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最弱スキル《記録》しか持たない俺、気づけば世界最強の英雄になっていた  作者:
裏切りの刃編

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第68話 仲間の連携が光る

倉庫の中で、アレンとカインの剣が何度もぶつかり合い、激しい金属音が響き渡った。火花が散り、床の板が削られ、周囲の兵士たちは恐怖に顔を歪めて後退していく。


「力では……まだ俺に及ばぬ!」

カインが剣を振り下ろすと、衝撃波が走り、アレンは必死に受け止めながらも後方へ吹き飛ばされた。


「アレン!」

ナリアが駆け寄ろうとするが、カインの剣圧が空間そのものを裂くかのように周囲を封じる。


「お前たちの連携など、俺の前では無力だ。」


だがアレンは、震える腕で剣を支えながら叫んだ。

「違う……! 俺たちは一人じゃない! 仲間がいるから戦えるんだ!」


その言葉に応えるように、仲間たちが一斉に動いた。


「アレンを守るのは、俺の役目だ!」

ライエルが盾を構えて突進し、カインの斬撃を正面から受け止めた。火花が散り、床が揺れる。


「なら、その隙を私がもらうわ!」

ナリアが鋭い矢を放つ。一本、二本、三本……連続で放たれる矢がカインの動きを鈍らせる。


「アレン兄ちゃん……回復、急いで!」

ミカが祈るように手を掲げ、光の癒しがアレンを包み込む。傷が塞がり、力が蘇る。


「ありがとう、みんな……!」

アレンは立ち上がり、記録の本を広げた。


そこにはこれまでに仲間と共に積み重ねてきた数々の戦いが刻まれている。剣の軌跡、魔法の閃光、仲間の声。


「これが……俺の力だ!」


アレンがスキルを発動させると、記録から放たれた光が仲間たちと共鳴し、矢が炎をまとい、剣に雷が宿り、癒しの光が全員を包み込む。


「なに……!? スキルが融合しているだと……!?」

カインの瞳に初めて驚愕が走った。


アレンは仲間たちと共に、再び立ち向かう。

「俺たちは絶対に負けない! 仲間の絆がある限り!」


四人の力が一つとなり、闇を切り裂く光となってカインへ迫った。


戦いは、最終局面へと加速していく――。


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