ネタスロットチャレンジ 10日間の総括
自身の作品の解説ほど野暮はないと思いながらも、チャレンジの取り組みでどういった作品づくりをしていたかを解説して行こうと思いますm(_ _)m
えー、詩ジャンルで10日間に渡って、ネタスロットで出た3つの単語をお題として、毎日1つ作品を投稿するというチャレンジをしまして、無事、10日間で10作品を投稿しました。
感想、評価を頂きまして、本当にありがとうございましたm(_ _)m
今回はそれら投稿作品、それぞれの解説と総括を行い、チャレンジを通して得られたものについて書いて行きたいと思います。
チャレンジ作品が未読の方は宜しければ各作品をご覧になって頂ければ幸いです。
では各作品の制作過程と解説から。
第1彈 返し針
お題 鉛筆 雷雨 酸欠
記念すべき(笑)第1彈目ですね。
お題を見た瞬間に2Bの鉛筆と、2Bじゃないと線がひけない、という文が浮かびました。なぜなら、私がそうだからです(笑)
イラストを描いていたため、あたり線をとるときの癖で筆圧がとても弱いんです(笑)
お陰でやたらリアルな描写が出来ましたね。
設定については中学生くらいの文学少女で、すこし思い込みの強い感じを意識しました。切ない純愛とも、すこしストーカーチックにも感じるギリギリのラインで攻めてみたつもりです(笑)
第2彈 もう一度
お題 蛍光灯 通話 切断
これも、見た瞬間、ホタル、光は淡く、灯火と切ってたて読みにしようと浮かんで、通話と切断から、分かりやすく着信拒否をテーマにしました。
問題はされる側か、する側かなんですけど、される側にしましたね。スマホのディスプレイ上で無感情に写し出される着信拒否の文字とディスプレイの光、涙ににじむその光の向こうで、ホタルたちが愛を囁きあって光っている。
疎外感に孤独を感じながらも、恋心に終止符を打とうとしている女性を書いてみました。
第3彈 君の名前
お題 消しゴム タバコ 踏切
なんでも消せる消しゴムで君の名前が消せなくて
高校生のころ、初恋の彼女と別れたときに書いた詩なんです、これ。消しゴムって見て思い出しまして、タバコってところで、安直ですが少しロックやパンキッシュな女性をイメージして、失恋を振り切るために、自棄になってしまっているところを踏切に繋げようと思いました。誰とでもいいといいながら、そんな自棄に堕ちている自分を停めて欲しい。ダブルミーニングのつもりが、全く伝わらない仕様になりました(笑)
第4彈 きっと気のせい
お題 髪 痛覚 薬
何も浮かばなかったんですね(^-^;
で、失恋と言ったら髪を切る、安直な発想からスタートすることにして、切られた髪が痛みを叫ぶ。幻視痛のようになくなった髪と心の痛みを重ねていく感覚を思い付いて出来上がりました。
第5彈 底無し沼
お題 底無し沼 社会 食べかけ
お題を見て、ファストフード店で働くバイト君が食べ残しにうんざりする姿が浮かんで、結構、一気に書き上げました。今回のチャレンジでは数少ない男性視点になりましたね。
テーマ性、メッセージ性の強い作品になり、気に入っています。
第6彈 あなたのいる風景
お題 卒業アルバム 標識 薔薇
訳がわからないよby鹿目ま○か になったお題です(笑)
埃をかぶった卒業アルバムの一文が最初に出てきて、そこから場末の寂れた交差点が浮かんだので、窓から見えるその風景をバックに世界観を作りました。
第7彈 Bad
お題 アルコール 蛾 暴走
これは故中島らも先生の作品を思い出しましてね。
実体験を基に書かれた、ドラッグやアルコール依存をメインに据えた作品は衝撃的でした。
バッドトリップに苦しみながら、依存から抜け出せず、社会の中では居場所を見つけられない男の苦悩を情けなく書いてみました。チャレンジでは3つしかない男性視点ですが、底無し沼の主人公とは真逆であり、近しくもある人物像です。
第8彈 暖かい涙
お題 スカート 病気 信頼
かつての友人を思い出しました。
彼女は性同一性障害ではなく、男性恐怖症でしたが、スカートをはくのは嫌だと良く言っていました。
心と体の乖離に悩む方はたくさんいらっしゃると思います。そんな方をありのままに受け止めてあげたいと思って書いた作品になりました。
第9彈 相違と創意
お題 麻痺 ハサミ 窓
段ボールを切って窓をつくる、ってフレーズだけ浮かんで、見ることの出来ない心を覗く窓を作れたなら
、そんな男の虚しい想いを書いてみました。
僅かな相違が亀裂となる、創意工夫を尽くすときは過ぎ去ってしまって戻らない、そんなもどかしさをテーマにしました。
第10彈 旦那様
お題 粉 黒 指切り
もう、このお題なら花魁しかない(笑)
花魁大好きで、なろうで花魁の話を書き、その続編を連載中の私は運命を感じました。
これは縁が繋がった、ということで指切り拳万と書き上げました(笑)
ということで、10作品の解説をしたわけですが、今回のチャレンジ、本当に有意義でした。
普段、意識して使うことのない単語、それも組み合わせとして、選ばない羅列に刺激されましたし、毎回、文字数とタイトルに苦労しました(笑)
ですが、だいたい思い付きで書いていた詩という作品を制限をつけて、書くということで、自分自身の可能性をより拡げてくれたような気がします。
また、いつかチャレンジしたいですね。
最後にサイト運営者やサイト作成者様に感謝を、ネタスロット面白かったですm(_ _)m
また、評価、感想を下さった全ての方に感謝を゜+(人・∀・*)+。♪
お読みくださりありがとうございますm(_ _)m