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戒告の盾  作者: ヨシ
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技習得技能訓練

各それぞれの使い手八つに別れて中ではなく外で技覚えの修業を始めることにした。中ではやはり狭いのが理由で技を出しづらいのだ。炎天下の中で暑いのは承知で一時間経ったら十分休憩を設けての繰り返しで修業を行うことをヴィジョン教授が皆に言い伝えた。

準司は水盾頭の伏竜の指導の元で水の使い手の一人として他の水の使い手の皆と一緒に集まっていた。

「よし、じゃあ時間が来たんで始めるとします。ただその前にまさかこんな時に盾の忘れ物したとか言わせるんじゃないだろうな?…まあ見た感じ忘れ物した奴は誰もいなさそうだからいいが、忘れ物してる時点でイナズマ団と戦える資格などほとんどないと思った方がいい。遊びに来たのと訳が違うんでな」伏竜は口の悪さをわざと響かせて強気な口調でわざと言いつけた。

「皆ここに集まったということは全員水の使い手ということでいいな?水は他の使い手に比べて基本の技でもあり基本から応用に使える技とも言える。水盾の技は全部で十三個ある。基礎、標準、応用、発展、難関と五つの段階があり一の技が一番基礎で十三の技が最難関の技ということだ。この日中日が暮れるまで全て教えることができるか不安だが、できるところまで君らもやってもらう。では盾を構えて」皆は言われた通りに盾を構えた。中にできるかどうか不安の顔をした水の使い手の人もいた。やや顔色が悪そうだ。

「まず、一の技『水切みずきまい』というが君らの取っ手の所に青色のボタンがあるだろ?そこを押してみろ」伏竜の言われた通りに押すと盾の外から水が円回転に噴き出してきた。水の量も段々と勢いが増してきた。

「その円に周りながら水が噴射できていれば『水切り舞』の技ができたということだ。この技はあまりに基本すぎてあまり使わない場合が多いが、使う場合もあるから忘れずに覚えておいてくれ。簡単だろ?じゃあ次に二の技だ…」

「伏竜さん、水を止めるにはどうしたらいいですか?」一人の二回生男子が質問した。

「もう一度青色のボタンを押せばいい。その青色のボタンを押せば水を出したり出さないようにすることができる。あっ、これも基本的な使い方だからしっかり使いながら覚えていくように。じゃあここからは青色のボタンを押したと同時にある機械がまた取っ手の所にあるから機械の扱い方もしっかり慣れてくれよ」伏竜の言ったように取っ手の所にいろんなボタンがあったりスイッチみたいなものがあったりなど、まるでゲーム機のコントローラーみたいでゲームをしているみたいな感覚を覚えてくる。

「そしてだ、話を戻したとして二の技を教える。名前は『水風車すいふうしゃ』と呼ぶが、水が回転すると同時に敵の攻撃を風が舞うように弾き返すことができることからこの名前がついた。さっきの青色のボタンを押したと同時に人差し指の所に四角いボタンみたいなものがあるだろ?そのボタンを押し続けると水と風が吹き荒れるようになる。どうなるかは今からやってもらう。構えろ」言われた通りに構えてそのボタン二つのうち、四角いボタンを押し続けた。すると水が回転すると同時に風が吹き荒れ始めた。

「水が盾から勢いよく風に乗って回転しながら吹き荒れていれば、それが水風車という技が完成したということだ。どうだ?皆できてるか?まだまだこの二の技も基本中の基本だからそんなに難しくはないができてない人分からない人がいれば手を上げて質問してくれ」するとしぶしぶ二人の二回生男子が手を上げた。

「二人だけか?じゃあ二人前に来い」二回生男子二人は恥ずかしながら仕方なく前に出てきた。

準司はしっかり、一の技と二の技のやり方を完璧にできている。確かにこの技は基本的な使い方というのを身に染みている。

ただ、技が発動しなかったからかあの二人の上級生は何ができなかったんだろうか?


ようやく二人の上級生の男子が伏竜に詳しく教わってやっと理解できると元の位置に戻っていった。二の技の扱い方をようやくできたことが証明できた後、伏竜は再び皆の前に向き次の技の習得を教え始めた。

「じゃあ次、三の技を今から教える。『水風すいふう荒天巻こうてんかん』という名前だが、一と二の応用を活かした技をいう。二の技の『水風車』の応用みたいなもので遠くから攻撃が襲いかかってきた時に遠くで攻撃をくい止めたり遠くに反撃を繰り出すことができるようにするための技と言っていいだろう。銃撃や殺傷する武器の攻撃を弾き返すこともできるから、完全に覚えられれば後は簡単だ。…じゃあ俺が見本を見せるからよーく見ておけよ」伏竜は人がいない空間のところに向きを合わせ三の技を出した。

すると、まるで竜巻みたいなものが盾から出てきて盾の上に暴風雨が吹き荒れているかのように現れ始めた。数秒後に縦がどれぐらいの長さができているのか縦に伸びてきた。周りは地面の砂が舞い上がり吹き荒れていた。これが、水風の荒天巻という技か。確かにこれなら銃撃の攻撃を横に弾き返すことができる。

「この技は基本から標準にかけての技ぐらいだな。やり方は青色のボタンを押して人差し指にある四角いボタンを押し続けながら親指でもう一つの横にある四角いボタンを押すこと。そうすると今の技が繰り出せる。まあ三つのボタンを押さなければならないがまずは青色のボタンを押して四角いボタンの横と縦を押すことだ。ではこの技をやってもらう。構えろ。あっ、それと隣同士が邪魔になると思うからもうちょい距離を空けて技を出してくれ。そうじゃないとケガがおきてしまう恐れがあるからそれも考慮しろ」伏竜がそう言うと皆はその通りに動き距離を大幅に空けた。外の広場が広いため自由に使えることができることから距離間を大幅に皆は開けた。

「よし、じゃあ言われた通りに三の技を出してくれ。では開始」伏竜がそう合図すると皆は三の技を繰り出した。ほとんど七割の人達は伏竜の見本を見せた技と同じように出せた。準司も皆と同じ盾の上に暴風雨のように渦を巻いて周りに砂埃が舞い上がった。これが三の技、水風の荒天巻というのか。これで遠くへの攻撃を計れたり、遠くからの攻撃から身を守ることができるというのか。

「他の使い手の人達に当たらないように工夫してよけるようにもしておけよ。他の人にケガを負わせてはいけないからな。頼むぞ。ふざけたりした場合はぶん殴るぞ」このセリフで皆はビビったのか真面目になった。確かにふざけたりしたらこの人が怒った時が一番怖いのは自然と分かるのだ。

伏竜はまだ止めと言わないのでずっと三の技を出しっぱなしだったがこのままでいいのかがだんだん不安になってきた。おそらくできていない人を観察しているのだろう。

「はい、止め!…今の三の技ができなかった人、確か君と君と君と…その右端の列全員だったな。今指さされた人前へ来い。できた人はその場で待機しろ。但し私語は厳禁な」準司はちゃんとできていたため待機することができた。ここまで三つの技ができた時、自信が準司には漲ってきた。ここまでが基礎、標準なのか。じゃあ四の技は標準ということなのかな。だったら自分でも次もできるかもしれない。準司はできているからできていない人の気持ちを理解することはできないが油断してはいけないということが前でできなかった人達を見て自覚していた。


ようやくできなかった人達の上級生が元に戻ってきた。中には女子もいたができなかった悔しさで半泣きになっていたのが見える。気持ちは分からないわけでもないが何か心配もしてくる。

「よし、次いよいよ四の技を教える。よく聞いておけよ」ここまでが基礎の技。いよいよこの技で標準のレベルを完成させる時だ。





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