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~第3幕~

 俺は残す有給消化を洋服の買い物に費やせば、ツーリングで遠出するなどして過ごした。デパート施設内を歩く警備員、駐車場の出入り口に着く警備員。俺は彼らの頑張る姿をそっと眺めてみたりした。



 しかしどこにも踊る警備員なんていなかった。



 俺は自宅PCから「ニッコリ警備」を調べてみた。勿論HPもある普通の上場企業だ。写真で警備服を着てきめている中年男性はきっとモデルなのだろうな。ユニフォームも渋い紺色で以前目にした艶やかなものではない。



 ここで1つの仮説が脳裏に浮かび上がった。



 俺が見たたけし叔父ちゃん、俺が見たダンシン警備は幻じゃないのか?



 10年務めてきた仕事を辞めた俺だ。その仕事を終えて、疲れやら不安やらが溜まって、当たり前の光景が可笑しな光景に脳内変換されていたのかもしれない。



 思い立った俺はたけし叔父ちゃんに電話した。



「もしもし、たけし叔父ちゃん、いま大丈夫?」

『お~嘉男、やるらしいって?』

「耳が早いね。ちょっと聞いてみたい事があるのだけどさ……」

『何だい?』

「たけし叔父ちゃん、仕事している時にふざけて踊っている?」

『そんなことしねぇよ!! 真面目に仕事するさ!!』

「だ、だよね……うん、ごめん」



 それから俺はたけし叔父ちゃんと適当に話して電話を切った。



 パソコンのディスプレイに映し出されているのは全身ピンクのユニフォームに、胸ポケットにはこれでもかという程にあざといハート印のマーク。そして変顔に大胆なポーズをとっているハイカラな中年警備員が映った写真だった。



 俺はそれを確認せずに、飲みかけのストロングゼロを飲み乾した。そしてそのままベッドへ飛び込むようにして臥床した――

∀・)小休止。また1時間後。

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