三人は早速と新しい装備に着替える
装備はメニューから選択すると直ぐに切り替わり、三人は自分の新しい装備に少し興奮していた
「見て!凄く可愛い!」
腕を広げくるりと回るアーネ
スカートが膝上あたりの赤い色の服を着ており、鉄の胸当てや肩当て、手の甲から肘近くまであるガントレットを装備している
下は太ももまで伸びた革靴を履いており、足の甲や脛、膝の部分が鉄で守られているようだ
「気に入ったわ、それに意外と動きやすそうね!」
メグは肩や胸元が露出した紺色のドレス、袖は先の部分が広がっておりスカートの先には刺繍が入った、何ともオシャレな服を着ている
そして肩に黒いショートケープを羽織り、如何にも魔法使いといった印象を感じさせられる
「カッコイイな!気合いが入るぜ!」
ツバメは長ズボンに長袖といった男よりの服装をしており、アーネと同じ場所に鉄の装備を装着している
鉄の胸当てには金色の装飾がされておりカッコイイ装備となっている
「それじゃあ早速魔物狩りだー!」
「新しい武器も試したいしな!」
セブリのクエストのため、三人は薬草のあるラビットのフィールドに向かう
武器もそれぞれ新調しており、ツバメは鉄のロングソード、アーネは鉄のブロードソード、メグは先端に宝石の付いた木の杖を装備している
「アーネはブロードソードなんだな」
「まあね!1番使い慣れてるから!」
β版の時に使っていたのだろう、それに勇者と言えばシンプルなブロードソードが似合うとツバメは思った
「メグは鉄の杖とかじゃないんだな」
「宝石が付いてるから結構値段がするのよね、でも杖自体も魔法の通りやすい木で出来ているから見た目以上の性能よ」
木にも種類があるようで、魔法使いの持つ杖は大体が魔力を通しやすい木を使っているため消費魔力が軽減されるのだそうだ
そこからフィールドに着くまで三人は、二人がβの時に見たことのある装備の話をしていた
「よっしゃ早速ラビットを狩るか!」
「おー!」
フィールドに着き、早速と意気込む二人にメグは少し待つよう声を掛ける
「待ちなさい二人とも、薬草の採取が先よ」
「そんなぁ、早く試したいのにぃ」
おばあさんのクエストのためにフィールドに来たのだ、メグの言う通り先に採取した方がいいだろう
意気込んでいた分残念そうにしているアーネにツバメが声を掛ける
「それじゃさっきみたいに採取した数でまた競うか、三位は一位にジュースの奢りな」
「ええ!絶対勝たないと!」
アーネは顔を勢いよく上げ、駆け足で薬草を集めるため木の近くや草が多く生えた場所に向かう
それを見た二人もそれぞれ違う場所に向かう
「よっしゃ!セブリさん達のためにも大量に集めるか!」
そう意気込みツバメは周囲の薬草を集め始めた、取り方で品質も変わるようなので丁寧に引き抜く
たまに人参なども発見し、ツバメはついでに採取し少量手に入れることが出来たのだった
「みんな集まったね!それじゃあ結果発表!」
暫くして再度集合した三人、アーネは自信満々で自分の採取した薬草の量を伝える
「私はね!54本集めたよ!」
「凄い量を集めたわね、私は38本だったわ」
アーネはその自信に見合う量を集めたらしくメグより大幅に多い数だった
「俺は46本だ、1位はアーネだな!」
「やった!1位だー!」
ツバメも頑張って集めたがアーネには勝てず、アーネは見事に一位を獲得した
「残念、今度ジュース奢るわ」
「ありがと!楽しみにしてる!」
ツバメとメグは喜ぶアーネの様子を微笑ましいと眺める
三人で合計138もの薬草を集め、次はお預けされていたラビットの討伐に向かうのだった
クエスト[薬草の採取] 46/0
クエスト[毒草の採取] 0/0
新しい装備や職業の確認は特に問題もなく、それぞれが満足のいく結果で終えることが出来た
そして三人はそのまま毒草の生える場所、フロッグのいる沼のフィールドに向かった
ステータス
[名前]
ツバメ
[メイン職業]
-戦士-Lv7
戦士の知識
▷スラッシュ、スピア、パリィのスキルが使用可能
戦士の心得
▷戦闘時物理攻撃力が上昇する
[サブ職業]
-聖職者-Lv1
聖職者の知識
▷ヒール、ピュア、プロテクションのスキルが使用可能
聖職者の心得
▷戦闘時魔法防御力が上昇する
[称号]
渡り人
▷登録した国や街等に転移することが出来る
不屈の心
▷戦闘時間が長引く程に強くなる
もう1つの職業
▷サブの職業欄が解放される
[装備]
剣士の戦闘服
鉄のロングソード




