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戒告の盾  作者: ヨシ
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捜索の開始へ

準司達三人は皆藤澪という二回生女子と組んでから警察に向かったが、三人も皆藤もこの人と組むのが嫌だとかそんなしょうもない考えは一切なかった。ただ、イナズマ団と戦闘になった時に全員が無事に致命傷にならずに済むのかが不安で恐怖だというのが一番頭に浮かんでいた。

特に皆藤ただ一人だけ二回生で一回生三人と協力しなければならない上、リーダーになって炎の盾で守らなければならない為、この先警察と手を組んだとしても盾で全員を防がなければならなくなってくる。

それに盾の実力について一番知っているのは葵ただ一人だけだった。技覚えの訓練の時に灯田原に教わりながら炎の使い手の皆と一緒に修業していたので同じ場所にいた葵も一緒に苦労しながら乗り越えてきたのは覚えている。


四人は警察のいる場所に移動してきた。別の四人グループの人達も次々と警察二人ともう手を組んでいるのが見えた。

そんな中で一体どの警察二人と組めばいいか探そうとしていた時、ある男女の警察二人が準司達に声をかけてきた。

「君たち、僕らでいいかな?」まさか職務質問されるのかと冗談半分で少し疑いそうだった。

「あっ…はい。まだ組んでいないなら…」

「もしかして的場警部の部下の人達でしたっけ?」準司が応対しようかと声かけしたら皆藤は準司を遮ったかのように話しかけた。

「ああ、やっと分かった?うん、そうなんだよ。君たちのことも何か見たことあるなあって思ってたから丁度いいタイミングで声かけようかなあって思ってたんだよ。よく覚えていたね?ちなみに僕らの名前、分かる?」見た感じおそらく男性の方は三十代のベテラン感のある人で、もう一方のこの女性は準司達より先輩の二十代半ばぐらい、つまり盾頭の年齢と同じぐらいの世代の人に見える。一つくくりしていて、美人だが身長は一六〇センチ台ぐらいはあるかのように割りと身長が高い方だ。

「いえ、的場警部だけしか…」皆藤は正直に言った。

「そっか、確かにそうだったな。的場さんだけは自己紹介していたもんな、忘れてたね。ごめんね。僕は瀬戸川亮と申します。的場警部の配下の一人です。で、こっちは…」

「私は、道村綾香と申します。宜しくお願いします」道村が名刺で皆に見せて名前はどんな字を書くのかを見せてあげた。皆藤達四人はうんうんと頷いた。

「じゃあもう時間がないから僕らと組むことにしようか?早速だけど警察の仕事についてきてほしいからそのつもりで。では行きましょうか?」

そしてお互いがペアを組んで準司、将吾、葵の三人は名前を言って一回生だと紹介し、残りの皆藤は名前を言った後に二回生だと自己紹介すると警察の瀬戸川と道村は階段を歩こうとした時に「えっ?」と止まった。

「一回生が三人で二回生が一人ってどういうこと?つまり皆藤さんだけが上級生?」道村が確認した。

「はい、そうなりました」皆藤はたぶん言われるだろうと悟った。

「せめて三回生一人がメンバーに入っていれば安心してこの仕事ができるんだけど、皆藤さんだけが二回生で三人が一回生となってくるとかなり緊張感を持って挑まないといけないわね。相手はイナズマ団だし、何のどういった爆弾が仕掛けられているのか分からないからね。…ヴィジョン先生から話を聞いたけど技覚え?の練習をして磨いてきたと言ってだけど、四人とも大丈夫なの?」道村は他の乗客達から距離を開けられるように四人を誘導しながら四人に聞いた。

「すごい訓練でしたよ。まるで自衛隊の訓練を受けているかのような技修業って言われてましたので、体力も気力も相当鍛えられました。各それぞれ人によって違いますが、炎や水などの使い技を覚えながら体を鍛えてきましたので覚悟なら私達は大丈夫です」皆藤は詳しく分かりやすく説明し、全く心配することないことを伝えた。

「なるほど。自衛隊みたいな訓練ね。その盾についてはヴィジョン先生から見せてもらったからどんな訓練なのかは、何となくだけど想像はつくわね。でもその若さで訓練しているんだったら久々に相当の体力使ったんでしょ?大変だったんじゃない?」道村という女性警察は根掘り葉掘り興味津々に皆藤に聞いた。

「確かに最初は大変でした。自分でも体力をあんなに使ったのは中学生以来でしたから。私もバトミントンやってたんですけど、私が過去に運動していたよりももっと体力を使ったかなというぐらいでした。私も本当に着いていけるのか最初は不安でしたけど、灯田原さんの教えられたやり方で何とか乗り越えられました」皆藤は素直についつい言いたかった話をしてしまった。

「へえ、本当にすごい訓練をしてきたのね。私でも着いていけるのかなあ?私も警察官になるためにいろんな訓練を受けてきたけど、大学でそこまで厳しい訓練を受けてきたことがないから貴方達がそこまでの訓練をしてきたのはすごいわね。それだったらイナズマ団と戦えるのは確かかもね」道村は皆藤の話から想像してますます興味が湧いてきていた。


「ごめんね。この話はこれぐらいにしておかないとね。すみません、先輩…」

「ん?いや、それも大事な話だよ。彼らのようにここまでの訓練を積み貸さなければイナズマ団と戦えないのは確かだからな。イナズマ団の強い力は彼らが一番知っていると思うよ。ヴィジョン先生も弟子の皆さんもそれでも覚悟して捕まえようと必死になっているのは僕も伝わっているよ」階段、エスカレーターを使って真ん中の階まで来たところで瀬戸川は足を止めた。

「じゃあここから僕らのグループはこの階からイナズマ団が仕掛けた爆弾を探してまわります。僕らもこの機能探知機や懐中電灯やそれ以外の機械でどこにあるのかを時間内に見つけ出します。君たちもヴィジョン先生が開発した道具を持ってきてるんだろ?じゃあ、その特殊な機械で爆弾がどこに仕掛けられているのか追跡しよう。…この大事な作業は他のグループみんなも手分けして探していますので、皆さんも見つけられるように宜しくお願いします。では、行きましょうか?…」

「あっ…すみません。僕らもさっき言ってくれた通りヴィジョン先生が開発した機械をここで出して装備してもいいですか?」準司がこのタイミングで装備しないと不審物を探すことができないのではないかと止めた。

「ああ、そうだったね。じゃあ一分時間与えるから装備してくれる?」瀬戸川がそう言うと四人とも白い鞄を床に置いてすぐにそれに必要な機械を装備するように急いだ。

準司が全てヴィジョン教授の開発した機械の取り付けができた時、もうすでに皆藤はもう全て装備していた。

さすがは皆藤という先輩のしっかりした性格だ。ある意味強そうなのはよく分かる。

葵は皆藤の次に装備でき、将吾は四人の中で一番遅かった。

そして、準司が盾が大きく広げられるか小さく縮めれるかを確認すると、他の三人も準司の確認と同じように盾の広げる縮めるの繰り返しをしながら確認した。

それを見た二人の警察は感心して見ていた。

「おお、これがヴィジョン先生が開発した盾かい?」瀬戸川は四人に聞いた。

「はい、これらの装備がヴィジョン先生が開発した機械です」準司が言ってあげた。

「すごいなあ。やっぱりヴィジョン先生なんだなあ。じゃあそれで安全できてるんだな?よし、じゃあ行こうか。こっちに着いてきて」瀬戸川が指示すると、全員はその通りに動いた。


「ミスター灯田原。そっちはどうだ?警察と手を組んで動き出せたか?」ヴィジョン教授は灯田原にライン電話を入れた。

「はい、今から不審物の捜索を開始しました。ヴィジョン先生はもうそちらに着きましたか?」灯田原は肝心なことを聞いた。

「こっちは何とか間に合った。遠い距離から君たちの船を監視しているよ。ただ皆諸君に大事なことを伝えておく。よく聞いてくれ」ヴィジョン教授が予想を立てたことを灯田原に伝えようとした。

灯田原も緊張して真剣に聞いた。

「私の予想だが、イナズマ団が仕掛けた爆弾の数は正式には分からない。ただ唯一分かっていることは、その十一番目の容疑者がいつ爆発させようかと計算していることだ。その時間というのは…午前0時丁度だ…」

「…午前0時?…それは確かなのですか?」灯田原は確認した。

「よく考えてごらん。奴らはいつどこで爆発させるのが得策なのか…真夜中に爆発させれば周りは真っ暗でどこに逃げればいいのかが分からなくなってしまう。同時にその時間帯なら乗客全員がパニックをおこしてしまう。つまりだ、奴らの目的は船ごとを沈没させて海に沈めさせて乗客全員をまとめて沈めさせて殺す。そういうことだ。もし私の言ったことが正しいなら、船内のどこかに時限爆弾があるはずだ。それを見つけられるかを我々に試しているのかもしれない」

灯田原はしばらく黙った。そうか、時限爆弾を探せばいつの時間に爆発するのかを奴らが教えてこなくてもそれで分かるということか。

「分かりました。先生、何としてもその時限爆弾を止めてみせます!これは僕らの任務ですので…」

「ああ、この事を全員に伝えなさい。私もミスター伏竜と辰先生にこの後伝えるので…」

「分かりました。連絡有り難うございます。では、切ります」

灯田原がライン電話を切ると、急いで文を書き全員にラインを一斉送信した。

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