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戒告の盾  作者: ヨシ
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盾頭合流会議

盾頭全員の紹介が終わると、皆は自分の都合を気にせず自分の使い手の技を覚えていくことにすごく興味が沸き八人それぞれの盾頭に弟子達は周りを囲んで話を聞いていた。

将吾は草の盾頭に、葵は炎の盾頭に、準司は水の盾頭にそれぞれ先輩達に紛れながら話を聞いていた。珍しく、坂本も雷の盾頭に会いに行き話を皆と一緒に聞いていた。その様子を準司は気になってはいたが、再び伏竜さんに話を聞くように向きを変えた。

「…水の技は十以上あるが、敵からの攻撃から身を守る技や敵の攻撃を跳ね返す技や水の技だけで攻撃できる技もある。基本俺たちは盾でその場で戦うから攻撃を防ぐが一番のする事だ。盾の使い方は今までどうしてきたかは俺は見ていなかったが、攻撃に正しい防ぎ方をマスターすれば何も恐れることはない。それを今週の土曜日に実践するつもりだ。まあやってみる価値はある」伏竜は時間が気になって時計を見たら皆の帰宅を心配した。

「もうこんな時間だが、帰りのバスと電車の人は大丈夫なのか?近くのバスの最終時間は9時半だよな?だったらこのところで早く帰りな。乗れなくなったら大変だからな。じゃあ、今週の土曜日にまた会いましょう。解散…」

「水の盾頭さん」三回生の女子の相沢は尋ねた。

「ん?どうした?」

「訓練はまたあの隠された場所で行われるんですよね?またあの機械を使った三つの訓練も受けるんですか?」伏竜は最初は何のことを聞いているのかさっぱり分かっていなかった。

「よく分からんが、まさか職人さん達がつくった機械の三つの訓練のことか?」伏竜はそう聞いてみた。

「はい!それです。もしその訓練も受けなければならないなら体力持つか気になって…」

「ああ、でも最初は最初にも言ったが技覚えを軸に修業するからそっちに集中すればいい。ただ今夏だから熱中症防止のことも考えて動くからあまり心配しなくていいと思う。ただヴィジョン先生からまたラインで送ってくるから詳しくはそれを見て確認してくれ。質問はヴィジョン先生に聞くのが早いと思うから先生に聞いてくれ。じゃあ解散しよう」そして皆は「ありがとうございました」と挨拶をして伏竜も「はい、おつかれさん」と言ってヴィジョン教授の研究室に残った。


伏竜の話を聞き終わると、準司は鞄を背負って帰ろうと自分の机に戻ろうとした時、葵は炎の盾頭の話を聞き終わっていて準司と将吾を待っていた。

「おっ、葵はもう話を聞き終わったのか?」準司は聞いた。

「うん。すごい詳しい話をしてくれたんだけど、時間大丈夫かって聞かれてある人達がもう帰らなきゃいけないって話が出てまた続きは今週の土曜日に話そうってなってこうなったわけ。でも灯田原さんはまだここに残って八人の盾頭さん全員がヴィジョン先生と話す会議を行うみたいだからもう帰らなきゃね」もう帰らなきゃならないという時にまだ将吾は草の使い手なので草の盾頭を見たらもう話が終わりそうなのかまだ続くのか焦ってきている。

「将吾のところの草の盾頭さんの話をしているのを見てたんだけど終わりそうにないみたいね。あれ、空気読んでないのか分かんないけど、どうなってんのか凄い気になる。草の使い手の人もイライラしてないかな」そう言ってるその時やっと解散した。そして将吾は自分の机に戻ってきた。

「将吾、そっちのチーム、話が長かったね」葵が聞くと将吾が我に返ったように眠気から目を覚ました。

「ハハッ、将吾すごく眠かったんだな」準司は笑いそうになった。

「ん?将吾?…あんた…大丈夫?」葵が聞いても将吾はふわふわしていて、何だか目が覚めてないようだ。何かの刺激に感動的している。

「おーい、将吾。聞こえてるー?」葵は手で将吾の顔の前でふったが、ようやく完全に我に返った。

「あっ、ごめんごめん。いやぁ、ちょっと感動しちゃってさあ」将吾は言ってはいけないばれてはいけない何かを隠していた。

「何に?」準司は聞いた。

「あっ、いや…恥ずかしくて言えないよ」将吾は必死に隠している。ただ葵は勘が鋭いため将吾は何を思っているのか草の盾頭の深島と交互に見てやっと分かった。葵は咳払いして苦笑しながら将吾に聞いた。

「ねえ将吾。まさか…もしかして…深島さんが…好きになっちゃった?…」

「えっ、あっ、いや、違うよ!ただ深島さんの香りが良くてふわふわしちゃっただけだよ」将吾は体温が急に上がった。体中赤くなってきている。

「ふーん、でも将吾、顔すごく赤くなってるよ。ちゃんと顔に出てるし」葵は冷静に将吾に聞いた。

「まあ確かにあの人鼻も高いし小顔だしなんか可愛いよな。あの人が師範だったら技覚えの方も大変かもしれないよな…」

「準司!だから俺もこっからどうしたらいいか悩んでたんだよ!あの美顔すごく素敵だしメロメロだし鼻血出そうだし、正直めっちゃ好きになりそうなんだよおおお!準司、何とかしてくれよおおお!」将吾がそう準司に両手で胸ぐら掴んで揺さぶったため、周りの人達は将吾に注目した。皆全員ポカンとした顔になった。

「ヤバい!皆さんすみませーん!ヴィジョン先生!今日はありがとうございました!また今週土曜日宜しくお願いします!」そしてすぐに将吾は顔が真っ赤っ赤で体温が上がったまま鞄事持って部屋から急いで出ていった。準司と葵も急いでヴィジョン教授に帰りの挨拶をして将吾を追いかけていった。

「…何かあったのか?あの子は確かミスター松田だな?どうしたんだ?」ヴィジョン教授が誰かに聞いても誰も答えられなかった。近くにいた人が将吾が話していたことに聞こえていたためさっきの話をヴィジョン教授に話した。

「そうか…あの青年、そんなこと言ってたかあ。ミス深島、君も今後しっかり教育を頼むぞ」

「えっ?あっ、まあ…はい。まあ何とかしますので…」草の盾頭の深島も将吾が何を言っていたのかは聞こえてたので苦笑しながら笑顔でヴィジョン教授にそう伝えた。


準司と葵は体温が上昇した将吾を止めようと追いかけていたが、将吾は興奮がすごくてなかなか止まらなかった。

「おーい、将吾!分かったからまず俺たちと話しよう…」

「うわあああ、あの可愛い人に技覚えしてもらえるなんて俺当日どうしよう?」将吾はだんだん走れなくなってようやく息がきれてハアハアと膝の上に両手を置いてやっと落ち着いた。二人もハアハアと息が切れていた。

「やっと落ち着いたか?」準司は将吾を心配した。

「ハア…ハア…まあ…ちょっと落ち着いたかな?」将吾はそれでも今週の土曜日の当日にますます不安になってきた。

「俺さあ、あの深島さんに技覚えに参加していいのかなあって思ってんだ。恋愛まで行ったら危ないけど、ヤバい…正直、深島さんが好きになっちゃったよお」将吾は深刻な気持ちだが二人はぷっと笑いそうになった。いや、笑いがこぼれた。

「なあ将吾。確かにあの美貌はすごく可愛いのは分かるよ。でもさ、だから良かったじゃん。あの人の修業ができるんだったらそれなりにいろんな技を教えてくれたりするもあるんだから。それでいいんじゃないか?」準司は将吾の肩に手を置いてあげた。

「っていうかさ将吾、私はどう思うの?私より深島さんが可愛いって思ってるの?」葵はジョークで聞いた。

「いや、違うよ。葵とは友達関係だけど…恋愛って本当に難しいよ。これ以上答えられないけど、こんなに興奮したのはいつぶりか」将吾はようやく落ち着いてきたが技覚えの修業と恋愛は別々にしてほしいのが将吾の本音だった。

「まあ、お前も草の使い手なんだからしょうがないじゃないか。どうすることもできないんだから。それでもどうしても深島さんが気になって仕方がないなら俺に悩みを打ち明けてもいいから、な?葵に聞くのは恥ずかしいか」準司は葵に失礼なことを言ってしまうも百も承知で将吾に聞いた。葵は怒ってはいないが複雑な気持ちは沸き上がってきた。

「恥ずかしいけど、聞いていいか?」将吾は準司に聞いた。

「ああ、もちろんさ」準司はそうすぐに返答した。その言葉で安心したのか将吾は再び立ち直った。


皆弟子達はようやく帰っていった。代わりに八人の盾頭とヴィジョン教授の九人だけで研究室に残った。

八人の盾頭は適当に弟子達の机椅子を借りて椅子に座った。電気はつけたままようやく夜の時間に会合会議が始まった。最初にヴィジョン教授が教卓に立ったまま重要な話を話し始めた。

「次の土曜日の技覚えの修業が終わった後のことだが、この頃ニュースでも見ているが事件が相次いでいるのが分かる。皆で役割分担をして事件を未然に防ぐ仕事をやってもらいたい。それにあくまで私の憶測に過ぎないが、私の予想と勘が当たれば仮説は正解だと分かる。イナズマ団の十一番目のあの要注意人物が動き出したかもしれない」イナズマ団の話が出てきた時八人は深呼吸をした。

「おそらくだが、八月にデビューするあの巨大豪華客船の旅ツアーにイナズマ団が乗り込むと予想する。奴らは爆弾で吹っ飛ばすだろう、形は様々だが大きさも違ってくるだろう。最悪な場合、それで乗客全員を海に沈めるというやり方で殺す作戦をこの船で起こすのは予想できる…」

「ヴィジョン先生、証拠はありますか?」風の盾頭の菅田照亮が聞いた。

「証拠は残念ながらない。だがこの雰囲気で予想するなら十分ありうることだ。まずは乗客全員を別の船に乗せて避難させることを警察に伝えなければならない。それに警察もこの巨大客船に乗り込み医療の方々皆さんも乗り込む必要がある。そしてだ、君たちをはじめ弟子達全員も搭乗させるつもりでいる。このことはまだ今は話せないが、技覚えの訓練をやりきってからこのことを告白することにする。そうじゃなければ弟子達がパニックになって技覚えの修業に集中できなくなる恐れがあるからだ。だから、君たち八人も弟子達には秘密にしておいてくれ。これが私からのお願いと注意事項だ」ヴィジョン教授が重要な話を真剣になって話していると八人も次の任務は何か、緊張感が隠せなくなってきた。






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