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戒告の盾  作者: ヨシ
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覚悟のペア組み

灯田原班全員がエレベーターを使って一階のロビーに再びたどり着いた。たどり着いていた時は伏竜班と辰班の全員も一階のロビーに集合していた。

他の乗客達がロビーを歩いている中皆がざわざわしていて皆各自話し合っていたり、盾を小さくしているかを確認したり、目の前のことで緊張していたりといろいろ集まっていた。

その先の向こうに警察の全員も時間通りにロビーに集合していた。すごい緊迫した雰囲気に包まれていた。

灯田原、伏竜、辰准教授の三人はいつの間にか警察のリーダーの人と名刺交換をしていた。灯田原と伏竜の二人は今はもう就職しているが、道保堂大学の名刺をいつの間にか持っていて自己紹介しながら渡していた。

もうそろそろ時間がきたようだ。ここからが任務なんだと緊迫感が出てきた中で警察と連携しながら爆弾処理しないといけないんだと準司は感じとっていた。

「はい!皆全員静かにー!はいそこ!お喋りはそこまでだ!こっちに注目してくれ」灯田原の合図で皆がその通りにして警察の方に向きを変えた。

「はい、今から君たちも正念場の任務をやってもらうことになる。そしてこの仕事が一番大事な任務だ。真剣に時間内にやってもらう。…ではここからはこちらの警察のトップであります神崎警視総監がお話されますので真剣にしっかりと聞いてください。では宜しくお願いします」

灯田原は邪魔にならないように横に移動した。神崎警視総監という警察はすごく大柄な人だった。すごくしっかりした感じで話し出したら自然と話を止めて聞くようになるようなそんな雰囲気だ。

「初めまして、私が警察の警視総監をやっております、神崎と申します。学生の皆さんも宜しくお願いします」

神崎警視総監は一回頭を下げた。やっぱり貫禄のある格好いい感じだった。この人が東京の警察の長なのだろう。

「我々も確かに五千人以上の乗客達には知らせないように注意しながらここに潜伏していると思われていますイナズマ団の逮捕と爆弾の解除を主にやっております。その手伝いを皆さんも協力していただけるよう宜しくお願いします。一番皆さんにやってもらいたいのが十一番目のイナズマ団と呼ばれているその容疑者を捕まえること。必ずこのどこかにいますので逃がさないように捕まえてきてください。大変怖い仕事かと思いますが宜しくお願いします。私からは以上です」神埼警視総監はまた一礼をして横に移動していった。

「警視総監、有り難うございます。それではここからまた警察と連携しながら動きやすくするために三つの班からまたさらに別れて新しい班を警察と作ってください。ここからは警察の言うことをよく聞いて爆弾を見つけること、イナズマ団を捕まえること、そして十一番目のイナズマ団ボスを捕まえることの三つを主に活動してください。だいだい我々のメンバーは一組につき四人を形成して警察とペアを組んでください。分かりましたか?それでは今からペアを組んでください」

そして皆それぞれペアを組むように動いた。準司と将吾はあと二人組まないといけないといけないのは分かっていたがあと二人組むとしたらあの二人しかないとふと思い浮かんでいた。

「準司、葵のところとペアを組むってどうだ?」将吾もふと思い浮かんでいた。

「将吾、俺もそう思っていたさ。確か、葵は皆藤先輩と一緒だったよな?とりあえず行こう」準司と将吾は葵を探した。そう時間がかからないうちに葵を見つけれた。

「あそこだ。行こう」準司と将吾は葵の所に行き葵に声かけしながら葵の所にかけよった。葵も二人の所に振り向いた。

「あっ、準司!…皆藤さん、こちらの二人と一緒に手を組みませんか?私の友達でして…」葵が皆藤にそう言うと皆藤は間を明けずにすぐに誰なのかがピンときていた。

「ああ、灯田原さんに怒られてたあの二人だっけ?…」

「あっ、まあ…そうですね。三田原君と松田君です」葵は冷や汗かいて紹介した。

「あっ、二人にも紹介するね。こちらは皆藤澪さんで二回生。私と同じ炎の使い手…」

「あっ、三田原準司です…」

「松田将吾です」

「こちらこそ宜しく」お互いが紹介した。二人が少し恥ずかしながら紹介すると皆藤は冷静に二人を見つめた。と、その時

「ねえ澪!私達と組まない?せっかく炎の使い手同士だからさ」皆藤の友達の実郷凛という二回生女子とさっき記念写真撮ろうと言っていた関島麻里が一緒にペアを組もうとしてきた。

「あっ、一回生の葵ちゃんじゃない?じゃあこの四人でペア組まない?…」

「あのお、大変申し訳ないんですけど…」

「ん?」

関島が葵を誘おうとした時、葵は申し訳ない気持ちで事情を説明した。

「この二人も私と同い年で同級生なんです。皆藤先輩と手を組んだんですけど、すみません。この二人と私達二人と一緒に手を組むってしちゃいけませんか?」葵が準司達二人を紹介した時、実郷と関島が準司達二人を見つめた。

「そっか、葵ちゃんは一回生だもんね。一回生が三人もなるんだったら澪はそれでいいの?」実郷は言った。

「この場合はしょうがないと思うよ。私は平気だけど、ごめんね」皆藤は葵を気にかけている理由から腹をくくった。

「まあ確かに一緒に組みたかったけど、この子達も可哀想だからこの四人で警察の人と合流するね…」

「澪、本当に大丈夫なの?もうここからはペアの変更はできないよ。それでもいいの?」関島が聞いた。

「うん、また後でこの仕事が終わったら必ず会おう。ごめんね、二人には心配かけると思うけど」皆藤は確かに一緒になれなかったのは不安だが、決心はついていた。

「なあ準司。こうなったら坂本を呼ばないか?何か俺達のせいで皆藤先輩に可哀想なことをしているって感じをしていると思うんだけど?」将吾も皆藤を可哀想に思えてきた。二回生女子一人が一回生三人とペアを組むのは何だか申し訳なく思ってきている。

「なあ、葵もそう思わないか?坂本も組んであげる方がいいよ。そしたら皆藤先輩もみんなと一緒にやり易くなるし」将吾は葵にも聞いてみた。

「でもあれ見てよ。あいついつの間にか他の人と組んでるわよ」葵は指さしているところに皆も見てみると、確かに坂本は他の人達と組んでいるのが見えた。いつの間にか坂本は他のメンバーと仲良くなっている。

「本当だ。あいついつの間に別の人と仲良く喋ってんだ?」将吾は聞いた。

「分からない、たぶん辰先生の班に行った時にその先輩達と仲良くなったんだと思う」準司はそう予想した。

「分かった。三人には心配かけなくてもいいから、私もこのメンバーに参加するから大丈夫よ。浅倉さんと一緒の部屋だし、だから今回はこのメンバーで行こう。凛も麻里もごめんね。こっちは大丈夫だから他の二人と組んでいいよ」皆藤がそう言うと実郷と関島は見つめあってまた皆藤の方に向いた。

「何かごめんね、澪。一人だけ残して他の人達と組むってできないから。じゃあそう言うなら私達行くよ」実郷がそう言うと皆藤はうんと頷いた。

「こっちもごめんね。必ずイナズマ団に勝とうね」皆藤が言うと二人は返事した。

「麻里、行こう」

「うん、行こっか」二人はもう一度振り向いて皆藤に小さく手を振ってあげた。

皆藤も手をぶり返した。

「皆藤さん、本当に組んでいいんですか?」準司は心配してあげた。

「もうしょうがないじゃない?浅倉さんを一人にするも可哀想だし。私達が目指すのは、イナズマ団のボスを捕まえることでしょう?その事だけ集中しないといけないじゃん。私がリーダーになる係になるから」皆藤は決心すると準司達三人はうんと頷いて皆藤に「宜しくお願いします」と呟いた。

「じゃあ警察の所に行こう。早く三つの仕事に取りかからないと」皆藤がそう言うと、三人と一緒に軽く駆け足して警察の所に向かった。


「そいつらはもう動き出したか?」イナズマ団十一番目のボスの黒井は部下に聞いた。

「警察と合流している様子です」準司達と同じ一階のロビーにこっそりと裏で隠れていた部下が監視していた。

「分かった、もういい」ボスの黒井は機械をオフにすると船の前の所で一人、誰も見つからない所で外の景色を味わっていた。

黒井は笑いを堪えていた。


準司は何かの気配を感じとり、急に足を止めた。他の三人も足を止めた。

「おい、準司。どうしたんだ?」将吾が聞いた。

「あっ、いや…何でもない。行こう」準司はそう言ってまた向きを変えて警察の所に向かった。


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