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【完結済】不思議な桜が繋いだ縁【仮】  作者: 三愛 紫月
霊魂うつし

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入れ替え

「今日は、上條陸がいるか見てきてくれるか?」


『何言ってるの?三日月先生』


「いいから、早く。見てくるのだ」


私は、冴草健斗の幽体を行かした。


三日月の書物を取り出した。


五木結斗に試したやり方で、入れ替えをする。


ただ、キスやそれ以上を私の肉体でと言うのは、上條さんに申し訳ない。


私は、書物を捲る。


「これだな。」


黒き能力者だけが、使える方法だ。


これなら、許されるであろう。


『今日は、夜勤だって。凌平がイチゴに話していた。』


「わかった」


私は、包丁をキッチンから持ってくる。


『三日月先生』


痣もちの肉体にいれてよいのかは、実例がないから仕方ない。


私は、五木結斗にやったように手首を切りつける。


「イッ。」


手を差し出す。


『何?』


「舐めてくれ」


私は、冴草健斗に舐めさせた。


フワッとして、グラッとした。


「三日月先生」


『成功だな』


私は、笑った。


冴草健斗は、ハンカチで手を縛る。


「行こうか、そのスマホでタクシーを呼びなさい」


『三日月先生、貸してくれるの?』


「あぁ、構わない」


冴草健斗は、タクシーを呼んだ。


『俺だってわかる?』


「大丈夫。私がついていくから」


タクシーが、到着した時刻になったのか、冴草健斗は立ち上がった。


しかし、飲み過ぎているからフラフラしている。


鍵をかけて、下に降りた。


魂と身体がアンバランスで、しんどいらしい。


住所を告げるとタクシーは、走り出した。


「はぁ..はぁ」


「お客さん、病院行きますか?」


「大丈夫です。飲み過ぎただけです。」


そう言って、冴草健斗は笑った。


浜井凌平の家についた。


ピンポーン


「はい」


「あの、夜分遅くに失礼します。三日月宝珠(みかづきほうじゅ)です。」


「あっ、三日月先生。待ってください。今開けます」


ガチャ


扉を開けられた瞬間、感情が爆発した冴草健斗は、浜井さんの家の玄関に入り体を壁に押し付ける。


「何ですか?離して。」


「はぁ…はぁ…はぁ」 


これでは、変質者ではないか!!


「やめて。馬鹿にすんな」


浜井さんは、力一杯暴れてる。


「凌平」


「やめて、んんっ、」


まずい。


私は、手を当てる。


弾かれてしまった。


まて、落ち着け、落ち着け。


冷静になって、三日月宝珠の手を握りにいく。


バシン


どういう事だ。


「やめて、やめて」


これでは、強姦ではないか


ヘナヘナと崩れ落ちた浜井さんは、体を起こしながら玄関から逃げようとする。


その腰を後ろから抱き締める。


「やめてーやめてー」


無理やりパジャマのズボンに手をいれていく。


「やめて、僕は健人さんとしなくなってからしてないんだよ。やめて。」


「好きだろ?凌平」


「やめてーー」


駄目だ、冴草さん


私は、背中に手を当てる。


ドクン……


「やめて」


「すまない。」


私は、浜井さんのズボンから手を抜いた。


「酷いですよ。三日月先生」


あれを(さわ)るのは、二度目だった。


「すみません。」


冴草健斗は、止められない衝動に泣いていた。


「生理現象です。男だから」


何も言ってないのに、そう言って睨まれた。


「あの、今のは…」


「事故だと思って忘れます。お酒飲んでいるんですよね」


冴草健斗が、私の肩を掴んだ。


やめてくれ、そんな悲しい言葉を話させないでくれ。


涙が、ポタポタ流れてくる。


私は、冴草健斗に言わされる。


「気持ち悪いものを見る目だった。俺は、わかって欲しかった。何で?歯止めが効かなかったけど。俺だったんだ。愛なんて所詮幻だよな?肉体が変われば、凌平は俺なんか忘れるんだな。俺は、あの後からずっと凌平を刻み付ける方法を探していた。三日月先生は、いつだって俺の味方だった。だから、貸してくれたんだ。体を…。俺に気づかない凌平なんて大嫌いだよ。二度と、二度と会えない場所に行くんだ。俺、魂を末梢してもらうんだ。だから、凌平を向こうでも待ってないよ」


冴草健斗が、私の肩から手を離した。


なぜだ。


酔っているから、私は全身がアンテナのようになっていた。


だから、どこに()れてもよかったのを忘れていた。


「待ってくれ、冴草健斗」



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