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最弱スキル《記録》しか持たない俺、気づけば世界最強の英雄になっていた  作者:
仲間集め編

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24/87

第24話 仲間集めの終焉と潜入の序章

港の戦いから数日後、俺たちは再びギルドに集まった。

 ザハルとの戦いで得た情報と、港で押さえた密売商人たちの記録を基に、本拠地への潜入計画を立てる。

「全員、揃ったな」

 俺は仲間を見渡す。ガイル、フィン、リィナ、リゼル、そして新たに加入したソラ。

 それぞれの目に覚悟の光が宿っていた。

「ここまで来れば、仲間集めはほぼ完了だ」

 リィナが微笑む。

 しかし、その微笑みの裏に潜む緊張は隠せない。

 誰もが、次に待ち受ける危険を知っていたからだ。

 その日、作戦室には新たな情報が届いた。

 港での密売ルートだけでなく、幹部たちの動向、古の魔導書に記された廃都の罠、潜入ルートの危険箇所……。

 情報量は膨大だったが、ソラの幻影魔法が全てのデータを視覚的に整理し、仲間たちの理解を助けた。

「この廃都、ただの遺跡じゃないわ。魔導士たちの防衛魔法が至る所に仕掛けられている」

 ソラの声は冷静だが、仲間たちの耳には警告として届いた。

「俺たちは戦闘だけじゃなく、罠や幻覚にも注意しなきゃならないってことか」

 俺は剣を握り直す。

 【記録】は進化したが、未知の魔法やトラップは事前に情報として押さえなければ、未来を読むことも難しい。

 ギルド長のグラントが地図を広げる。

「北西の山岳地帯、古の廃都――ここが蛇の牙本拠地の可能性が高い」

 霧に覆われた廃墟群が地図上に示される。

 その圧倒的な孤立感と危険性に、一同の背筋が自然と伸びた。

「普通の兵士じゃ近づけない場所だ」

 ガイルの声に、仲間たちも頷く。

 俺たちは普通じゃない。だがそれでも、計画と連携がなければ危険すぎる。

 作戦の準備中、俺は改めて仲間の能力を確認した。

ガイル:大剣による前線防御・壁役

フィン:長距離からの偵察・攻撃

リィナ:炎魔法・広範囲攻撃

リゼル:治癒・光魔法によるサポート

ソラ:幻影・幻惑魔法による潜入支援

「俺の【記録】は進化した。未来の動きも読める。だが仲間の力があってこそ、潜入は成功する」

 皆の視線が俺に集まる。

 このチームで挑むからこそ、危険な廃都も突破できる。

 夜、港を離れ、山岳地帯へ向かう道中、俺たちは静かな緊張感に包まれる。

 霧が立ち込め、風に混じる夜の匂いが、潜む敵の気配を告げていた。

「ここから先は戦闘じゃない。罠と情報の戦いだ」

 俺は仲間に向かって声を張る。

 ソラが小さく微笑む。

「幻影を駆使すれば、敵の目を欺きながら進めるわ」

「頼むぜ、ソラ」

 リィナが炎を灯す。

 フィンが矢をセットし、ガイルが剣を肩に掛ける。

 リゼルは治癒の準備を整えた。

 俺は剣を握りしめ、心の中で誓う。

 ――絶対に、この廃都を抜けて、蛇の牙を叩き潰す。

 霧の向こうに見える廃都の門。

 その先に待つのは、未知の罠と幹部たちの脅威。

 だが、俺たちなら突破できる。

 仲間と共に歩き出す。

 新たな戦いの幕開けだ。

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