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自由詩本館・散文詩別館  作者: 鉛の精
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【ある病気】

私は辺境の星 地球を訪れた。


珍しい風景、珍しい住人達。


私はそこで出会った美しい地球人と恋に落ちた。


そして永遠の愛を誓い母星へと戻る。


だが二人は悲劇に見舞われた。


愛する人が謎の病に侵され始めたのだ。


銀河系の名医を数知れず訪ね歩いたが、

みな辺境の名もない生物の事などわからぬという。


愛する人の体は日に日に弱り、あれほど美しかった

姿は もう見る影もない。


私はワラにもすがる思いで、宇宙の隅々まで冒険を

したという博学の者を訪ねた。


私の愛する人は何の病なのでしょう?


どうすれば治るのでしょう?


冒険者は言う。


あぁ、これは病気ではありません。


下等な生物に多く見られる”老い”という現象です。


愛する人のシワだらけの顔に、とても悲しい影が

さしたように見えた。


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