" 死ぬ " とは日常茶飯事だ
ここは僕の頭の中。感情移入し気味で入ってもらえると、もうそれはあなたの頭の中。あなたはどう思う。どう感じる。さあ、いってらっしゃい。
「はぁ。はぁ。」
どうしてこうなったの。正直なところ、舐めていた。この山を。よく写真で見る美しい自然を。
私は傍観者。誰も私を見ることはできない。ある意味 " 手の施しようのない " 。結果的な傍観者だ。今日はこの少女を見ていよう。
私はタマカゼ コウ。 " 玉風 侯羽 " と書く。母親曰く、どんな天候でも羽ばたけるような強い羽根がある人間になって欲しいらしい。個人的には別に気に入ってる。そして、その名の通り。いや、誇張したくらい私は強い羽根を持った。簡単に言うと我が強いマイペースな人間になった。一人でお散歩、一人でカフェに行ったり、一人で公園に行ったり、一人で旅行にも行ったの。友達が居ないわけじゃないけど、一人が好き。そうやってすくすくと育った私は、今日山に登る。一面真っ白な山。すごく綺麗。テレビで見てたような景色が私の目の奥に焦げ付く。ダラダラ喋っても誰が聞いてるわけじゃないし、登るね。
山道は思いの外キツい。ふくらはぎがプルプルしてる。道も悪いが何より、雪が溶けてるところが滑って転びそう。フモトだけで断念しそう。
少女は夢中だ。日の機嫌も確認せず山奥へ進む。少し荷物を除いて見よう。水、タオル、ハンカチ、ティッシュ、モバイルバッテリー、カメラ、懐中電灯、8×4。8×4?よく分からないが、それくらいだ。雪山に登るには心許ない挙句、友達も居なさそうだ。少女よ。後悔はしない方がいい。
こんにちは。kalamchoeです。僕は今高校生なんですけれども、あれは古典の時間に頭の中でできた作品です。だから、結構ぐちゃぐちゃで未完成なものなんですがどうか温かい目で見てやってください。#2お楽しみに。どんどん僕の世界になって行きますよ!