3.一か月間
今回は若干文字数が少ないです(泣)
それと若干投稿が遅れてしまい申し訳ございません。
飯那健介と会話して更に数日後。俺やクラスメイト勇者達は毎日戦闘訓練していた。
クラスメイトの皆は初日と比べて大幅に身体能力や戦闘に関する事に慣れてきて、動きに磨きがかかってきた。勿論、訓練をしている為か、動きに磨きがかかるにつれてスキルの獲得やスキルのレベルが格段と上がっていった。
もう既に、神流光などの何人かはもう既に、長年騎士として戦闘に携わってきたベテランである騎士達に勝利を収めている者達が出てきた。
でも、まあ、まだというか当たり前なのだが、完全に技術面で負けており、若干ステータスの高さによるごり押しのような勝利であるけどな。
それでも初日と比べてみたら、かなりマシになってきたと思う。
そして。実力が伸びた以外にも少し変わった事が他にもあったのであった。
それは、皆の勇者や聖女の固有スキルがレベル3前後に上がった事によって、ただ単純に戦闘能力が向上しただけではなく、対使徒戦に向けた能力を獲得していた。
まずレベル2の効果なのだが、使徒への攻撃時ダメージ増加20%(レベルが向上するたびに+20%ずつ)と、聖女は半径50メートル内の味方と認識した者に対して、常時使徒への攻撃時ダメージ+20%(レベルが向上するたびに+20%ずつ)と、もう本格的に勇者と聖女の固有スキルは使徒へと向けた能力だなと判断できた。
いや、正確には、勇者と聖女の固有スキルは対使徒用の調整をされているなと思えた。
そして、レベル3の時の能力なのだが、これは、かなり以外な代物であった。
それは、自分自身に向いた武器を召喚する事が可能であった事だ。階級(レア度)で言えば、相当高いというかほぼ最強格なのではないかと言える程の階級であり、それは伝説級であった。
伝説級というのは、教会にいる騎士や魔導士達、そして教皇に聞いた所、見かけた事が無いという事。
世界中に探し回っても滅多に見つからず、製造方法も未だ不明であるという事。
そんな階級の武器をスキルによって召喚したので、教会に居る者達は驚き混乱をきたしていた。
まあ、俺から召喚した武器を見てみたら、確かに一人一人向いている武器を召喚するなと納得できるものであった。
なにせ、召喚した伝説級の武器は、恐らくこの世界に召喚した神という存在が、自分達が召喚する武器を自分達の魂という名の中身と体という名の殻を具現化するように仕向けてあったと思われる。
でなきゃ、説明がつかない。そもそも本来ただ単純に召喚で武器を呼び起こす事なんて不可能だし、例え勇者として超人となる事ができるとしても……、うん、無理やろ。
なので、この世界に召喚するように促した神が関与していると思われる。
まあ、という訳で、殆どのクラスメイト達が固有スキルがレベル3前後になっているので、各自武器を召喚して、男子はカッケーと年甲斐もなく……いや、そう言えばまだ学生だったのか、まあ、うん、はしゃいでいたり、女子の皆も若干興奮していた。
中には、自分が訓練で使っていた武器とは違ったり、自分が使いたい武器で無く、悲しんでいた奴もいたのだが、まあ、ご愁傷様です。
という訳で、大きな変化をしつつクラスメイト達は訓練に励んでいた。
それから更に一ヶ月近くが経った。
何?時間が経つのが早いだって?特に余り変わらなかったんだよ。ただ単純に基礎に忠実にスキルレベルアップや獲得、そして戦闘行為に慣れるようにと訓練に励んでいたんだよ。
お陰で、個人個人がここの騎士長さんに2本に1本勝利する程までの実力がついたり、魔術面では、初級・中級・上級といって、殆どの人が上級まで扱う事ができるようになったのであった。勿論、魔術自体の開発はまだ魔術文字を完璧に覚えていないらしく、オリジナルの魔術を扱う者はいないのだが、それでもかなり急速な技術向上である。それに中には上級の一つ上の難易度超級を扱ったり、火や水などの基本属性から派生・難易度が高い上級の属性魔術を扱う者がいた。
まあ、その位だな、この一か月間は。
てな訳で、相当実力を身に付けたという事で、若干早いのだが、以前メイドから聞いた通り遂に実践訓練という訳で、明日から実践訓練をするようであった。
その一方で、俺達が知らない内に事態が進んでいた。
今回もこの作品を読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字や感想や評価なども頂けたらありがとうございます。
次回は、すみません投稿が遅れます。(正確には超越者の冒険録の投稿を進めます。(若干時間軸が遅れていますので)
次回もよろしくお願いします。
そして、別作品の『超越者の冒険録』もお願いします。
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