281番から320番
281
あなたは僅か十数歩も行かないうちに、袋小路に迷い込んでしまう。追い詰められて、あなたは振り返ってナイトシュリーカーと対峙する。奴の長い牙から唾液が滴り落ち、あなたの血を求めている。175へ進んで戦う事。
282
あなたは暗い川を船で進んでいく。バシャバシャ跳ねる音があなたの周りでする。そしてあなたは視界の端に、不気味なオイルのような汚い水の塊が見えた。目の錯覚か?それとも本当に何かがあるのか?
それから少し進むと、前方にトンネルが見えてくる。あなたは不安を感じ始める。前方の水面が割れていくように見えるからだ。
もしあなたが地底湖の島に船をつけて、島内にある神社に何か捧げていたなら216へ。その神社を訪れはしたが、何も捧げていないなら236へ。島内の神社を完全に無視し、そもそも立ち寄りすらせずに前方のトンネルへ向かっているなら144へ。
283
もし僧侶がいれば397へ。いなければ424へ。
284
空飛ぶ怪物は、狂った憎しみの声をあげながら梁から飛び降りる。奴らはあなためがけて急降下して来るが、あなたは深い闇の中に、まだ明るい影の斑点として、奴らの羽と体を見分けられる。
あなたは奴らがあなたの所につくまでに、1ラウンドだけ自由に動ける。魔術師がいれば魔法の準備をしたり、すでに準備状態の魔法があれはそれを使っても良い。射撃ができるキャラクターも、1ラウンドだけ自由に動ける。その1ラウンドを使ってアイテムを試したいなら214へ。それ以外は390へ進んで戦うこと。あなたは1ラウンド自由に動ける事を忘れないように。
285
(座ったキャラクター)
目の前のクリスタル球は今や暗い。しかしあなたは、神秘的な魔力を捉えようと試みる。突然、火の光が目の前で起き、あなたは痛みで叫ぶ。あなたは視力を失った。今やあなたには均一な灰色の霞しか見えない。もしあなたが僧侶なら436へ。それ以外のクラスなら268へ。
286
あなた達はお互いに戦わなければならない。惑わされたキャラクターは、好きな相手と戦える。正気のキャラクターは、攻撃してきた仲間に対してだけ攻撃できる。正気のキャラクターは、通常通り戦うのではなく、相手を気絶させようとしても良い。気絶させようとする場合、命中判定は通常通りだが、ダメージのサイコロは通常より一個少なくなる。ただしそれで相手の生命力が0以下になったら、それは死亡ではなく気絶したという扱いになる。
正気のキャラクターが勝った場合、惑わされて気絶したキャラクターは正気に戻って目を覚ます。なお正気側のキャラクターに魔術師がいる場合、盲目的服従をかける事で即座に正気に戻す事もできる。
正気側が勝利した場合、気絶したキャラクターが正気を取り戻したら401へ。
もし惑わされたキャラクター側が勝った場合、正気を保っていたキャラクターは生命力が0以下になれば通常通り死ぬ。そして惑わされたキャラクターは230へ進む。
287
あなたがクリスタルの棒を壊すと雷鳴が轟いた。次の瞬間、赤金色の服の悪魔が目の前に立っていた。そしてあなたを見下ろしている。
「さてと、謝礼はなんだったかな」
あなたは、奴のブレスに圧倒されながらも、スパイトの中心まですぐにテレポートしてくれと言う。
「分かった。送ってやろう」とその悪魔は言う。
「私はこれからコールドロンの底まで降りていくつもりだ。そこは熱くて臭いかもしれんが、お前達を待っている冷たい岩の墓よりはるかにマシだ」
あなたが最後に見たのは紫の煙と炎だ。あなたは全く動く事も見る事も出来なくなった。あなたが感じる唯一のものは、高まる閉塞感だ。奴はあなたを約束通りスパイトの中心へと送った。スパイトの城砦の基礎となる石の中へとあなたをテレポートしたのだ。馬鹿な事をしたものだ。悪魔の言葉を信じるとは…
288
(僧侶)
あなたは簡単にその縦穴をのぼっていく。空中浮遊術であなたの体は上昇気流で舞い上がっている埃と同じ重さだからだ。縦穴の上のフロアに着地して、あなたは体重を元に戻した。
他のキャラクターが下に残っていれば、上に戻る手段をさがすために115へ。全員が上に戻っていれば276へ。
289
あなたはミノタウロスが扉を破って突進して来るタイミングで、素早く身をかわした。しかしあなたが飛び退いたところの木は腐っており、あなたは歩道から崖下へ落ちていく。あなたが最後に見た光景は、ミノタウロスが実は幻影だったということだけだ。
あなたは転落死した。複数で遊んでいて生き残ったキャラクターがいれば421へ。
290
(椅子に座ったキャラクター)
あなたが座ると、鈍く光る球のイメージが湧き上がる。あなたは、静かに笑いながら歪んだ幻影の顔と、蜃気楼のようにあなたの中を通り過ぎる握りしめた拳を見る。もちろん、あなたはそれがただの幻覚と認識している。それでも気が散ってしまう。更に悪いことには、あなたが椅子から離れた後もこの幻影は消えません。あなたはこの幻のために今後の冒険で集中して何事かをするのが難しくなります。それゆえ、戦闘力から2点引き、機敏度を4点引くこと。
50へ戻って冒険を続けること。
291
その橋は完全に崩壊した。あなたと対岸を繋ぐものは何もなくなってしまった。あなたは円形の部屋へと戻る。119へ。
292
最初にあなたを襲ったのは、有機物が腐った時に放つ強烈な悪臭だ。あなたが足を踏み入れたのは巨大な天然の洞窟で、地面から放出される緑の光で照らされている。あなたは嫌悪感とともに床を見下ろす。床は一面、腐ったスライム状のスープで覆われており、人間の死体の、あらゆる腐った状態のものがあちこちに散らばっている。手と足が、それらの死体からあらゆる角度で突き出ており、助けを求めるように骨だけになった手をあげているものもある。
この洞窟の中心に、何か大きな物をあなたは見る。慎重にあなたはスライムの床を横切っていく。372へ。
293
あなたは尻尾をまいて、その色付きのドアから円形の部屋へと戻ります。あなたは後ろ手にその白いドアを叩きつけるようにして閉めます。もしあなたが再びこのドアに入るのであれば、あのバイオファージは生命力を全快した状態に再生します。あなたがつけたいかなる負傷も治っています。
では119へ進め。
294
あなたは冥界からの魅惑的な呼び声を振り払う。もし誘惑の抵抗に失敗したキャラクターがいれば、286へ進まなければならない。複数で遊んでいて全員が抵抗に成功したか、あなた1人で遊んでいる場合は401へ。
295
その宝石のキーンという音はますます甲高くなり、あなたの歯が歯茎の中でグラグラするほどになる。とにかく、宝石は十分に役目を果たした。隠された通路を見つけてくれたのだ。これ以上持っていられないので、あなたはその宝石を崩れていく宴会場へと投げ込む。そして隠されていた通路の奥の階段を駆け上がって、縦穴の上のフロアへと戻る。276へ。もし上で待っている仲間がいるのであれば、ここで合流すること。
296
天井の大部分が崩壊し、割れた屋根の重量を支えられなくなりました。あなたが最後に見た光景は、何百トンもの瓦礫があなためがけて落ちて来るところだ。あなたは死んだ。スパイトの遺跡の一番低い部屋で。
複数で遊んでいて、縦穴の上に仲間が残っていれば、彼らは276へ進んで旅を続けよ。
297
あなたは1番近くのオレスに、聖なる粉を投げつける。奴らは後退するが、呼吸困難に陥り、嘔吐して死ぬオレスもいる。生き残ったオレス達は、再びあなたへと殺到する。
オレス
戦闘力 5
精神力 6
鎧強度 2
生命力 25(3匹とも同じ)
打撃力 サイコロ3つ
機敏度 5
この戦いからは逃げられない。勝ったら193へ。
298
あなたは狂信者達が正気に返る前に突撃する。奴らは最初の2ラウンドの間、何もできない。
真のマグス達の復活の儀式を行った司祭達
戦闘力 5
精神力 9
鎧強度 0
生命力 15(5人とも同じ)
打撃力 サイコロ1つ
機敏度 7
奴らを1人殺すたびに、キャラクターシートの余白に印をつけよ。この戦いでの死者が、真のマグス達の復活のエネルギーとなってしまうのだから。
5ラウンドが経過したら407へ。5ラウンド経過する前に奴らを全滅させた場合も407へ。
299
その村人達は古風な話し方をしているが、あなたを歓迎しているのは分かる。すぐにあなたは村の長老のもとへ通され、食べ物と、傷薬をもらえる。傷薬は今使ってもいいし持って行って後で使っても良い。各キャラクターそれぞれ一回分ずつもらえた。この傷薬は使用すると、サイコロ2つ分の生命力を直ちに回復できる。持っていく場合は、忘れずにキャラクターシートに記すこと。
村人達は、あなたが黒仮面の死刑執行人達の乗り手の事を話しても驚かなかった。
「それが、ここ最近この付近で起こっている事のありようです」
村の長老の1人が言う。
「伝説にあるように、我々は運命に耐えねばなりません。なぜなら、炉辺の昔話では、荒涼としたブラックリンデン城(黒乗峠城)から時の聖母像が運び去られるまで、ブラックライダー達の支配は終わらないだろうと予言されているからです。私達と像の間に横たわる危険に勇敢に立ち向かう人間が、たとえ英雄や神話の人物であっても存在するだろうか。眠れる巨人スノリッドと、城に巣食う脆弱な肉体を持つオーガの変種のオレス達に立ち向かう者はいるでしょうか?我々は、いないと思う」
「あまり確信しすぎないでください」あなたは答える。「結局のところ、ヒーローの成すべき仕事と、あなた方の悲願が一致したら、どうなります?ブラックリンデン城の事をもっと教えてください。その巨人と、城に巣食うガーディアンとやらについて教えてください」
長老は、スノリッドは丘陵地帯への道に横たわっているという。その近くには魔女が、その足音で巨人の目を覚まさせる靴の山を置いていました。そのため、その山から新しい立派な靴を持ち出した旅行者は、すぐに悲惨な結末を迎えることになります。
城自体は、日々、時の聖母像を汚すオーガ達の巣窟になっている。奴らの肉体が通常のオーガよりかなり脆いのは、聖母像の側にずっといるからだろう。村の長老に託された聖なる粉だけが、そのオーガ達を退治するための決定打になるようだ。
あなたはその粉を少し分けてくれるよう頼んで、長老達を驚かせた。
「あの城に挑もうとする者は、かつてなかった」
長老の1人はそう言って、聖なる粉を一包み、分けてくれた。
「奴らの顔にぶちまけろ。健全な動物が毒で窒息するように、その粉末は奴らを窒息させる」
村人に礼を言ってから、あなたは森の向こうの丘を目指す。69へ。
300
全てのプレイヤーはキャラクターシートにCYCLOPSと暗号を記せ。
(椅子に座ったキャラクター)
その椅子の前の球は一瞬光り、それから暗くなっていった。あなたは偉大な力が体内に入るのを感じた。その力をどうやって効果的に受け入れるか、の訓練をしたことがなかったので、力の大部分は失われた。しかしあなたは一度だけ、「虫の知らせ」の魔法が使えるようになった。これは魔術師の使う予言の呪文に似ているが、より正確でより近未来が見えるものだ。もしあなたが今後の冒険中、この呪文を使いたくなったら、その番号から続く全ての選択肢を読むことができ、その上でその中から一つ選んで先へ進む事ができる。この呪文は一度しか使えないのを忘れずに。なるべく沢山の選択肢のある番号の所で使うと良いだろう。
50へ戻ること。
301
(僧侶)
あなたは死骸全般、特にこれらの突起物の先端についている卵か種子のさやかサナギのようなものについて・不安を抱いています。あなたがかつて読んだ本、フィロメスの動物学だったと思いますが、その本には、一部の生物にとって死は、ライフサイクルの通過点に過ぎない、との仮説がたてられていました。この説によれば、この巨人は遠い過去のある時点で、気候の変化により、体の柔らかい生体組織が死んで分解する、かなり極端な冬眠状態に入らざるを得なかった可能性があります。そしてその外骨格は現在、これらのさやの中に眠っている遺伝物質による再定着を待っている可能性があります。これは悪魔のような概念であり、もっとも空想的なフィロメスの考え方の典型でもあります。
414へ戻って、どうするか決定せよ。
302
あなたは来た道を戻ろうと踵を返し、びっくりする。今やあなたは底が見えない深い穴の縁に立っているではないか。穴の底からは硫黄の煙が上がっているのが見えるが、穴の反対側は見えない。
バトルオーダーが最後の者は(たった1人で冒険している場合は、そのキャラクターは)、穴に落ちなかったかどうか、サイコロ2つふって合計が機敏度と同じかそれ以下の目を出さなければならない。成功したら、なんとか落ちずにすんで338へ。失敗した場合は、転落しながら534へ進むこと。
303
その演壇は簡素で面白みがないが、その上に置かれている六尺棒には興味を惹かれる。それは硬いトネリコ材でできていて、両端には鉄の石突があり、その長い持ち手に沿って鉄の帯が巻かれている。力のあるルーンが、その六尺棒には刻まれている。もし僧侶がいて、この六尺棒を試してみたいなら458へ。それ以外のクラスにとっては、それはかなり高価そうな六尺棒だと分かるだけだ。欲しければ持って行って良い。その場合、キャラクターシートに記すこと。ただし僧侶以外のクラスのキャラクターは、この棒を武器として扱う技術を持っていない。
ここから出るには、六尺棒の演壇の向こう側に二重ドアがあるので、そこを開けて165へ。
304
ドアを開けると、大きな宴会場を見下ろせる小さなギャラリーがあります。そこに足を踏み入れるとすぐに、にぎやかな歓声が出迎えてくれます。見渡すとオーク材の長いテーブルの上に、上等な料理と金色のワインの入った大瓶が山盛りにされているのが見える。テーブルには多くの飲み騒ぐ人達が座っており、彼らの顔はワインで赤らみ、笑っている。彼らは豪華な服装をしているが、非常に古い時代に流行った服を着ているようにも見えます。そして、多くの文化とスタイルが渾然一体となっているようです。多文化共生と言えば聞こえは良いのですが、現代でもできていないのでそれを目指そうとしているのに、昔のスパイトでできていたとは思えません。なのであなたはその光景を見て、素晴らしいと感じるよりはある種の違和感を感じます。
それはそれとして、話し、笑い、祝賀している人達は皆、見ていて美しく、それぞれが若さの満開を楽しんでいます。そこにはおよそ50人いて、上座には金の王冠をかぶった豪華な服装の男性が座っている。召使の男女が花に群がる蜂のように飛び回り、客のニーズに答えている。あなたの到着に気づいた者は誰もいないようだ。
あなたは階段をおりて宴会場に入って彼らに挨拶するか(319へ)、肖像画の描かれている部屋に戻って城砦の入り口のホールまで戻るか(402へ)
305
進めば進むほど、あなたは迷ったのではないかと不安になる。真のマグス達の復活を願う狂信者達はこの瞬間にもマグス達の復活のために動いており、あなたは奴らを妨害するためにも急がねばならないが、進んだ通路が行き止まりで戻らなければならなかったり、さっき見たような通路をもう一度通ったりと、気ばかりせいて先へ全然進まない。
突然あなたは、落とし穴の罠を作動させてしまった。何をする暇もなく、足元がぽっかりと開き、どこかに捕まる暇もなくあなたは床下に現れた巨大なくだりのスロープを滑り落ちていく。長い距離を滑り落ちた後、あなたは煌めく光に照らされた洞窟に出る。洞窟には宝の山があり、宝石のついた王冠や、貴金属の笏や、ルビーのリング、光り輝く金属でできた武器や鎧などが山積みされており、光はここから出ている。その宝の山の上には大きなドラゴンが眠っており、あなたはドラゴンが目を覚ます前に洞窟を出ようとできるだけ静かに動く。
しかしドラゴンは目を開けてあなたを睨む。さて、どうするか?とにかく出口目指して走るか(17へ)、ドラゴンに話しかけてみるか(116へ)、ドラゴンへ攻撃を仕掛けるか(524へ)、何かアイテムを使うか(442へ)。
306
あなたは倒れた仲間が持っていたアイテムを回収する。突然、仲間の死体の肉が裂けて、何匹かの小さなサソリが現れる。明らかに、さっきのサソリが死ぬ前に卵を産みつけたのだ。
全てのキャラクターにはサソリが一匹ずつついている。毎ラウンド、サソリはあなたを刺そうとするので、サイコロを一つ振る。1か2が出たら刺された事になり、サイコロ1つ分のダメージを受ける。鎧は無効。小さなサソリは一撃で殺せるが、サソリが付いたキャラクターにオーバーキルの分のダメージが入らないように、サソリに攻撃するキャラクターはサイコロ2つふって合計が機敏度以下の目を出す事。失敗したら、サソリが付いたキャラクターに、いくらかダメージが入ってしまう。攻撃を加えたキャラクターはダメージを決めるために通常のダメージを決めるためのサイコロをふり、そのダメージの半分をサソリが付いたキャラクターは受けなければならない。鎧は有効。
サソリを全て倒して、生き残ったキャラクターがいれば133へ。
307
ミョーグ(マイオーグ)は喜び、飛び跳ねる。
「やった。これで自由だ。ありがとう」
彼は狂気めいた声で飛び跳ねる。目はすっかりギラついている。不意に彼はおとなしくなる。
「さあ、その女神像を、五芒星の開いている所へ置いてくれ。そうすれば私は解放される」
あなたは、彼の指示通りの場所に女神像を置いて、彼を解放してやるか?もしそうするなら476へ。それとも、ミョーグに対して思う所があり、彼の指示には従わず女神像を持ったまま通路を先へと進むか(388へ)
308
(魔術師)
「結構」あなたがブラッドソードを手放す気がないと知り、ファルタインはそう言う。「それじゃブラッドソードは要りません。代わりにあなたの鎧をもらいます」
もしあなたが自らの鎧をファルタインにくれてやるなら(複数キャラクターで遊んでいる場合、鎧を提供するのは魔術師だけで良い)鎧をキャラクターシートから消して224へ。鎧をあげる気がないなら、ファルタインはどこかへ行ってしまう。78へ。
309
ドラゴンは、あなたが手に持つ鍵をまじまじと見る。
「わしの予想外の事が起きた」
と、ドラゴンは言う。
「その鍵があれば、わしをここに繋ぎ止めている足枷を外せる。何世紀もここに閉じ込められていたが、ついに自由になれる」
あなたがよく見ると、確かにドラゴンの後ろ足は枷で壁に繋がれている。
「その枷は貪欲の絆なのだ」
と、ドラゴン。恨み深く鎖をガタガタ鳴らし、その宝の山の上にワニのような涙をこぼす。
「こうしてわしは、人間だった頃に積み上げた罪によって罰せられている」
もしあなたが足枷を外してやるなら178へ。それ以外の場合、ドラゴンを攻撃するなら524へ。ドラゴンを放置してこの洞窟を去るなら17へ。
310
その宝石は、突然、血のように赤いサソリになり、その宝石を持っていたキャラクターにしがみつく。毎ラウンド、サイコロを一つ振る。1か2が出たら、サソリはしがみついたキャラクターを刺す。これにより、刺されたキャラクターはサイコロ2つ分のダメージを受ける(鎧は無効)。
サソリを攻撃する事はできる。命中判定もダメージのサイコロもふらずに一撃で殺せるが、サソリを攻撃したキャラクターは、サイコロを2つふって合計が機敏度以下の目を出さないといけない。成功すれば、サソリが付いていたキャラクターには何のダメージも無いが、失敗すると、サソリを殺しただけでなく、そのサソリが付いていたキャラクターにもダメージが入ってしまう。この場合、サソリを攻撃したキャラクターはダメージを決めるためにサイコロをふり、出たダメージの半分が、サソリに付かれたキャラクターに入ってしまう。
サソリを精神魔法で攻撃してもいい。この場合、サソリにくっつかれていたキャラクターには、精神魔法によるダメージは入らない。サソリの精神力は5、生命力は1だ。
サソリを全部殺して、死んだキャラクターが1人もいなければ312へ。サソリを全滅させたが、キャラクターの中で死んだキャラクターが出てしまった場合には、生き残ったキャラクターは83へ進め。
311
「賢明な判断です。偉大な方よ」ホムンクルスが言う。
「しかし、それはあなたのような高尚な精神を持つ方にとっては当然の事です。そのような啓発された造物主、そのような高貴な知性…」
「もう十分だ」あなたは言う。
「許してください、我が主」とホムンクルス。「偉大なる者はどのドアの向こうについて知りたいのですか?」
レッドデスの赤いドアについて知りたいなら356へ。ブルームーンの青いドアなら261へ。ホワイトライトの白いドアなら66へ。プレイグスターの緑のドアなら231へ。ギフトスターの金のドアなら455へ。
312
全てのサソリは殺されると、空っぽの蛹のように縮んでしまう。もしサソリに刺されたキャラクターがいれば256へ。誰も刺されていなければ512へ。
313
そのコウモリは、奴の宝石がおびやかされていないと知ると、途端にあなたへの興味を失う。10メートルほど走って振り返ると、そのコウモリは宝石の上にしゃがみ込んで、宝石を守るように舐めているのが見える。あなたが走った息が落ち着く頃には、そのコウモリはどこかへと飛んでいってしまう。448へ。
314
サイコロを2つふって合計が精神力以下の目を出せ。成功したら270へ戻って戦い続けよ。失敗した場合、あなたがたった一人で冒険してるなら221へ。仲間がいるなら181へ進め。
315
あなたは、3体のレッドデスの先触と戦わなければならない。
レッドデスの先触
戦闘力 8
精神力 6
鎧強度 5
生命力 35(3匹とも同じ)
打撃力 サイコロ5つ
機敏度 8
毎ラウンド、各キャラクターは自分が行動する時にサイコロを一つ振る。出目が1か2ならば、恐怖のためにそのラウンドは行動できない。そしてこの戦いからは逃げられない。ただしキャラクターシートにSWORDと暗号が記されていれば、243へ進む。
奴らを全て倒したら335へ。
316
五つのロッドがピッタリと重なって、一つの大きな鍵を形成する。青いロッドが鍵の先端となる。あなたはその円形の鋼鉄の上に乗って、鍵を差し込みます。その鍵は中にすっぽり入るや見えなくなり、低く轟く音がするので、あなたは円形の鋼鉄から降りる。円形の鋼鉄は上方へのぼっていき、床に埋め込まれていた巨大な金属の柱をあなたの目の前に出現させる。
円形の部屋の上の天井に丸い穴が現れる。そしてその穴を塞ぐ形で鋼鉄の柱がそびえ立っています。柱の基部にはドアがあり、スライドして開きます。そして上へ登る螺旋階段が内部にあるのが見えます。あなたは中に入り、その螺旋階段をあがっていきます。540へ。
317
あなたはその縦穴を調べる。強風が下から吹き上がり、あなたの髪を乱し、外套ははためいてあなたの顔を覆う。あなたは慎重にそっと端から覗き込み、すぐに後ずさりします。下は100メートルはありそうな深い穴で、底は暗闇のために見えない。強力な上昇気流が絶えず吹き上げているので、飛び降りてもさしてダメージはないかもしれない。ただしこの穴にハシゴのようなものはない。降りる手段は飛び降りるくらいだ。バックパックに石を詰め込んで投げ落としてみるが、落下速度は多少、上昇気流のために通常より遅かったかもしれないが、底に着く前に暗闇に消えたので、どのくらいのスピードで地面に叩きつけられるかは分からない。
もしあなたが、飛び降りてみるなら213へ。縮小薬を持っていて、ここで使うつもりなら121へ。縦穴を降りるのは後回しにして、周りをもう少し探索したいなら276へ。
318
不死の女王は崩れ落ち、骨は砕け散った。胸筋の光が消える。あなたは胸筋の上に胸飾りがあるのを見て、それを取る。この胸飾りは再行動のお守りだ。もしあなたがたった一人で冒険してるなら、このお守りは意味がない。2人以上で遊んでいるなら、仲間の誰かが死んだ時、この再行動のお守りを首からかけてやると、そのキャラクターはゾンビとして蘇り、お守りをかけたキャラクターに服従するようになる。ゾンビであって、生き返りとは違うので、自らの意思はない。ゾンビは自分で意思決定できないので、生前のクラス特有の行動が取れない。例えばゾンビが僧侶だとすると、「もし僧侶がいたら」という選択肢へ進む事もできない。ゾンビは呪文が使えず、僧侶の超能力や盗賊の機転も失われる。戦闘シーンでは、移動、戦闘、そして逃走の行動しか取れない。
このお守りは一回しか使えない。ゾンビの首にずっとかけてないとただの死体に戻るからだ。ゾンビの戦闘力、精神力、機敏度は生前より1点低く、生命力は反対に生前の最高点より10点高い。打撃力は変わらない。またゾンビが破壊されれば、お守りが首にかかっていたとしても、不死の女王と同じように破壊されて終わりだ。
あなたはプレイグスターの部屋を出て、円形の部屋に戻る。119へ。
319
あなたは気づかれる前に階段を降りきった。突然、濡れた毛布のように沈黙があたりを支配する。人々はあなたを見て驚いていたが、テーブルの上座に座っている王冠をかぶった男は、ただゆっくりと挨拶の笑みを浮かべるだけだった。すぐに、他の客達もあなたに挨拶の言葉をかけ、談笑を再開する。そしてそれから、あなたの横の壁のブラケットに取り付けられた松明がパチパチと音を立てて、あなたの目の前に一瞬だけ明るい光を放ちます。その瞬間、部屋にいる人々が急激に老いてよろめいているように見えた。しかし、次の瞬間には元通りになったので、目の錯覚だったのかとあなたは思う。451へ。
320
どのアイテムを使う?ストーンマレット(石槌)か(516へ)、黒い外套か(475へ)。どちらも持ってなければ175へ。