セバス動く
これは、まずいですね」
セバスは呟きながら考え込んだ。
シャルロッテは静かに強大な魔力暴走を起こしてる。今まで一瞬の洗脳状態で封じられていた魔力が戻り、色んな情報感情が入り交じって無意識に暴走してしまっている。自分を守るため自分の理想の世界をつくり出してしまっている。強大な魔力がここから放たれてしまっていると同時に結界も張り巡らされている、並の術師では近づけないだろう。だが王家や王宮魔道士なら気付いて向かってくるだろう、公爵も洗脳が解けるかもしれない。愛し子の魔力が数分とはいえ国を覆ってしまった。隠し通すのは難しい。だか、この結界に入ってこれる者がいるかどうか…仕方がない…
セバスはシャルロッテを守る為動く事にした。
しばらくシャルロッテは安全だから。
「さてさて、随分と久しぶりですね、レオルドの」
セバスは戸惑い戦況する王族の前に現れた。
「セバス様?!では…先程のは愛し子の?」
「いかにも、シャルロッテ様がショックが大きすぎてのぅ…きっかけの一部はそちの倅に
「父上!シャルロッテ譲が!!あのアバ…パトリシア譲が私に魅力の魔法をかけようとして!!シャルロッテが!!今すぐ追いかける許可を‼️」
セバスが言いかけた時アルフォンスが焦って青い顔をして飛び込んで来た。
「アルフォンスよ落ち着け!そもそもシャルロッテ譲がどこにいるのか分かってるのか?」
「分かりませんが、魔力を追います、おそらく魔力暴走を起こしています。」
「倅よ、落ち着け、確かにシャルロッテ様は魔力暴走状態になったが、時期落ち着く、受け継がれし魔塔におる。そちとパトリシアの事を誤解しておる、今までの環境があまりに悪すぎたのだ。」
「あ…あなたは?精霊…?」
「いかにも、精霊王より祝福されし愛し子の守護役セバスじゃ、今まであの魔の館の瘴気ゆえ愛し子に近づく事が叶わなかったが今は保護できる、倅もシャルロッテ様の待遇については惑わされておろう」
「そ…それはどういう…?パトリシアにはまとわりつかれ疲弊はしていたが、」
「あの魔女どもはシャルロッテ様を虐待し洗脳していた、パトリシアはまだ未熟だかミランダは違う、倅はまだ若い、まだ見破るには力不足だて、パトリシアにだけ疑いを向けていたのだろう?」
アルフォンスはショックを受けていた、全然気づいていなかったのだ。もっともシャルロッテへの虐待が誰にも気づかれぬようミランダは強力な幻影魔法をかけていた訳だが…
「…ミランダ様については……パトリシアは明らかに魅力の魔法や洗脳魔法を向けてくるから証拠を集めていました。」
王は怒りを抑えながら
「とりあえず、今ある情報を共有し対策とこれからを決めよう、セバス様ご協力頂けますか?」
アルフォンスがなかなか思い描くように書けなくて苦戦しています。