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 それは紀元1000年の冬至の夜。大いなる恐怖が文明化された世界を覆っている。というのも、誰もが「審判の日」がすぐそこまで迫っている事を知っているからだ。そしてその最後の日まであと7日間しかない。

 極の風が極のあなたの骨を凍らせ、あなたの目の前には地獄の輝く炎の煙を吹き出す大きな谷間がある。あなたはクラースの破壊された砦、スパイトを囲む巨大な地獄の釜の淵に立っている。アイスランドにある地溝帯のようなものが、スパイトの遺跡の周りをぐるりと囲っているのだ。アイスランドのものとは違い地溝帯は直線ではなく円で、スパイトの遺跡の周りをぐるりと囲んでいる事が特徴だ。地溝帯の底は見えず、一説によると地球の中心まで達しているそうだが、少なくとも底の方には溶岩があるようで、底から火山の噴煙のような硫黄の煙と熱が湧き上がって来ている。幅は数十メートルから百メートルほどで、対岸は肉眼でもハッキリと見える。標準的な地溝帯よりは、幅は狭く深さは深い。形状も特徴的で、スパイトの遺跡をぐるりと囲んでいるだけだ。よってこれを人々は、地溝帯ではなくコールドロンと呼んでいる。空は陰鬱に黒ずみ、5つの凶星は200年末はじめての合に入っている。その力は地球のものではなく、天国とも程遠いものだ。彼らは最後のマグスの肉体を離れた霊体で、夏夜中に死の世界から戻ってきて地上の新時代を導く術を探している。

 あなたは世界では唯一の古代のマグス達を破壊できる唯一の力をふるう。生命の剣だけが人類に残された唯一の希望だ。だが勝利の保証はない。古代のマグス達は生まれ変わりを計画するために2世紀にわたり星の世界へと亡命していた。彼らの力は、彼らが最後に地上を歩いた時から際限なく成長を税けている。

 あなたはかってないほどの勇気と力が必要とされるだろう。しかしあなたは自身の担った探索を成功させる決心をしている。

 あなたは5人のマグス達がこの世界に不思議な力を持ち帰るのを阻止するだろう。ーーあなた自身の命を代償にするとしても。


 南クラースの森で吟遊詩人からクストを託されてから何年も過ぎた。卑劣な夜襲の後、死に際に彼はあなたに真のマグスとして知られている存在について語った。彼らはスパイトの災害で死んだ古い魔法使い達だ。彼等は5つの星になり、夜空に見える小さな光る天体となり、その違い日以来彼らは千年紀の終わりに地球に帰ってくる計画を立てました。

 スパイトの廃墟に彼らは戻ってくる。その廃墟は2世紀の間、暗がりに打ち捨てられていた。そしてそこから、彼らは横暴なルールを人類へ課し、誰も逃れられない束縛で世界を包むつもりだ。

 この企てを阻止するあなたの使命の助けに、吟遊詩人は生命の剣として知られる聖遺物のブラッドソードをあなたに託した。ブラッドソードのパワーだけが、転生したマグス達を破壊できる。その力と、あなたの確固たる勇気のみが、古いマグス達の企みを阻止できるのだ。

 今や紀元1000年だ。世界中を巡った後で、あるたはクラースへ使命を果たしに戻ってきた。これまて巡ったすべての土地で、疫病と飢饉が人々の生活を一変させていた。大いなる恐怖の時だ。すべての人が無気力になり大きな恐怖におびえていた。今年の冬至の真夜中に世の中が終わるだろうと知っているからだ。そして司祭と神学者は、神か審判の日のために、死んだ者を全て生き返らせると予言している。

 ほんの1週間前、あなたは路上で貧しい人達に毛皮や絹を熱狂的に与えている商人と会った。「世界の栄光を」と彼は言っていた。その日、審判がくる事を考えておびえていた。「私の富を今、めぐまれない人々に配る事によって私は貧しくなり、天国への安全な場所を所保するのさ。同時に、彼らを豊かにする事で、天国行く資格を奪おうって寸法だ。これは、私達のうち天国へ行けるのは貧しい小作人達の仲間でなくてもいいって事を、保証するのさ」

彼の考え方は、金持ちで自己中心的な人が極端な恐怖に襲われた時に示す、典型的なものである。こういう人達への神の審判は既に始まっているんだなとあなたは感じた。

 一方で、あなたは良い人達にも出会っていた。クラースの荒地を北へ向かっている時、多くの平民があなたにテントと、彼らの手持ちの少ない食料の一部を分けてくれたりもした。

 そのうちの1人があなたに、真のマグスに関するクラースのおとぎ話をしてくれた。「スパイトの爆発の後で世界は深い眠りについた。恐ろしい神々はまだそこにいて、しもべの司祭、つまり真のマグスを天国から呼び戻すだろう。私達は悪夢のような専制政治の中に戻されると気づくだろう。これら全ては、今年の冬至の夜に起こる。古いカレンダーで3125年の今日、そう書かれている」

 別の見方もある。クラースの人々の宗教をあなたは信じていない。しかし彼らの多くは徳の高い生活を同時に行なっている。彼らの信仰と詳細はあなたの信じるものとは異なるが、結論は一致している。世界はその年の冬至の夜に終わる。

 そしてそれは今夜だ。


1

 この世の中で今あなたが立っているスパイトの廃墟以上にあれ果てた場所はない。そしてこの地にやってくる時一今日が紀元1000年の冬至の日だーよりも不吉な時もないであろう。1000年前、神は地上に定命の者としてやって来た。そして人類のために自身を犠牲にした。今や神は戻ってきて、審判をくだそうとしている。もし人類が永遠の天国を得るに値するなら、神はその祝福を地上にもたらすだろう。しかしもし、人間の心に悪の有り様がもっとも大きくあるのを神が見出したら、悪は永遠に世界のルールの中に残される。

 古代の真のマグマの帰還は間違いなく、この天秤を悪の側に傾ける。だからあなたは全人類のために彼らの転生を阻止せねばならない。

 あなたの前にはスパイトを完全にとりかこむ亀裂がある。それはまるで2世紀の間、中に確かにすんでいる邪悪な霊が外へ出ないよう監視する堀のようだ。人々はそれるコールドンと呼ぶ。冒頭で紹介した、スパイトの遺跡をぐるりと囲む地溝帯の事だ。そしてその底は地球の根っこまで続いていると言う。その内部からは、黄色の硫黄の煙柱が薄暗い空にまでのびている。すさまじい強風があなたの体をうち、目にとがった雪片をふきつけ、寒さであなたの唇をひび割れさせている。

 あなたの指はブラッドソードの柄をにぎっている。もしあなたが仮に勝つとすれば、それば、この聖剣の力によるものに他ならない。この剣は大天使と救世主の血からできている。この剣は生きているように見え、エネルギッシュに歌っている。この剣は、どのようにしてか真のマグス達の帰還を感じているのだろうか?

 空を見回す。太陽は地平線に低く残っており、昼の間、中途半端のぼっただけだった。すぐに真のマクスの不気味な肉体化の5つの星が北の丘からのぼってくるだろう。もう夕暮れだ。スパイトに入る道をみつけ真のマグス達の復活の舞台を特定するのに残された時間はおそらく7時間しかない。

 あなたは別の問題も抱えていた。昨日あった猟師のグループが、あなたにコールドロンに向かう別の一団を見たと告げたのだ。この一団は、5人の真のマグスの色を模した服を着た5人の魔術師が先導しており、奇妙な魔法の機械を運んでいた。このこュースのより不気味な点は、この一団は、鎖でつながれた5人のドレイもつれていたという点だ。あなたは、その5人のドレイはイニエだろうと確信し、魔術師とその他のとりまきは、彼らのマスターが天国から復帰する現場に居合わせるためにスパイトへ旅しているのだろうと確信した。今やあなたはその陰鬱な地に近づき、雪の上に新しくつけられた足跡をみつけた。その足跡は亀裂の淵に達する前に、次第に消えていった。

どのようにしてか狂信者達は、目の前の廃墟への道を見つけたのである。奴らはあなたへの罠を真のマグス達の帰還場所までの途中に仕掛けるために、自分達があなたに先行している利点を利用するだろう事は、疑いようもない。

 あなたは視点を廃墟からコールドロン周辺のツンドラへと巡らす。奇妙な事に極圏に住む獰猛な動物達が何匹もここにやってきました。あなたは巨大なアイスベア(氷熊)が、その獰猛な爪で金属鎧をも貫くのを見た。バジリスクもいる。視線で犠牲者を動けなくさせて死に至らせる動物だ。レザーバードという、その羽と鋭いカギ爪は、上等なクレサンチウム鋼を上回る鋭さがあるが、そのレザーバードもいる。これらの動物と、それ程恐ろしくない動物達、小さいネズミや鳥なども、このコールドロンのヘリに集まっていた。彼らがここに集まっているのは単に暖をとるためなのかーコールドロンからは火山のように硫黄の煙柱が上がっているように、周辺よりは少し暖かいのだー、それとも冬至の魔術のなせるわざなのかはあなたには分からない。

 あなたは廃墟に視線を戻す。尖塔群の頂上は、玄武岩の城壁を超えてそそり立ち、煙をふいているコールドロンの溶岩のゴツゴツした絶壁の頂上に鎮座している。どうやって乗り越えようか?あなたがその問題を考えていてさえも、夕暮れに衰える日光の中に染み出してきている超自然の青い霧にあなたは気がつく。

 5つの凶星のうち、最初の星が昇ってきたのだ。ブルームーン、非現実の長だ。

 505へ


2

 最初、あなたは道順を記憶しようと頑張ったが、すぐに完全に迷ってしまった。前方のアーチ天井の通路に気づき、あなたは前進し、小部屋へ入る。そこでは無数の目を持った怪物があなたを待ち構えていた。最初あなたは、ゆっくり忍び歩いてその怪物の脇を通ってやり過ごせるかもしれないと思ったが、その怪物の無数の目はその怪物の頭と背中を縦横無尽に動き回っており、気づかれずにやり過ごすのは不可能であると悟った。そいつは恐ろしげにうなり声をあげて、あなたに襲いかかろうとする。不意に洞窟内に、夜明けの光のような微かな光が一瞬さし、怪物は多くの目を持っているからこそわずかな光にも反応してしまうのだろうか、一瞬そちらに気を取られた。もしあなたの所持品の中に、光を乱反射させるものがあれば、奴の気を逸らす事ができるかもしれない…

 もしこいつと戦うつもりなら501へ。逃げる方がいいなら249へ。何かアイテムを使ってみるなら394へ。


3

火の蛇があなたを歩道の縁を越えて打ちのめし、あなたは恐怖の悲鳴をあげて下の炎へと落ちる。恐怖があなたの魂を氷の手のように包み、苦痛があなたの体を炎の波で包み込む。しかし、もしあなたが僧侶なら、空中浮遊術を用いて生命力を3点失うだけで戻れる。鎧は役に立たない。あなたが僧侶ならば生命力を3引いてから93へ戻って戦い続けよ。

 もしあなたが僧侶でないならば、炎の悪魔があなたを処理しようと動く。あなたは仲間によって助けられるまで、毎ラウンドサイコロ1つ分のダメージを受ける。4匹の火の蛇全てが仲間の手によって倒された時のみ、あなたは助かる。

 もしあなたが1人だけで旅をしていた場合、仲間の助けはない。ここまでの冒険で、ギフトスターの神託を171で聞いていたか?もし聞いていたなら助かるチャンスはある。ここまでの冒険で、飛行の呪文を一度だけ利用できる権利を入手して、まだその権利を使っていないなら、ここでそれを使って119へ行ける。あなたの預かり知らぬ事だが、レッドデスとギフトスターは協定を結んでおり、ギフトスターの神託を聞いていた場合、レッドデスはあなたがここで飛行の呪文を行使する際、介入してこない。ギフトスターの神託を聞いていなかった場合には、仮にあなたが飛行の呪文をここで使おうとしても、レッドデスの介入により、この場での発動はできず、ここで死を待つだけとなる。

 もしあなたが魔術師であるなら、ギフトスターの神託を聞いていなかったとしても、助かる道が、まだあるかもしれない。ここまでの冒険で、妖精説得の指輪を入手していたか?入手していれば今ここで使う事。サイコロを1個振れ。出目が1から4なら、ファルタインがあなたを119へと逃がしてくれる。出目が5か6だった場合、又は妖精の指輪を入手していなかった場合、あなたの冒険はここで終わりだ。


4

 素早い動きであなたはダイヤモンドダストを取り出し、その氷の騎士の顔に投げつける。あなたは奴の兜がダイヤモンドダストによって深い傷がつくのを見るが、彼自身の目は、兜によって保護されている。しかし、奴の兜の傷のおかげで、奴の視界が一部妨げられるため、奴は次のラウンドの自分の行動順の時に、あなたへ攻撃するのではなく、兜を投げ捨てる行動をとる。つまりダイヤモンドダストは奴に傷はつけられなかったが、奴の行動を1ラウンド分潰す事はできたという事になる。

 カタクラフト

 戦闘力 8

 精神力 8

 鎧強度 4

 生命力 90

 打撃力 サイコロ6つ

 機敏度 8

 後ろへ逃げるなら278へ。奴を倒したなら48へ。


5

「そなたの好きなように」王は肩をすくめる。彼はどこか物寂しげに見え、悲しみの影が王の客の顔の多くをよぎっていく。それは極端な礼儀正しさからと考えたとしても、合理的に考えられる以上に落胆しているように見える。あなたは階段へと戻り、肖像画のホールへ入る。

 402へ。


6

 あなたは急いでマントを、その怪物の上へ投げた。百目鬼の目のいくつかをマントで覆ったが、全部の目を覆うには至らなかった。501へ進んで戦え。ただし、百目鬼の目の一部をさえぎる事に成功したので、奴の戦闘力から1を差し引く事。


7

(呪文を唱えるキャラクター)あなたは飛行の呪文を唱え、あなたと仲間は(もし居るのなら)その縦穴の上へと舞い戻る。もし縦穴の上で待っている仲間が居るのなら、合流せよ。この呪文は一度しか使えず、2度は使えない。あなたは縦穴の上の床へと安全に降りたので、この呪文をうまく利用したと感じた。276へ。


8

(魔術師)ファルタインは現れて広大なホールを見渡した。

「この中から、マジックアイテムを探せとおっしゃるのですね」

と、奴は言った。

「簡単な仕事ではありませんね」

「私にとってはそうじゃない」あなたはピシャリと言った。「お前にとっては、赤子の手をひねるようなものだろう」

「まぁそういきり立たずに」奴は言った。「でも問題はそこじゃありません。報酬として、見つけたアイテムのうち一つを頂きます。よろしいですね?」

 あなたにとってそれは、今までコイツらを使った時よりは安い報酬に思えた。少なくとも、あなたは今持っている物から何かを失う事はないのだ。あなたが同意すると、奴は簡単な魔力感知の呪文を唱えた。

「魔力感知の呪文じゃないか」あなたは激怒して叫んだ。「それなら、私でも使える」

「私に頼むのが愚かなのですよ」奴は小馬鹿にしたように笑いながら言った。

「さて、どれを頂くとしましょうか?おそらくは、この妖精説得の指輪かな〜」

 53へ


9

(僧侶)超自然の超能力を使う事によって、あなたはひょろ長い一群の生物を見る事ができる。そいつはガガンボを連想させた。狼と同じ大きさである事を除いて。奴らはぎこちなく歩き、小道の境をなしている枯れた生垣を越える。あなたの超自然の感覚が奴らの透明なマントを突き抜けるのと同時に、奴らのうちの一匹があなたに鼻先を向けて胞子の雲を噴出する。ほんの一瞬、避ける時間があったので、サイコロを2個ふって、機敏度と同じかそれ以下の目を出せば胞子を避ける事ができる。仲間は、もし居るのなら、サイコロを4つふって、合計が機敏度以下でなければ回避できない。仲間には、奴らの姿が見えないため、回避も難しくなっているのだ。

 胞子を避け損なった者がいれば、138へ。全員が避けられたなら157へ。


10

 もしあなたのキャラクターシートに、ELEKTRAという暗号が記されていれば211へ。そうでなければ205へ。


11

(盗賊)ついにその時が来た。あなたのかつての仲間は、かなりの財産と力を蓄えた。だが奴らは、それをあなたに分け与えようとするだろうか?もちろん、しない。だから、いつもやっているように、あなたの正当な分前を取らなければならない。奴らのうち誰も正義がなされるのを見ないだろう。もし素早く動けば、奴らが驚いている間に捕まえて殺す事ができる。286へ。


12

(短剣を投げたキャラクター)その短剣は、あなたの手から飛びたがっているように見える。短剣を投げると、それは1メートルほど飛んだ後、向きを変えて戻り、あなたの胸に突き刺さる。あなたは傷口から心臓の血が勢いよく飛び出すのを恐怖で見つめるしかなかった。あなたは即死した。他のキャラクターがいたら、ここへ来る前の番号へ戻る事。


13

 あなたはその宝石を、その穴から引き寄せると、その宝石はバンシーのような叫び声をあげる。あなたの鼓膜が破れそうな程の大きな音だ。

 チリがチョロチョロと下の火床へと流れ出す。不気味な轟音がするのであなたは周りを見ると、レンガの塊が天井から落っこちて、真下のマホガニーのテーブルをマッチ箱のようにぺちゃんこにするのを見る。

 この騒々しい宝石を諦めるなら490へ。諦めずその宝石を取ろうと持ち続けるなら277へ。


14

 その兵器庫の向こうのあまり遠くない所に、あなたは螺旋階段を見つける。それはこの都市の基部が立っている砦の中心へと降りていく深い階段である。あなたの最終的なゴールは、この廃墟の中心にあると思われる、真のマグス達が帰還するポイントですが、それはおそらく、この遺跡の中心に一際高くそびえている塔の頂上だろうと思われる。そして、あなたがこれまでスパイトの遺跡に関する情報を集めてきた結果によると、この遺跡の地下歩道のネットワークは、その中心の塔から縦横無尽に出ているというものである。またこれらの地下歩道は、あのスパイトの崩壊後も損なわれず残っている可能性が高く、地上の壊れた建物の残骸をぬって中心の塔へ向かうより容易にその塔へ行けると考えたあなたは、階段を降りる事にした。376へ。


15

 あなたはエメリタスを助けようと、そのドアへ行く。複数でプレイしている場合、誰が行くか決めよ。もし仲間に戦士がいるのであれば、戦士がその役目を買って出る。戦士がいない場合は、仲間内で誰が行くか決めること。エメリタスを助けるキャラクターは35へ。


16

アナーク

 戦闘力 8

 精神力 6

 鎧強度 変動する

 生命力 30

 打撃力 サイコロ3つ

 機敏度 12

 あなたがこの怪物に打撃を加えるたびに、サイコロを1つふること。それがこの怪物の鎧強度となる。あなたが打撃を加えるたびに(攻撃魔法や飛び道具の場合も同じ)、アナークの鎧強度は変動するのだ。また、アナークが攻撃するたびに、サイコロを1つふる。出た目の数だけアナークは触手を伸ばして攻撃してくる。触手1本あたり1回の攻撃とカウントするので、2の目なら2回攻撃、6の目なら6回の攻撃となる。それぞれ戦闘力は8、打撃力はサイコロ3個だ。また、アナークは再生能力があり、自分の行動順になると、サイコロを1つ振り、出た目の数だけ生命力を回復する。ただし生命力は30より大きくはならない。アナークには盲目的服従の呪文は効果がない。アナークには従わせるべき心がないからだ。石ころを服従させようとしても無駄なのと同じ事だ。その他の呪文は通常通りの効果がある。また、アナークが誰かに攻撃して負傷させるたびに、追加の被害が発生するかどうかサイコロを1つふること。

 出目が1か2なら、追加の被害は発生しない。

    3か4なら、攻撃を受けたキャラクターはサイコロを2つふって精神力と同じかそれ以下の目を出すこと。失敗したら3ラウンドの間麻痺して動けなくなる。

    5か6ならば、攻撃を受けたキャラクターは、この戦闘の間中、戦闘力を1点失う。ただし攻撃を受けたのが魔術師の場合、戦闘力ではなく精神力を1点失う。失点はこの戦闘が終われば回復する。

この戦いからは逃げられない。アナークを倒したら423へ。


17

 ドラゴンは怒りとともに立ち上がり、鼻先から蒸気をシュッと吹き出した。

「わしの貯めた宝をこっそり盗み出そうとしたな。そうに違いない」

 ドラゴンは激しく非難した。

「よかろう。定命の者の強欲は、悲惨な結果しかもたらさないであろう。お前は宝をここから持ち出す事はできないぞ。お前の体すらここから出られないだろう。今からわしのブレスで、骨からこんがり焼かれるんだからな。そして、黒焦げになったお前の骨は、他の泥棒への見せしめとしてここに残るのだ」

 あなたがこの洞窟の外へ続くトンネルへ辿り着く前に、そいつはゆっくりと白熱する炎をあなたへと放つ。炎に包まれ、各キャラクターはそれぞれサイコロ6つ分の生命力を失う。生き残った者はドラゴンが再び炎を放つ前にこの洞穴から出る事ができる。生き残ったキャラクターは433へ。


18

 もしあなたがその靴の山から新しい靴を持っていくなら、キャラクターシートに記すこと。その新しい靴を履いていくなら、所持品の一つとはカウントしないが、持ってはいくが履かない場合は、一個の所持品として数える。あなたは古い靴を捨てて道を進む。しばらくいくと地面がかなりスポンジ状になり、あなたの周りの地面全体が隆起したり陥没したりするのに気づく。突然、あなたは丘の斜面から放り出され、あなたのすぐ前に巨人の頭が起き上がってくる。その巨人は、家2軒分以上の大きさがある。あなたは、巨人の上を歩いていたのだ。その巨人は、この場所で定命の者には考えられないような長い時間、ここに横たわっていたに違いない。草が巨人の体全体を覆っており、もつれた蔓が巨人の顔の髭や髪の一部になるまで成長しているのだから。

 527へ。


19

 その棺を開けると同時に、まるで鋼の剣のミニチュアのような無数の鋭い刃が中から放たれる。バトルオーダー1番のキャラクターはサイコロ5つ分の生命力を失う。複数で遊んでいる場合、バトルオーダー2番のキャラクターはサイコロ4つ分の生命力を失う。3番のキャラクターはサイコロ3つ分、4番のキャラクターはサイコロ2つ分の生命力を失う。

 生き残った者がいたら、他の棺を開けてもいいし(63へ)、迷宮の奥へと進んでも良い(2へ)


20

オナカ

 戦闘力 8

 精神力 9

 鎧強度 4

 生命力 40

 打撃力 サイコロ4つ(射撃の場合は3つ+6)

 機敏度 9

 各ラウンドオナカは、3つの行動のうちどれかを行う。オナカの行動順になったら、その都度サイコロを1つふってオナカの出方を決めよ。

 1か2なら、オナカは1番近い敵を、4本の腕のうち2本で攻撃する。これは1人の敵に2回攻撃をしたものとして処理する。それぞれ命中判定を戦闘力8として行い、命中した場合、それぞれがサイコロ4つ分のダメージとなる。

 3か4なら、ランダムな対象1体に対して、酸を吹き出す。これは射撃として処理するが、射撃と異なり、隣接するマス目にプレイヤーが接していても使える。戦闘力8として命中判定を行い、命中した場合、サイコロ3つ+6のダメージとなる。複数でプレイしている場合、誰に当たったかそれぞれのキャラクタ毎にサイコロを振り、もっとも小さい目を出したものが標的となる。

 5か6なら、呪文を使用する。オナカは魔法を準備状態にすることなく使用できる。ただし使用時には成功判定のサイコロはふらなければならない。この場合、オナカは死者の国から帰ってきたわけではないので、成功判定のサイコロは2つふって判定する。オナカが魔法を使う場合、どの呪文を使用するかサイコロを一つふって決定せよ。

 1ならナイトハウル、2ならソードスラスト、3は死の霧、4は雷撃、5はネメシスの電光、6は盲目的服従。複数キャラクターで遊んでいて、単一目標の魔法を使われた場合には、各キャラクターはサイコロをふってもっとも小さい目を出した者が標的となる。

 もしボルト王の魔法の金の指輪を持っていて、魔術師が仲間にいれば、ここの番号を控えて454へ。

自動人形エイボン

 戦闘力 9

 精神力 12

 鎧強度 7

 生命力 70

 打撃力 サイコロ3つ

 機敏度 12

 エイボンは、奇数ラウンドでは通常の攻撃を行う(隣接するマス目にプレイヤーがいない場合は、移動して接敵する)。偶数ラウンドでは、通常の攻撃をせずに、その両目からエネルギーボルトを発射する。これは盗賊や僧侶の弓矢と同じように、サイコロを2つふって命中判定を行うが、隣接した相手にも放つ事ができる。命中した場合、サイコロ2つ分のダメージを対象に与える。複数キャラクターで遊んでいる場合、エイボンはもっとも遠くにいるキャラクターにエネルギーボルトを発射する。対象となるキャラクターが複数いる場合、誰が標的になったかサイコロをふって決めること。

 オナカと奴の自動人形からは逃げられない。そもそも、どこへ行こうというのだ?勝てば120へ。


21

(僧侶)そのデーモンはチリケルだ。異世界の悪魔で、古代のマグス達が使役できた存在の一つだ。ただし古代のマグス達の力をもってしても、強くは支配できなかったほど強大な相手だ。あなたは急いで奴を元の世界へ帰す謎めいた呪文を唱える。「キュア・ジョカラリ・イタラム」

 チリケルは、あなたの言葉を聞くと、「シュー」っと音を出してあなたの言葉を認めたようなそぶりをして、彼自身の世界へと帰っていく。あなたは先へ進める。

 520へ


22

 あなたはマスクをおく。何も起こらない。実際、あなたがそのマスクに何をしようとも何も起こらない。あなたはマスクをあらゆる順番で並べ変えてみたが、どんな魔法も起動しないようだ。あなたは肩をすくめ、きびすを返し、ドアへ向かう。188へ。


23

 あなたはブラッドソードを掲げ、奴らが止まっている梁の上の暗い部分を指した。刃の光が突然魔法のエネルギーを放ち、丸天井の隙間の1番奥を破った。

 そのコウモリのような動物達は、あなたの方に急降下しようとしたまさにその時に、そのまばゆい光を受けたため、一時的に目が見えなくなり、方向感覚を失った。ほとんどの奴らは暗がりへと飛び去っていったが、奴らのうちの3匹だけは怒りで鳴きながらあなたの方に急降下してくる。

 死の天使達

 戦闘力 8

 精神力 8

 鎧強度 0

 生命力 21(3匹とも同じ)

 打撃力 サイコロ2つ

 機敏度 10

 逃げる事はできない。飛んでる奴らの方が早いので逃げたところで背中から襲われるのがオチだ。奴らを倒せたら108へ。


24

 あなたはエメリタスに、助ける事はできないと丁寧に断った。エメリタスは信じられないというふうにあなたを見ていたが、みるみるうちにその顔は怒りで染まり、怒りで地団駄までし始めた。

「なんだと?古い友人を助けないというのか?そりゃあ危険を冒すよりも昼寝でもしていた方が良いですよね。クラース中のハエがあなたの死体の腹で朝食を取るかもしれないね。古くて信頼できると思っていた友人が、ただの自己中心的な、やな奴だと知るのはなんと不快なんだろうね。この無法の時代に、友情と忠誠心は、一体どこへ消えちまったんだろう」

 あなたは、あなたが知っている普段のエメリタスらしからぬ言動にびっくりするが、もしあなたが優しくなり、彼を助けるなら15へ。何かがおかしいと感じ、断り続けるなら365へ。


25

 警告なしで、あなたはその奇妙な黒檀の自動人形のようなものを攻撃する。しかしそいつは、あなたの反応を読んでいたかのように防御行動を取り、光り輝くエネルギーボルトを、そいつの金色に輝く目から発射し、あなたはかろうじてそれをかわす。370へ進んで戦う事。


26

 あなたは祈りながら目を閉じる。少なくとも、死にゆく今、あなたのここまでの努力の褒美としてここで神様に死後の楽園を望んでもバチは当たるまい…。

 予想に反して、あなたを焼き焦がす苦痛の爆風はいつまで待っても来なかった。代わりに、何かを柔らかく振り回す音、続いて大理石の床に何かがぶつかる音が聞こえた。

 あなたは目を開けた。ほんの一瞬、何が起きたか分からなかった。ザラの首のない死体がぐらりと傾き、前方へと倒れた。ターシムの戦士は、絹の四角の布で刃を拭うと鞘におさめた。ザラの頭は彼の足元に転がっていた。

 もしあなたが彼に襲いかかるなら343へ。なぜザラを殺したか聞くなら371へ。


27

 あなたは、その人を惑わすような迷宮の通路を進む。突然あなたはガラスの庭園の中にいる事に気づく。先ほどまで暗いトンネルを歩いていたはずではないか。あなたの周りは明るく、泉、花、像そして生垣は全て明るい色のガラスだ。あなたは迷宮のトンネルが、この庭園を越えてさらに先へ続いているのを見る。あなたが先へ急ごうとそのトンネルへ向かい始めた時、呼び止める声がする。あなたは振り向く。見るとガラスの日時計の頂上に、20センチに満たない大きさの笑っている少女がいて、透明なガラスのベルの内側からあなたに話しかけてくる。「助けて〜。私はここに拘束されているの。ガラスのベルが重すぎて、私には持ち上げられないの」だ、そうだが?

 もしあなたが無視して先を急ぐなら174へ。助けよう、あるいは他の目的で道具を使うつもりなら134へ。


28

 大きなカチカチいう音がし、続いて何かを轢き潰すような音がする。聖堂の泉の一部が開くが、中には潰れたガラスが見えるだけだ。液体がこぼれ、そのガラスの瓶の残骸のようなものを中心に広がっている。どうやらあなたは間違ったボタンを押したようだ。あなたは肩をすくめ、船の旅を続ける事にする。282へ


29

 その壁面には、ヘイムダルという名で知られる偉大な戦士にしてアスガルドの番人が描かれている。彼はアスガルドからドゥームステット、つまり運命の家までかかる巨大な虹の橋の上に立っており、その片手には、伝説の英雄の角笛が握られている。虹の橋の色は鮮明で、この部屋の薄暗い光の中では、ほとんど自分で光っているのではないかと思えるほど、鮮明に強く明るく光っている。

 この部屋の反対の壁にはマスクがかけられており、すべて獰猛な悪魔が描かれていますが、あなたはその色が、真のマグスの5つの星の色に対応しているのに気がついた。赤、緑、青、白、そして黄色である。

 またあなたは、壁のそれぞれの角に、4つの無表情な雪石膏の顔があり、5つのマスクがピッタリと合いそうな事に気づいた。

 もしあなたが、これらのマスクを、これらの顔に被せたいなら225へ。無視して先へ続くドアを開けて進むなら188へ。


30

 あなたは台に乗って、その噴水を調べる。クリスタルのような透明な水の中に、ハート型の鋼のアミュレットがあるのにあなたは気づく。信じられない事に、小さい野生の花がここで育っており、外側から泉に向かって入っている岩の切れ目には草むらがある。

 あなたの選択は明白だ。水の中に手を入れてアミュレットを取るか(480へ)、アミュレットはそのままにして、この庭園を去るか(276へ)


31

 そのカタクラフトはあなたのしようとしている事に気づくと、失望した冷たい遠吠えのような声を上げながら反応した。奴は手に持った槍を投げようとしたが、あなたは塩を、そのブロンズのドアを覆っている氷の模様の上にまいた。氷はすぐに溶け始め、カタクラフトの輪郭もまたぼんやりとしたものになり消えます。ほんの数秒のうちにカタクラフトは、氷の模様の中の空気に蒸発したかのように消える。あなたはほっと安堵し、思わず笑顔を浮かべる。あなたは簡単に勝利をおさめました。しかしもし、直感的なスピードで的確な判断をしなかったら、結果はかなり違ったものになったでしょう。

 GELIDという暗号をキャラクターシートに記せ。あなたはブロンズのドアを開ける。それは重いが、押せばゆっくりと開く。58へ。


32

 あなたは向きを変えて走るが、有毒な胞子のガスに包まれてしまう。痛みのために涙で呼吸が困難になり、半分目も見えなくなりながら、ふらふらしながらあなたはその庭園を出る。あなたはその目に染みる痛みから逃れたいが、胞子の効果は今後もあなたを苦しめる。新しいセクション(番号)に行くたびに、あなたは生命力を1ずつ減らさねばならない。キャラクターシートの1番上に、この事を忘れないようにDISEASEDと暗号を記す事。この恐ろしい病気の進行を止める手段は今はない。僧侶の生命力回復術や、ここまでの冒険で入手できたかもしれない生命力回復薬でも、新しい番号に行くたびに生命力が1ずつ減るのは止められないのだ。今後、「今までかかった病気は治った」という指示を受けるまで、この病気は治らない。真のマグス達がこの世界に帰ってくるのを阻止するというあなたの使命は、今やあなた自身の死の運命との競争となった。276へ。


33

 悪魔のような鳴き声と共に、そのコウモリのような魔鳥達は屋根のたる木からあなたの方へ降りてきた。あなたは耳障りな音を出すしなやかで強い奴らの羽をチラリと見る。鳥というよりコウモリや蛾のような羽だ。悪意に満ちた光る目が、奴らのスースー言っている鼻先の上にある。

 逃げるためにあなたは向きを変えるや、その鳥もどき達は悪意に満ちたほくそ笑む叫び声を上げる。奴らは素早く降りてくる。あなたに攻撃を加える寸前、あなたは手首を器用に動かして奴らの前にダイヤモンドダストを広範囲にぶちまける。奴らの目はまぶたがないため、ダイヤモンドダストがもろに目に入り、痛みと目が見えなくなった事で奴らは叫び声を上げる。何匹かは壁に激突して羽を痛めて数百メートル下の洞窟の底へと落下していく。他の鳥もどき達は、塔の上のコーナーへと大慌てで逃げていく。

 あなたは階段を登り、最上階へ出る。182へ。


34

 あなたはその廊下を、この塔のてっぺんへ続く他の階段目指して走る。上からあなたは、異教の儀式の不気味な音がするのを聞く。真のマグス達の狂信者達が復活の儀式を始めたのだ!

 あなたは屋上への階段を登る。そこは神秘的な召喚のために選ばれた場所だ。平らな屋上を吹き荒れる強風があなたの衣服をはためかせる。地上は遥か数百メートル下だ。屋上の一角に描かれた五芒星を中心に、色とりどりの炎の炎に取り囲まれて怯えている捕虜達が見える。復活の儀式のためのイケニエだろう。五芒星のそれぞれの頂点には魔術師が1人ずつ立っている。その5人が狂信者達の最高指導者達で、奴らの超自然力は巨大に違いないとあなたは確信した。その5人の指導者達は、あなたに憎しみのこもった目で一瞥したが、攻撃して来ようとはしなかった。「遅すぎたのだ」奴らの1人が言った。

「世界の終わりだ。真のマグス様達の時代はすぐそこだ」

 奴らは呪歌を再開した。すぐに金切り声を上げる風が吹きおろしてきて、夜の死の静寂があなたを包む。そしてあなたは不気味なメロディが奴らの呪歌に加わるのを聞く。それは遥か遠くから聞こえるが、近づいてきている。明滅する光の虹が、召喚の場所を照らし出す。あなたは空を見上げ、5つのマグスの星が塔の上で光の束を落としており、5つの星それぞれが、五芒星の頂点のうちの一つへとその光の束の先を落としている。5つの星は空高くではなく手を伸ばせば届きそうなほど近くに見える。この地上のものでない音楽は、それら5つの星から来ているのだ。その天上の調べが、5人の真のマグス様が神に変わるために聞きたがった天界のハーモニーなのだろうか?

196へ。


35

(ドアを開けるキャラクター)突然あなたは、死の冷たさが背骨を走り抜けるのを感じ、同時にあなたの活力が吸い出される。サイコロを2つぶり、精神力と同じかそれ以下の目を出せ。失敗した場合、サイコロ7つ分の生命力を失う。成功した場合でも、サイコロ2つ分の生命力を失う。鎧は役に立たない。生き残ったキャラクターは240へ。


36

 あなたがそのドアに触れた瞬間、雷鳴が轟くような音がする。なんとも言えない不気味な寒さがあなたを包む。あなたの見ているまさに目の前で、氷の蜘蛛の巣がドアの表面を走り、広がっていく。それはキラキラ光るラインで、戦士が走っている長いトンネルを描く。氷の模様は動いて広がり、その戦士がこちらへやって来る様子を描きだす。あなたはそれがドアの表面の氷の模様が描く絵にすきないと知っているが、距離感と戦士の硬さの感じに不気味さを感じる。あなたの時代のもっとも偉大な芸術家、システィーナの絵を描いたミケランジェロでさえ、これほどのリアリティは達成できなかっただろう。

 あなたがその絵の効果に魅了され、氷の絵のリアリティに感嘆していると、その戦士の腕がドアからヌッと突き出され、強い一撃とともにあなたを茫然とさせる。こいつは絵ではない。現実だ!

 バトルオーダー1番のキャラクターは20点のダメージを受ける。鎧は有効。生き残ったら、その戦士が氷のドアを抜け出して歩くのを見る。84へ。


37

(魔術師)あなたは、あなたのテレポートの魔法を襲った激しい魔法の力の奔流をどうにか制御する。実際、この地上にあなたより偉大な魔術師はいない。あなたはその魔法の奔流を、人間の世界へと再び入る事が可能であると感じる次元の隙間の弱い所へと向ける。

 固さと光と形が、あなたの周りに現れる。あなたは広い地下の階段に再び実体化した。階段を上がる方向には、何かの見えないエネルギーでブロックされていけなかったので、階段を降り、より深い地下へと進んでいく。376へ。


38

 あなたは、見事な戦斧と杖、そして強力な魔法が書かれているように見える巻き物が、大きなシューと音をたてている煙を帯びた溶岩へと滑り落ちるのを見る。それらは見ている間に溶岩の中へと沈んでいく。ちょうどあなたの希望のように。なんと無駄な事だろうとあなたは思う。突然、その溶岩で満たされた穴は消え、もちろん溶岩も熱気も消える。沈んだ宝物も消えたままだ。それらがあった場所には、床から青いエネルギーの稲妻の柱が天井まで立ち上っている。

 あなたはおそらく正しい選択をした。青い天井の中で、あなたは洞窟の向こうの壁に更に奥へと進むアーチ天井の通路を見つける。他に何もないので、あなたはそちらへ向かう。432へ。


39

 そこには狂ったかん高い声で鳴く翼あるモンスターがいて、あなたの方へと降下を始める。あなたが階段を駆け降りるよりも奴らの急降下の方が速いと悟り、追いつかれる直前にあなたは戦うために振り向く。390へ。


40

 ここに来る直前の番号を控えたかどうか確認せよ。ここには戻る番号の指示は無い。

 生命の剣と同じように、死の剣も使用する者の戦闘力を3点増し、打撃力はサイコロ2つ分増す。またアンデットモンスターに攻撃して負傷させた場合には、そのアンデットは精神魔法を受けたのと同じようにサイコロ2つふって、自らの精神力と同じかそれ以下の目を出さなければならず、失敗すると、即座に破壊される。これは相手が真のマグスだったとしても同じである。

 付け加えて、戦士は1ラウンドに2回攻撃できるが、これは左右の手で一本ずつ武器を持ってそれぞれ1ラウンドに一度ずつ攻撃を加える、という戦い方もできる。もちろん、4巻最後に指示された通り、同一の武器を持って、それを1ラウンドに2度振るう、という形での戦い方も引き続き可能ではある。しかし片手に生命の剣、もう片手に死の剣を持って戦う場合に限り、上記のボーナスに加えて更なる特典がある。具体的には精神力が3点増し、生命力は2倍になる。また、その状態でアンデット(真のマグス含む)と戦い、同一ラウンドで生命の剣と死の剣双方の攻撃を当てた場合、そのアンデットは、サイコロを4つふってその合計が精神力と同じかそれ以下でない場合、即座に破壊される。この追加の特典は、戦士が、片手に生命の剣、もう片方の手に死の剣を持って戦う場合に限り適用される。戦士以外のクラスのキャラクターが、生命の剣で戦い、利き手と反対の手に死の剣を持ったとしても、いかなるボーナスも発生しない。

 では、このセクションに来る直前の番号に戻れ。

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